iPhoneのアプリを“ゲームパッドで”遊んでみよう! タッチ操作よりも快適に遊べそうな10作品を紹介
ちなみにPlayStationやXboxのシリーズのゲームパッドは,以前のOSアップデートで対応済みである。「ゲームは物理パッドで遊ぶに限る!」という人も,少し気になっているかもしれない。
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だが,実際にiOSアプリをゲームパッドで操作するには,OSだけでなく各ゲームタイトルの対応も必要となる。そして困ったことに,App Storeや各スマホゲームの公式サイトでは,ゲームパッドの対応状況が記載されていないケースがほとんどだ。そのため,ゲームパッドで遊べるアプリを探すことが困難な状況となっている。
そこで今回は,実際にいくつかのゲームパッドで動作検証を行ったうえで,タッチ操作よりも快適に遊べると感じたiPhone向けアプリを10作品紹介しよう。
各ゲームパッドのペアリング方法について
以下の各キャプションに記載する方法で“ペアリング待ち”の状態にしたうえで,iPhone/iPadの[設定]アプリから[Bluetooth]を選択することで,ペアリングが行われ使用可能になる。
なお,何らかの原因でゲームパッドを認識しなくなった場合は,デバイス側のBluetooth接続を一度オフにしてから再びオンにすると,再認識することが多いので覚えておこう。
【Nintendo Switch Joy-Con】(※公式サイト)
レールの中央にあるシンクロボタンを長押し。ちなみにJoy-Conは,左右セットと片方のどちらでもペアリング可能だ
【Nintendo Switch Proコントローラー】(※公式サイト)
USB-Cコネクタの隣にあるシンクロボタンを長押し
【DualSense ワイヤレスコントローラー】(※公式サイト)
PSボタンとクリエイトボタンを同時に長押し
【Xbox Elite ワイヤレス コントローラー】(※公式サイト)
USB-Cコネクタの隣にある接続ボタンを長押し
「原神」
HoYoverseの「原神」は,国内のスマホゲームのセールスランキングで常に上位にランクインしている(※関連記事)。それだけに,原神をタッチ操作でしか遊んだことのない人は多いのではなかろうか。本作はマルチプラットフォーム展開が行われており,ゲームパッドへの対応が前提に作られているので,ぜひこの機会に試してみてほしい。
ゲームパッドをペアリングした状態で原神を起動すると,ゲーム内オプションの[操作]にて操作方法を切り替えられる。ゲームパッド操作時は,各UIの隣に対応するボタンが記されるので,戸惑わずに遊べるだろう。各ボタンに割り当てる機能や,アナログスティックの感度なども調整可能だ。
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「原神」ダウンロードページ
「ROBLOX」
世界中のユーザーが制作した,多種多様なミニゲームをオンラインで遊べるプラットフォームの「ROBLOX」。日本における知名度はそれほど高くないが,ワールドワイドで見ると,1日の平均アクティブユーザー数(DAU)は5880万人,全世界における前四半期のセールスランキングは5位という化け物アプリである(※外部リンク)。
ROBLOXのミニゲームをゲームパッドで遊べるかどうかは制作者次第となる。とはいえ,今回調べた範囲内では,ユーザーから高評価を得ているミニゲームの多くがゲームパッドに対応していた。バーチャルパッドで操作するタイプのミニゲームが多いこともあり,ゲームパッドとの相性はとても良い。
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「Roblox」ダウンロードページ
「Apex Legends Mobile」
繊細なエイムを要するFPSは,人によってはタッチ操作でプレイするのが特にキツいジャンルであろう。そのことが関与しているのかどうかは不明だが,「Apex Legends Mobile」や「Call of Duty: Mobile」のように,ワールドワイドで人気を博しているスマホゲームのFPSの多くがゲームパッドに対応している。
ゲームパッドを接続してApex Legends Mobileを起動すると,特に何もせずとも各種UIが切り替わる。もちろんキーカスタマイズも可能だ。FPSは好きだけれど,スマホで遊ぶのを敬遠していたようなPC出身のコアゲーマーも考えが変わるかもしれないので,「パパパッドでFPSwww」などと茶化さずに一度試してみてほしい。
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「Apex Legends Mobile」ダウンロードページ
「アスファルト9」
「アスファルト9」は,Gameloftが手掛けるレーシングゲームである。シミュレーターというよりはカジュアル寄りのゲーム内容で,レーシングゲームに不慣れな人でも,ドリフトやニトロ,そして360度のスピンを繰り出してのド派手なレース展開を存分に楽しめる。
本作のゲームパッド操作は3種類のプロファイルが用意されており,初級者から上級者まで広く対応している。ジャイロにも対応しており,ゲームパッドを傾けてのステアリング操作も可能だ。レース以外のガレージ等におけるメニューもゲームパッドで操作でき,アナログスティックのほか十字ボタンにも対応している。ゲームパッドへの対応は満点といってよい。
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「アスファルト9:Legends」ダウンロードページ
「アルビオン・オンライン」
「アルビオン・オンライン」は,ドイツのゲームメーカーのSandbox Interactiveが手掛けるMMORPGである。ミニチュアライクなプレイヤーキャラで,精巧に作られた世界を冒険するという,見るからにドイツ産らしい(偏見?)ゲームだ。今年の9月に待望の日本語対応が行われており,「MMORPGは好きだけど近年のタイトルはカジュアルすぎて……」という人にもオススメの一作である。
スクリーンショットを見てのとおりUIも緻密なのだが,ゲームパッドの各機能を駆使して,しっかりと対応している。ショルダーボタンやアナログスティックの押し込みまで割り当てられており,チャット以外の大部分がゲームパッドでプレイ可能だ。
ちなみに本作は,クロスプラットフォーム対応かつ同じアカウントを流用できるので,もしiPhoneの画面サイズの小ささが気になったら,デスクトップ機に切り替えて遊ぶのもよい。
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「アルビオン・オンライン」ダウンロードページ
「DYSMANTLE」
「DYSMANTLE」は,終末世界を舞台に繰り広げる,トップビュー形式のサバイバルゲームである。プレイヤーキャラ以外に生きている人間はおらず,ゾンビが跋扈するなか,誰にも気兼ねせずにオブジェクトを破壊しまくって素材を集め,アイテムをクラフトしながら過酷な世界を生き抜くのだ。
ゲームスピードがそれほど速くなく,タッチ操作でも問題なく遊べるが,ゲームパッドだともっと遊びやすい。というより,バーチャルパッドでプレイヤーキャラを動かす類のスマホゲームは,総じてゲームパッドの方が遊びやすい。もともと本作はコンシューマやPC向けにも開発されており,ゲームパッドへの対応もバッチリだ。
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「DYSMANTLE」ダウンロードページ
「Grimvalor」
メトロイド/キャッスルヴァニア系からは「Dead Cells」をピックアップしたかったのだが,iOS版は起動不能のバグが長らく放置されているので注意してほしい。今回は代わりに,Dead Cellsに負けじと劣らない名作の「Grimvalor」を紹介しよう。ダークファンタジーの雰囲気がたっぷり感じられるダンジョンを華麗な剣術で攻略する本作は,このジャンルが好きなゲーマーならきっと気に入るはずだ。
繊細なアクションを実現する一方,移動操作は左右のみという仕様で(上下の操作は無い),バーチャルパッドでも遊びやすいように工夫がされているが,やはりゲームパッド操作に軍配が挙がる。画面内の任意の場所をタップするような状況では,仮想ボタンをアナログスティックで動かすことができ,ゲームパッドへの対応に抜かりはない。
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「Grimvalor」ダウンロードページ
「Downwell」
「Downwell」は,靴底から弾丸を発射できるガンブーツを駆使して,井戸の底へひたすら降りていくアクションゲームである。最近では,主人公がインディーゲーム開発者という設定のTVドラマ「アトムの童(こ)」にも登場しており,再び話題となっている(※関連記事)。アクションゲーム好きにとっては言わずと知れた名作だが,2015年に発売された結構古い作品なので,こうやって若い人にも向けてあらためて周知されるのは良いことだろう。
操作ボタンが左右とジャンプのみという,極めてシンプルな仕様もあるのか,アクション性が高いにもかかわらず,タッチ操作でも遊びやすい珍しいゲームである。とはいえ,ゲームパッドだともっと遊びやすくなるのも事実だ。買って損のない一作なので,未プレイの人はこの機会に,ぜひ。
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「Downwell」ダウンロードページ
「クロノ・トリガー」
スクウェアやエニックスの旧作RPGは名作が目白押しだが,スマホ向けに移植されたタイトルの多くがゲームパッド操作に対応していない。これらのタイトルをプレイするときに,オリジナル版を遊んだ当時の記憶がよみがえる人は多いはずだが,バーチャルパッドしか選べないのでは興が削がれてしまわないだろうか。
今回動作検証を行ったなかでは,スーパーファミコンを代表するRPGの一作である「クロノ・トリガー」が,ゲームパッドに対応していた。実は本作は,10年以上前に買い切り型のアプリとして登場しているのだが,その後もゲームパッド対応を含む大型アップデートが何度も行われている。かつての名作に対し懇切丁寧なサポートが行われていることが感じられ,個人的に同作ならびに同社をあらためてリスペクトしたいと思えた。
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「クロノ・トリガー」ダウンロードページ
「Wizardry外伝~戦闘の監獄~」
ダンジョンRPG「ウィザードリィ」を,コンシューマ機でプレイしたことがある人にとって,軽快な動作は必須条件であろう。軽快な動作が損なわれるくらいなら,背景などワイヤーフレームでも構わないと考えるのがWizフリークという人種である。トレハンに没入するにつれ自然と高速入力になっていく本シリーズを,バーチャルパッドでプレイするのは土台無理というものだ。
その点,日本におけるウィザードリィの第一人者が手掛けたスマホ版「Wizardry外伝~戦闘の監獄~」は,言うまでもゲームパッドに対応している。もちろん動作もサクサクだ。有料版のほか,地下2階まで遊べる無料版も用意されているので,最初はこちらで試してみるのもよいだろう。
なお余談になるが,Wizardryライクなインディーゲームの「Wandroid#1R」「NIZ」もゲームパッド操作に対応しているので,せっかくの機会だし紹介しておこう。
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「Wizardry外伝~戦闘の監獄~」ダウンロードページ
ゲーマーの選択肢が増えたことは大歓迎
今後のゲームメーカー各社の対応に期待
筆者がファミコンブーム直撃世代ということもあるのだろうが,今回数十本のアプリを検証して,「やっぱりゲームパッドは良いな!」とあらためて思えた。これはアクションゲームで顕著だったが,ゲームパッドを握る手に思わず力がこもるような状況では,押し込んだ指に対するクリック感が得られること自体が,プレイして快感を覚えるのだ。
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もちろん,タッチ操作によるメリットはたくさんある。スマホのネイティブ世代にとっては何ら不満を感じていないかもしれないし,単純に筆者がロートルなだけという可能性も十分にある。
だが,iOS 16で主要コンソール機のゲームパッドが一通りサポートされたいま,ユーザーの選択肢のひとつとして,ゲームパッド操作が用意されるに越したことはないはずだ。メーカー各社が今後対応してくれることに期待したい。
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