紹介記事
冒険しながら運動できる「リングフィット アドベンチャー」は“冒険だけ”じゃない。好みの運動やセットメニューで身体が動かせる各種モードを紹介
「リングフィット アドベンチャー」は,「リングコン」と「レッグバンド」というフィットネス器具のような2つのコントローラを使い,収録されたさまざまなフィットネスを行いながら冒険を進めることで運動習慣が身につくという“フィットネスアドベンチャー”だ。その名の通り,リング状のコントローラを使ってフィットネスをしながら冒険(アドベンチャー)するわけだが,それ以外にも,トレーニングのみに集中できるモードもしっかり用意されているのだ。
本稿では,プレイヤー自身が好きなときに好きな運動を選んだり,自分の目的に合わせた運動メニューを設定したりできる「お手軽」「カスタム」「ながらモード」という3つのモードを紹介しよう。メインのモードとなる「アドベンチャー」は,10月3日に掲載した先行体験記事にて詳しく紹介しているので,気になる人はこちらも合わせてチェックしてほしい。
「リングフィット アドベンチャー」公式サイト
Switchで理想のカラダづくり。ゲームを楽しみながら無理なく運動できる「リングフィット アドベンチャー」先行体験レポート
任天堂が2019年10月18日に発売を予定しているSwitch向け新商品「リングフィット アドベンチャー」は,フィットネス器具のようなコントローラで冒険しながら運動する“フィットネスアドベンチャーゲーム”だ。なんとも気になる本作の試遊版が4Gamer編集部にやってきたので,さっそく身体を動かして体験してみた。
60種類を超えるフィットネスやミニゲームで,
自分好みのセットメニューを組んで運動しよう
「リングフィット アドベンチャー」には,60種類以上というフィットネスやミニゲームなどの運動が収録されている。アドベンチャーモードでは,敵と戦う技「フィットスキル」として登場するフィットネスはレベルが上がるごとに新たな技として開放され,身体のさまざまな部位を使うミニゲームはマップ上のイベントとして登場するといったように,冒険を進めていくことでできる運動が増えていくのだが,そのほかのモードでは最初からすべての運動を選択できる。
「お手軽」モードでは,運動が「シンプル」「ミニゲーム」「セットメニュー」という3つのタグで分類され,プレイヤーが好きなときに単体もしくはセットメニューで楽しめる。
「シンプル」は,ひたすらリングコンを押し込む「大胸筋チャレンジ」やもも上げを繰り返す「大腿四頭筋チャレンジ」といった,制限時間内に指定された動きを繰り返して気になる部分をピンポイントに鍛える運動がまとめられている。
結果はランキングとして表示されるので,昨日より今日の自分のランキングが上にいくようになると,明日のフィットネスが待ち遠しくなるはず。チャレンジでは物足りないという人には,さらに上の「ストイック大胸筋」「エンドレス三角筋」という運動も待っているので,筋肉が喜ぶ声に耳を傾けつつさらにその筋肉を追い込んでみよう。
同じデータでプレイしているほかのプレイヤーのランクも表示される |
チャレンジを楽にこなせるようになった人も,ストイックに,そしてエンドレスに筋肉を追い込める |
「ミニゲーム」のタグでは,スクワットやランニング,腰のひねりといったさまざまな身体の動きでキャラクターや道具を操作して楽しむゲームがまとめられている。
スクワットをしながら水平に持ったリングコンを押したり戻したりして美しいツボを作る「ろくろ回し」,リングコンの押し引きで円形のステージのあちこちに出てくるロボットを叩く「モグラたたき」など,運動としてはもちろんゲームとしてもなかなかのやり応えあるものが多い。難度は初級と上級があるので,こちらも「シンプル」と同様に,技術と運動量が向上した際に次なるステップに進める。
「セットメニュー」タグは,その名の通り「リングフィット アドベンチャー」に収録されている運動で組まれたセットメニューがまとめられているタグで,鍛えたい部位や気になるところのシェイプアップ,改善したい部分などを徹底的にトレーニングを選択できる。メニュー名も「体幹の強化」「スタミナアップ」「ぽっこりお腹改善」「腰痛改善」とひと目で分かるものとなっており,力の強さも「強 / 中 / 弱」の3段階で調整可能だ。
各運動では,謎のロボットが1回ごとの動きをしっかり採点してくれる。これがなかなか厳しく,ちょっとでも姿勢が悪かったり身体の動きが足りなかったりするとガクンと減点されるので,高得点をキープすることを意識して運動すれば,正しい姿勢と動きが身につくはずだ。
最高点数は100点で,動きが悪いと平気で10点台などの低得点が出る |
セットメニューをひと通りこなすと平均点が表示されるので,どれくらい安定した動きができたか確認しよう |
さらに「カスタム」モードでは,フィットネスとミニゲームを自由に組み合わせて,自分だけのセットメニューを作れる。最大10個の運動を選ぶことができ,フィットネスの回数やミニゲームの難度も個別で設定が可能だ。
メニューを組む際のベースとなる「おすすめパック」が用意されている。これは,自身が気になるカテゴリを選択するとそれにあったフィットネスやミニゲームがランダムに選ばれるというもので,そこからフィットネスを足したり引いたり,回数を変更したりというように,自分自身に合ったメニューに調整できる。「自由に組み合わせてください」と言われてもフィットネスに心得がなければ簡単にはできないが,これなら安心して自分なりのセットメニューを作れるだろう。
テレビやモニターに向かって運動できないというときも,リングコンのみでできることがある。それが「ながらモード」だ。
これはSwitch本体がスリープ状態の間もリングコンの押し引きの回数を記録するというモードで,達成回数によってアドベンチャーモードで使えるアイテムがボーナスとしてもらえる。記録される回数は最大500回で,ボーナスは1日1回。シンプルな運動であればゲーム画面なしでも行えるので,「ガイドなしでも正しい動きができる」というフィットネスがある人は試してみるといいだろう。
日ごろの運動不足が気になっていた筆者は,アドベンチャーモードや今回紹介した各種モードの先行体験を通して「これなら続けられる!」と感じられた。リングコンの強度,床に座ったり寝そべったりする運動も多いためある程度スペースがいる,本格的に運動するならヨガマット的なものが必要などいくつか気になる点はあるが,ゲームを楽しみながら運動できる本作は,これまで運動習慣をつけたかったけどなかなか継続できなかったという人,とくにゲーム好きにはオススメできる作品だ。
ここで紹介した「シンプル」や「ミニゲーム」,そして各種フィットネスは,すべて公式サイトにて動画付きで説明されているので,実際にどんな運動をするのか気になる人はこちらをチェックしておこう。
※画面は開発中のものです。製品版とは異なる場合があります
公式サイトのフィットネス / ミニゲーム / シンプルの紹介ページ
「リングフィット アドベンチャー」公式サイト
- 関連タイトル:
リングフィット アドベンチャー
- この記事のURL:
キーワード
(C)2019 Nintendo