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Apple Arcadeの新作タイトルが続々と準備中。11月中に配信予定の「Takeshi and Hiroshi」「GUILDLINGS」をさくっとレポート
「Takeshi and Hiroshi」(タケシとヒロシ)
最初に紹介する「Takeshi and Hiroshi」(タケシとヒロシ)は,日本のゲームメーカーであるオインクゲームズ(Oink Games)が手がける,本邦初公開となるタイトルである。
ゲームの主な登場人物は,ゲームクリエイターを目指す中学生のタケシ君と,その弟である小学生のヒロシ君。タケシ君が現在作っているゲームは,勇者やモンスターなどのキャラや,背景グラフィックスしかできていないのだが,早くゲームが遊びたいヒロシ君に対し見得を切ってしまう。ヒロシ君がゲームを遊ぶ裏で,タケシ君がリアルタイムでゲームを操作してモンスターを登場させるという手段に出たのだ。
具体的にプレイヤーは,ヒロシ君が操作する勇者に対し,さまざまなモンスターをあてがうことになる。ヒロシ君には「ドキドキ」「タノシサ」のパラメータが用意されており,適切なバランスのモンスターをあてがうと,これらが上昇するという仕組みだ。
仮に弱すぎるモンスターをあてがうと,簡単にクリアできてしまうのでヒロシ君は「ドキドキ」も「タノシサ」も得られない。また,モンスターが強力すぎると「ドキドキ」は得られるが,やられてしまうので「タノシサ」は満たせないのだ。
チャプターが進むとパーティメンバーの人数や,「絶対回避」などのゲーム内のアクションが増える。もちろん敵も強力になり,バトルも複雑さを増すが,そういったなかドキドキとタノシサを提供するゲームバランスを実現するのだ。
また,ステージが進むとタケシ君とヒロシ君の境遇が変化するストーリー部分にも注目してほしいとのことだった。
「オインクゲームズ」公式サイト
「GUILDLINGS」
プレイヤー率いるギルドには5名前後の仲間が加わり,適宜チェンジしながら冒険を行う。これらの各キャラはNPCとの会話などに応じて,“気分”のパラメータが変化。あるキャラは興奮状態になると高い壁を上れるようになるなど,気分を活用することで攻略できるギミックが多々設けられているそうだ。
どうやら脱出ゲームとRPGがミックスしたような内容のようで,短時間の紹介では全体像を把握できなかったが,あのThrees!の開発チームということで興味を持つ人も多そうである。海外ではタイトルが発表済みで,開発初期段階のトレイラーも公開されていたので,興味を持ったら以下のムービーもチェックしてほしい。
「GUILDLINGS」公式サイト(英語版)
Apple Arcadeの経験者ならよくご存じかと思うが,このプラットフォームでは未公開の新作タイトルのみが配信されている。本稿で紹介したほかにも,坂口博信氏(ミストウォーカー)の「FANTASIAN」や,Will Wright氏(Gallium Artists)の「Proxi」など,そうそうたるラインナップが現在開発中だ。ゲーム業界的にも意欲的なサービスで,またお試し期間も用意されているので,iOSデバイスを所持している未経験者は,まずは一度試してみよう。
「Apple Arcade」公式サイト
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