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[TGS 2019]ゲームならではの体験にこだわったゲーム「FAIRY TAIL」。最新情報が公開されたスペシャルステージをレポート
原作について簡単な紹介をした後,どういった経緯でゲーム化が決定したのかが質問された。これについて菊地プロデュサーは「講談社さんのほうからお話を頂き,自分も含めスタッフにファンが多くいたこともあり,ゼネラルプロデューサーの鯉沼に相談をしました」と述べていた。また,原作を手掛ける真島ヒロ氏も「ぜひ家庭用で」と熱く望んでいたようで,“相思相愛”で制作を進めているそうだ。
続いてゲームの魅力を紹介するコーナーへ。本作は「天狼島編」を序章とし,その後廃れてしまったギルドを復興させ「大魔闘演武編」へつながっていく,というのがストーリーの前半になっている。原作のどこまで収録されているのかというのはまだ明かせないそうだが,ラストまでではなく,途中の話を濃い密度で描き,キャラクターごとのストーリーや,オリジナルの依頼が用意されているという。
なお,どの部分を収録するかはかなり検討したそうだが「昔からのファンだけでなく最近ファンになった人も楽しめる範囲で」「ある程度キャラクターが揃っているほうがゲームとしても楽しめる」といった理由から決定したとのことだ。
本作にはプレイアブルキャラとして10名以上が仲間になるそうで「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」だけでなく,別のギルドからも登場し,ゲームならではの夢の共演を見ることも可能だという。スライドの画像には,紹介された5名のほかにも黒く塗りつぶされた状態で表示されていたのだが,3キャラほどシルエットの形がかなり特徴的で,鯉沼氏に「隠す気ないでしょ」と突っ込まれていた。
次にゲームシステムの紹介へ。「原作のままではコミックなりアニメなりで済んでしまうので,ゲームならではの体験や組み合わせなどを重視して制作している」とのことで,ゲームならではの要素としてギルドの成長システムが紹介された。
本作は「ギルドで依頼を受けて,各地で冒険し,戻ってギルドを発展させる」という流れになっているそうで,最初は廃れた殺風景なギルドだが,リクエストボードは依頼が増えたり,ショップは買えるものが増えたりと,各施設を発展させることにより,ギルドがどんどん強化されていく。また,研究所ではマップ上のアイテムから原作でも登場する魔法の水晶「ラクリマ」の作成が行えるようになるそうだ。
このほかにも“ゲームならでは”の要素のひとつとして,マグノリアの街が紹介された。コミックやアニメでは,場面の1つとして1部しか見ることのできないマグノリアが3Dで再現されており,これには大原さんも「胸熱ですね」と大興奮していた。なお,こちらの紹介中には(うっかり漏らしてしまった様子だったが)「街中ではバトルも……」という気になる発言があった。
その後「FAIRY TAILといえばなんといっても魔法バトル」ということで,各キャラクターが技を放つシーンを,実機での映像で確認できるムービーが公開された。先程紹介された5キャラクターが次々と登場しそれぞれの技を披露していく中,動画の最後には,初公開となるキャラクター「マカロフ」が登場した。
この動画を見た大原さんは「キャラクターが技を発動するのは仲間や誰かを救うためのシーンが多いので,そういったエピソードが込み上げてきた」と,涙があふれるほど感極まっていた。
ステージ終了の時間も迫り,最後に鯉沼氏に本作へのこだわりが質問されたところ「原作のファンには普段ゲームをプレイしない方もいると思うので,そういった人も楽しめるようにといった部分と,“ゲームならでは”の新しい体験を感じてもらえるように」と述べていた。
10月には,実機を使って,バトルシーンや未公開のキャラクターなど,さらなる新情報を公開する生放送が行われるとのこと。本作の最新情報を追いたいという人は,そちらも忘れないようにチェックしておこう。
[TGS 2019]「FAIRY TAIL」菊地啓介プロデューサーインタビュー。キャラクター・絆・ギルドの成長物語をガストブランドがRPGへと昇華する
コーエーテクモゲームスのガストブランドが2020年に発売を予定している「FAIRY TAIL」。ファンとしては,本作がどのようなゲームになるのか,原作におけるどのストーリーをベースにしているのかなど,気になることは多いだろう。そこで本作のプロデューサー菊地啓介氏に,ゲームの詳細を含めていろいろ聞いたので,その内容をお届けしよう。
「FAIRY TAIL」公式サイト
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FAIRY TAIL
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(C)真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京 (C)コーエーテクモゲームス
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