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サイバーパンクな世界で孤児の少女とロボットの友情を描く。アドベンチャーゲーム「ENCODYA」がクラウドファンディングの目標額を達成
本作は,企業による統治が行われているという2062年のディストピア“ネオ・ベルリン”が舞台で,社会の隅でスクラップパーツを集めながらも孤児として逞しく生きる9歳の少女ティナと,彼女のガーディアンとしてプログラムされたポンコツロボット「SAM-53」の友情を描いた作品になっている。
物語の詳細は不明だが,ティナの父親が残した「グレイネス(灰色をオマージュした何かの隠語)から世界を救う」という遺言を遂行するためのミッションを行っていくことになるようだ。ティナとSAMの双方でプレイが可能で,5000種にも及ぶセリフが用意されているとのこと。
公開されているトレイラーでは,ティナとSAMが中古パーツショップや日本風ラーメン屋などを散策していく様子や,ヘッドマウントディスプレイを付けて快楽を求める“サイバージャンキー”の姿などが紹介されている。
アートワークが非常に細かく,ドイツ首都の未来を思わせながらも日本語や中国語,そして韓国語といったネオンサインが立ち並ぶ街が美しく描かれている。ネオ・ベルリンには50にも及ぶ地域が存在するとのことで,これらの広大な世界を探索して回ることになるのは間違いないだろう。
現時点では2020年12月の完成を目途に,英語とドイツ語で開発が行われているという。今年の3月にリリースされた,CGアニメ「Robot Will Protect You」のトレイラーも公開中なので,続報を待ちつつこちらもチェックしておこう。