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秋のプロセカ大会「プロジェクトセカイ Championship 2022 Autum powered by ヴァイスシュヴァルツ」をレポート
本大会も春の大会に続き,3人1組で戦うチーム戦となる。
プロセカ公式大会「プロジェクトセカイ Championship 2022 Spring powered by ヴァイスシュヴァルツ」をレポート
リズムゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」の公式大会「プロジェクトセカイ Championship 2022 Spring powered by ヴァイスシュヴァルツ」本戦が,2022年4月30日に開催された。3人1チームの戦いが生んだドラマの行方に注目だ。
本大会では2回のオンライン予選を経て,勝ち残った7チームと前回大会の優勝チーム「ちから」の計8組が本戦トーナメントで激突した。
当日の模様は無観客のオンライン配信で提供され,大会進行はお笑いトリオ「ジャングルポケット」の太田博久さん,プロセカのオリジナルユニット「MORE MORE JUMP!」の日野森 雫を演じる本泉莉奈さん,実況・解説は前大会から引き続き,柴田将平さんと社築さんが務めた。
大会ルールは春と同様,大会専用モードを用いて,チーム全員が課題曲をプレイし,そのスコアの合計値で競い合うというもの。
課題曲は何十曲も存在し,対戦前にそのうち9曲がピックアップされ,各チームはそれぞれ2曲ずつBAN(除外)をし,残った5曲からチームごとに1曲ずつ,ランダム選曲を加えた計3曲で戦う。
決勝ではさらに“大会初公開の新曲”を加えた4曲目も存在する。
なお,勝敗を決するためのスコアは楽曲プレイにおける「PERFECT」3点,「GREAT」2点,「GOOD」1点,その他は0点で計上される。
「プロジェクトセカイ Championship 2022 Autum powered by ヴァイスシュヴァルツ」YouTube動画
「プロジェクトセカイ Championship 2022 Autum powered by ヴァイスシュヴァルツ」特設サイト
手に汗握る熱戦が続いた
準々決勝〜準決勝
準々決勝の第1試合は「E.D.N」vs.「unofficial club」。
課題曲は「ポジティブ☆ダンスタイム」「劣等上等」「ピアノ×フォルテ×スキャンダル」の3曲となった。
E.D.N側はつきしろ選手,り選手がともにAP(オールパーフェクト)を達成し,完璧な試合運びを思わせたが,unofficial clubのチーム3人がそれぞれGREAT1で抑える安定したプレイを見せ,一歩及ばず。
先んじて,unofficial clubが準決勝へと進出した。
準々決勝の第2試合は「ちから」vs.「才能」。
課題曲は「未完成讃歌」「フィクサー」「しっくおぶはうす!」。
ちからは前回優勝チーム,才能は3人とも(音ゲーの練度でよく知られる)韓国の実力派プレイヤーという,準々決勝とはいえ,本戦1回戦で見るにはもったいないカードとなった。
試合は1曲目,2曲目とも才能側がやや振るわず,ちからがリードを広げる。3曲目で逆転を狙いたい才能側のSTK選手だったが,ちからのかん選手がそれを阻むかのように実力をいかんなく発揮し,互いにAPというすばらしい試合内容に。結果,ちからが準決勝へと駒を進めた。
準々決勝の第3試合は「QAP部」vs.「Citrus Harmony」。
課題曲は「ONESELF」「右肩の蝶」「てらてら」。
今回が大会初出場だというCitrus Harmonyのみちるまま選手が,QAP部のプリン_Q部選手と互角のGREAT1勝負を終えると,2曲目もなんとGREAT1で引き分ける両チーム譲らぬ展開に。勝負が決まる3曲目の序盤,痛恨のGREATを出してしまったCitrus HarmonyのMiRaRii*選手に対し,QAP部のsprite_Q部選手はノーミスのまま盤石のAPを記録。
わずかGREAT1の差。それでも勝利をつかんだのはQAP部だ。
準々決勝の第4試合は「きらきらろっじ」vs.「腐瑠八」。
課題曲は「グッバイ宣言」「君色マリンスノウ」「にっこり^^調査隊のテーマ」。
準決勝進出のラスト1枠を決める試合の1曲目,腐瑠八の腐食選手が安定したプレイで2曲目につなぎ,瑠璃選手がAPを達成すると,続く3曲目でバトンを渡されたHPS選手も連続AP達成という,この上ない結果に。
圧倒的な力量を見せつけ,腐瑠八が勝利を手にした。
準々決勝を勝ち上がった4チームによる準決勝。
先に行われたunofficial club vs.ちからでは,数多くの音楽ゲーム歴と,それに連なる実力を備えた強豪チームが,前回優勝チームに挑む形となった。1曲目「テオ」では,unofficial clubのmatezon選手がAPを達成し,ちからのたくあん選手に大きくスコア差をつける。
やや状況が傾いた2曲目「ヒバナ -Reloaded-」で差を縮めたいちからであったが,unofficial clubのヒグルース選手がそれを阻む好プレイで3曲目「バグ」につなぎ,ちからのマギサ選手も奮闘するものの,unofficial clubのぐれいしあ選手がリードを守りきる。
個人対決ではマギサ選手に軍配が上がっていたが,これはチーム戦。合計スコアでの逆転はかなわず,前回優勝チームが準決勝で姿を消す代わりに,unofficial clubが先んじて決勝進出を果たした。
続くQAP部 vs.腐瑠八の1曲目「フロイライン=ビブリォチカ」では,QAP部のがう。_Q部選手と,腐瑠八の腐食選手が激突。
序盤,がう。_Q部選手がGREATを出してしまう一方,堅調にAPペースを保っていた腐食選手だったが,終盤でGREATを叩いてしまい,結果的に両者GREAT1ずつの引き分けで2曲目に進む。
2曲目「Brand New Day」では,中盤以降の難所でややGREATが目立つ流れとなったが,腐瑠八の瑠璃選手が終盤でやや崩れてしまい,BADとMISSを一つずつ出したことで,試合はQAP部がリードする。
そして迎えた3曲目「ゴーストルール」。QAP部のsprite_Q部選手と,腐瑠八のHPS選手が対決。同レベル帯でも譜面難度が高いとされる本楽曲では逆転も起こりやすいとあって,見ている側も力が入る。
中盤までは互いにミスなく進めるが,最初にsprite_Q部選手がGREATを叩き,すぐさま修正したものの,終盤にBADでコンボを途切らせ,難所でも立て続けにGREATが。しかし,HPS選手もAPペースで逆転を狙っていたところ,リズムの女神はMISSを献上。個人戦として見ればHPS選手に勝ち目があったが,合計でわずか2ポイント及ばず。
決勝の席に座る権利は,QAP部のものとなった。
白熱のハイレベルさに目が離せなかった決勝戦
恒例の初公開楽曲は「腐れ外道とチョコレゐト」!
決勝戦は,unofficial club vs.QAP部の戦いとなった。
両チームによるBAN&PICKをとおし,課題曲が「ぼくらの16bit戦争」「マシンガンポエムドール」「脳漿炸裂ガール」に決定する。なお,完全新曲の4曲目は前回大会と同様,3曲目の終了後に発表される。
●1曲目「ぼくらの16bit戦争」(楽曲Lv.33)
決勝戦の1曲目は,unofficial clubのmatezon選手と,QAP部のsprite_Q部選手による,両チームのリーダー対決となった。緊張のなか楽曲がはじまると,matezon選手が開始直後にGREATを出すが,その直後にsprite_Q部選手もGREATを叩いてしまう。
本楽曲は細いノーツやロングノーツの終点に合わせて,通常ノーツがまぎれて流れてくるパターンも多く,ミスが誘発されやすい。
途中でいくつかのGREATを出した両者だが,明暗が分かれたのは終盤。ロングノーツの終点に合わせて,通常ノーツが怒涛となって押し寄せる地帯で,sprite_QAP部選手がまさかのMISS。さらにラストの高速階段でもsprite_QAP部選手がMISSを出してしまう一方で,matezon選手はそれらすべてをコンボでつなぎきり,見事フルコンボを達成する。
matezon選手は自身の得意曲としていた「ぼくらの16bit戦争」で勝ちきり,初戦からQAP部に大きなリードを叩きつけた。
●2曲目「マシンガンポエムドール」(楽曲Lv.34)
続く超高難度曲「マシンガンポエムドール」では,unofficial clubのヒグルース選手と,QAP部のプリン_Q部選手がぶつかる。大量で高密度なノーツが襲い来る本楽曲は,スコアの変動も大きくなると予想され,それをいかに最小限にとどめるかが重要だった。
先にGREAT判定を受けたのはヒグルース選手だったが,中盤にさしかかるとプリン_Q部選手のもとにMISSが。失点差でわずかにヒグルース選手がリードしたかに思われたが,そのヒグルース選手もMISSを出してしまい,スコアの足し引きも混迷。勝敗の行方が分からなくなる。
その後,両者ともにGREATやMISSを生みつつも,体力(および筋力も含む)勝負はラストスパートへ。高速階段,高速トリル,高速乱打といった難関に潜むフリックやロングノーツなど,まさにレベル34という譜面に対しても,両者は持ち前の力量でクリアを果たす。
結果はGREAT,MISSともに少なかったプリン_Q部選手が勝利し,合計スコアでも巻き返し。両チームの差が2ポイントまで縮まった。
●3曲目「脳漿炸裂ガール」(楽曲Lv.32)
ランダム選曲で決まった3曲目「脳漿炸裂ガール」は,前回大会の決勝戦で初披露されたという,縁を感じさせる楽曲。挑むはunofficial clubのぐれいしあ選手と,QAP部のがう。_Q部選手だ。unofficial clubは2曲目の終了時点で2ポイント差をつけており,その差を維持,もしくは広げて4曲目につなぎたいところ。
対するQAP部は差を縮めるか,できることなら逆転したいところ。
序盤は精度勝負となるが,互いにGREATすら見せることなくAPペースで進行する。だが中盤に入るとぐれいしあ選手にGREAT判定が。
がう。_Q部選手のほうは安定してプレイしていた……かに思われたが,こちらも大会の魔力か,途中でGREATを生んでしまう。
以降,両者ともにGREATが出はじめると,ぐれいしあ選手のほうが先に集中力を切らせてしまったか。手痛いMISSによりコンボが途切れてしまう。そこを起点にMISSが連続するも,気持ちをなんとか立て直してフィニッシュ。これにより,がう。_Q部選手もGREAT3ではあったが,フルコンボを維持してのクリアとあり,スコア面でグンと引き離す。
結果,合計スコアもQAP部が逆転,かつ大きなリードを手にして,4曲目に挑むことになった。unofficial clubとしては苦しい展開だ。
●4曲目「腐れ外道とチョコレゐト」(楽曲Lv.34)
決勝の最後に発表された未公開の新規楽曲は,「腐れ外道とチョコレゐト」。SNSなどではいろいろな曲が「次これくるぞ!」と予想されていたが,当たった人はいただろうか?なお「腐れ外道とチョコレゐト」は,ここにきての楽曲LV.34。これまでの大会発表曲で,ここまでの高難度が用意されたことはなかったため,配信の視聴者をはじめ,解説の社さんも口から衝撃を漏らす。
そして,この超高難度曲に初見で挑むプレイヤーが決まる。
unofficial clubからは,初見譜面が得意と自負するmatezon選手。QAP部からは,先の「脳漿炸裂ガール」で好プレイも出したがう。_Q部選手。この両名による,チーム最後の決戦がスタートした。
6人の選手が優勝に手をかけたラストマッチは,序盤から中盤まで精度の高いプレイで,互角の勝負が繰り広げられた。
ただし「腐れ外道とチョコレゐト」はレベル相応のノーツ量は言わずもがな,ロングノーツの合間にはさまる通常ノーツや連続フリック,さらに太いロングノーツに重なって配置される通常ノーツなど,初見の場においてはうれしくない複雑な譜面となっており,そのほか極細ロングノーツ地帯や高速階段,さらにその同時押しバージョンなどと,ハイテンポのなかではさばくことすら難しいノーツがこれでもかとやってくる。
サビからアウトロまでの苛烈な攻勢に,両選手とも連続MISSを抑えきれなくなるが,手元は高精度のまま。そうして見ている人の大半が初見プレイだとは思えないような手さばきで見事クリアする。合計スコアに関してはもはや,どうなったのかも予想できない乱戦だったが。
運命の集計が終わり,両チームの合計スコアが発表される。
集計の結果,秋の公式大会「プロジェクトセカイ Championship 2022 Autum powered by ヴァイスシュヴァルツ」で優勝を果たしたのは,多種多様な音ゲーのキャリア集団「unofficial club」となった。
準優勝チームには大会賞金30万円,壇上で舞い上がる優勝チームには,賞金100万円に加え,TCG「ヴァイスシュヴァルツ」のブースターパック“プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク”が18ボックス,さらにeStreamより1/7スケールフィギュア「初音ミク -RAGE プロジェクトセカイ 2020 Ver.-」3体が贈呈された。
前回大会から,さらに安定したハイレベルプレイが飛び交った今大会。2回目のチーム戦大会とあり,徐々にチームでの戦い方も理解できるようになり,また前回以上に実況・解説の柴田さん&社さんが,配信を大きく盛り上げる名タッグであることを実感させられた。
熱のこもった柴田さんの実況と,丁寧かつプレイヤーの気持ちも代弁できる社さんの解説は,プロセカCSの定番としてぜひ続けてほしい。
そして本稿では最後に,優勝したunofficial clubと,準優勝のQAP部に行った,大会終了後のコメント取りの模様をお届けする。
それぞれのかけた思いと,今後のこと。ぜひ知ってほしい。
「unofficial club」優勝コメント
4Gamer:
プロセカ秋の大会,優勝した今の心境はいかがでしょう。
matezon選手:
実感……ってのがまだないですね(笑)。
僕ら自身,優勝したい気持ちはあれど,「優勝するぞー!」という意気込みを持たずに出場していたんです。それこそ記念出場と言いますか,気負わず楽しんでやりましょう,みたいに。ですから今はまだ,ここまでやりきれたことにただただビックリしています。
4Gamer:
それがメンタルをいい方向に持っていったのかもしれませんね。
matezon選手:
そうですね。(音ゲー歴はみな10年〜20年と長いが,プロセカは最近はじめたばかりの)unofficial clubはこの大会で,革命派の立場というか,ジャイアントキリングを期待される見られ方をしていたので,今はやはり実感がありませんが,気負わずやれたのはよかったです。
ぐれいしあ選手:
僕の場合,優勝したことはすごくうれしいんですけど,この大会では個人的にいいところを見せられなくて。今回は2人に感謝しつつ,「もっと練習します……!」と言わなければならない立場です。
4Gamer:
試合中はプレッシャーを感じていたり?
ぐれいしあ選手:
はい。このチームでは僕が一番感じていました。そもそも大会の出場経験がなかったので,壇上に上がってからは特有の緊張感がすごくて,プレイがはじまったら,大丈夫かなと思っていたんですが……。
全然ダメでした(笑)。
ヒグルース選手:
だんだん(ぐれいしあ選手の緊張が)現れてったよね(笑)。
準々決勝はそんなだったのに,準決勝で怪しくなってて。
4Gamer:
いい経験になりそうですね。
ヒグルース選手はいかがでしたか。
ヒグルース選手:
自分も優勝できたことは,うれしいはうれしいんですが,決勝戦でのプレイ結果が個人的によくなかったので,鼻高々に「優勝したぞー!」と大はしゃぎで喜ぶ気分にはなれそうにないです。準決勝の2曲目「ヒバナ -Reloaded-」をGREAT1で抜けたのは個人的によくやれましたが,相対的に,matezonさんのおかげだった場面が多いですね。
matezon選手:
でも僕がヒバナなんてやってたら,絶対にあんな好成績は出せなかったので,ヒグルース君は本当にすばらしかったし,感謝してます。
ぐれいしあ君も準々決勝の3曲目「バグ」で,最初は怪しかったけど,しっかりと立て直しててすごかったよね。
4Gamer:
そこがチーム戦ならではなんでしょうね。
月並みな質問ですが,優勝の結果を伝えたい人はいますか。
matezon選手:
誰だろ……難しい……ああでも,普段ゲームセンターで一緒に音ゲーをやっている友人たちが一番目かもしれません。
僕は音楽ゲームで知り合った仲間が多いので。
ヒグルース選手:
自分は家族が配信を見ていたので,とりあえず親に「優勝したよ」と伝えておきます。LINEのメッセージも飛んできてますし。
あっ,でも,最初に返事しといたのは会社の人でした(笑)。
matezon選手:
あっ,俺も会社の社長だった(笑)。うちの会社は音ゲーの実業団に入っているので,社長が大会事情とかだいたい知ってて。
4Gamer:
今さっき優勝したばかりですが,次の大会への意気込みなどは。
matezon選手:
実感はないですが,想像はできますね。大会中も優勝が目前となってきたとき,現金な話ですが「これ次のシード枠もらえるんじゃ……?」なんて妄想していたので(笑)。ただ,次もチーム戦大会になるかはまだ分からないので,そこはプロセカCSからの発表を待ちます。
それに見てのとおり,僕らは完璧なプレイを見せつけて優勝したわけじゃなく,足りないところはまだまだあって,それがどれくらいの溝なのかも理解できてしまっているので,次までに足りない部分をどれだけ埋められるか。それが僕らの今後の課題になりそうです。
4Gamer:
溝を埋める実感ができるほどの練習というのは,今までも積み重ねてきたんですよね? 1ノーツの重みを刻んでいく修練というのは,音ゲー界によくいるであろう「難度30にもなると指が10本足りない系」の腕前の私には,どんな感じなのか想像できないのですが。
matezon選手:
1ノーツって感覚ではないかもしれませんね。どちらかというと1小節だったり,ときに1曲丸ごとだったりです。
ヒグルース選手:
うん,1ノーツではカウントしない。Aメロができるようになる,サビができるようになる,そうやって安定の幅を広げていくイメージです。
matezon選手:
とにかく自分が苦手な地帯をどれだけ安定させられるか。そのための小節単位の反復練習が,音ゲーにおける主な練習方法です。溝が埋まるまでの実感を得るのは本当に難しいですが,開幕が難しいとされる「ヒバナ -Reloaded-」なら。とにかく開幕を練習しまくる。
大会中,「(unofficial clubの面々は)10万ノーツ叩いてきた」と解説されていましたが,僕らはこれまで1億ノーツ叩いてきたから。
4Gamer:
なら,来年は2億ノーツに?
matezon選手:
えーっと……春大会があるとして……半年で,1日50万ノーツ……。
ムリムリムリ,ムリです(笑)!
4Gamer:
それくらいの意気込み,期待しています(笑)。
あるいは,打倒優勝チームのカギは「2億ノーツ」ですかね。
「QAP部」準優勝コメント
4Gamer:
準決勝を果たした,今の心境はいかがでしょう。
sprite_Q部選手:
僕らは前回の春の大会で,準々決勝で敗退しました。そのリベンジのつもりで今日ここにやってきたので,とりあえず前回よりもいい成績を残せたことは,大きな収穫だと思っています。
その反面,正直,優勝を狙う気持ちはあったので。最後に負けてしまった悔しさもあって,素直に喜べない感情もあります。
4Gamer:
優勝したい気持ちは,大会のどのあたりで芽生えたのでしょう。
sprite_Q部選手:
明確になったのは準決勝です。相手(腐瑠八)がすごく力のあるチームであることは分かっていて,そこを勝ち抜けたことで現実感が出てきました。とくに2曲目,プリン君が「Brand New Day」でいい結果を出して,スコアリードの状況で僕につないでくれたことで,もしかしたら決勝も,その先の優勝もいけるかもしれないって思いました。
最終的に,両手を上げて大喜びとはいきませんでしたが(笑)。
プリン_Q部選手:
僕は,そうですねえ……プロセカでは前の2大会とも出場させてもらうことができたのですが,いずれも初戦敗退という結果で,自分のミスが原因であるとも理解できていて,それがとても,悔しくて。今回はここまで進めると思っていなかったので,そこは率直にうれしいです。
自分の力は,出し切れたかなと思っています。
がう。_Q部選手:
僕も率直に,決勝までこられると思っていなかったのと,決勝戦で3曲やってリードできて,このままなら優勝もいけるかもと思っていましたが,最後の「腐れ外道とチョコレゐト」で勝ちきれませんでした。
4Gamer:
決勝は逆転に次ぐ逆転で,最後の「腐れ外道とチョコレゐト」が大きく命運を分けた。むしろ「腐れ外道とチョコレゐト」の存在が勝敗を決めたという印象ですが,初見での挑戦は,素直にすばらしかったです。
がう。_Q部選手:
今大会は全体的に楽しんでプレイできましたが,チーム制ということで,自分だけ楽しんでいちゃいけない。みんなのために成果を出さないといけなかったので,結果という面では,やっぱり悔しいです。
4Gamer:
なら,チームだったからよかったことはありますか。
sprite_Q部選手:
僕,高難度楽曲ができないんです。楽曲LV.32を超えると,この大会に出場しているほかの選手みんながAPできるような曲であっても,ミスばかりでとても戦えないんです。だから,僕1人だけだったら,絶対にここまでたどり着けませんでした。
僕らみんな,プロセカがリリースされた約2年前からずっと遊んでいるプレイヤーなので,チームの仲間となってからも信頼し合えましたし,仲間を信頼できるから自分のプレイも軽やかになるしと。そういう,この3人だからこその居心地の良さはずっと感じてきました。
プリン_Q部選手:
sprite君がぜんぶ言ったとおりです(笑)。
sprite_Q部選手:
ごめん,全部言っちゃった(笑)。
4Gamer:
高難度楽曲ができなくても,やりようはあるんだと。
ちなみにBAN&PICKは,誰がどのように決めたのでしょう。
sprite_Q部選手:
BAN&PICKの主導権は,僕がすべて持たせてもらっています。
そのために,みんなの得意不得意の楽曲を記憶していて,課題曲もどれを集中的に練習するべきかを考案して,BAN&PICKで優位性を保てる立ち回りも全部考えてきました。そのうえで,壇上では「〜〜君はこの得意曲のなかでどれがやりたい?」と相談し合って,決めています。
結果的に準々決勝でも準決勝でも,3人ともなるべくやりたい楽曲をうまく選曲できて,戦略的にはよかったと思っています(※)。
※大会中の実況・解説でも触れられていたが,sprite_Q部選手は“日本の最高学府と言えば?”に通う,インテリ派プレイヤー
がう。_Q部選手:
課題曲が決まっているぶん,事前に考えて臨めるのがメリットですし,sprite君には本当に任せっきりなところもありました(笑)。
4Gamer:
現状,次の大会に参加する意思は。
sprite_Q部選手:
次の大会がいつで,形式次第でもありますが,もしチーム戦大会が来年の今ごろの秋開催だったのなら,僕が予定的に合わないかもしれなくて,2人には僕以外のメンバーを引っぱってきてもらうことになりそうです。できれば,この3人でまた挑戦したいって気持ちなのですが。
プリン_Q部選手:
僕もできれば,この3人でまた出場したいです。
がう。_Q部選手:
僕も。でも個人大会でも絶対に挑戦します!
4Gamer:
プロセカの人気,というよりプロダクトとしての今後の使命を考えれば,大会はこれから先,2年後も3年後もあってしかるべきですので,来年でもそのときでも,QAP部のまたの挑戦を応援しています。
sprite_Q部選手:
ありがとうございます(笑)。
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