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賢者様に贈る音楽の魔法。ミチル&ブラッドリーのテーマ曲も披露された「魔法使いの約束 オーケストラコンサート ―Musica Memoria―」レポート
colyがおくる「魔法使いの約束」(iOS / Android。以下,まほやく)の音楽を,オーケストラの演奏で味わえる「魔法使いの約束 オーケストラコンサート ―Musica Memoria―」が,2023年12月15日に東京・すみだトリフォニーホールにて開催された(夜の部は配信あり。2024年1月15日までアーカイブ配信中)。「魔法使いの約束 オーケストラコンサート―Musica Memoria―」アンケートページ
本稿では,ヒースクリフ役の河本啓佑さんと,ラスティカ役の三浦勝之さんが案内役となり,「まほやく」のステキな音楽にどっぷり浸れた本コンサート昼の部の模様をお伝えする。
魔法使いの約束 オーケストラコンサート
―Musica Memoria―
■日程
2023年12月15日(昼,夜2公演)
■会場
すみだトリフォニーホール
■出演者(敬称略)
MC:三浦勝之,河本啓佑
指揮:和田一樹
演奏:パシフィックフィルハーモニア東京
ピアノ:宮本貴奈
アコーディオン:田ノ岡三郎
ドラム:宮本“ブータン”知聡
ギター:岡聡志
サックス:屋嘉一志
■主催、企画、制作:Aetas株式会社
■制作協力:ANY(J:COMグループ)
■譜面製作:株式会社ノイジークローク
■監修:株式会社coly
原作の魅力を残しつつ,
新たな発見があるオーケストラアレンジ
開演前アナウンス……もとい賢者(来場者)のエスコートは,ヒースクリフ(CV:河本啓佑)が担当してくれた。ちなみに音楽家でもあるラスティカ(CV:三浦勝之)は,楽器の調律を手伝っていたとのこと。穏やかでノーブルな彼らは,一緒にオーケストラコンサートを楽しむのに最高の人物だろう。
しかし,ヒースクリフも社交界とは違った雰囲気に,少しそわそわしている様子だ。期待と(厳かな雰囲気への)緊張が入り交じる筆者ら賢者たちと,彼も同じ気持ちなんだなとほほ笑ましい気持ちになった。
コンサートのオープニングを飾ったのは,「まほやく」の世界観をそのまま音楽にしたような曲「月に愛された世界」だ。ゴージャスながらもしっとりとした音色に,一気に月<大いなる厄災>が輝く,壊れかけの世界へと導かれた気持ちになる。
続いて,アプリの主題歌「Cast Me a Spell」が演奏された。オーケストラアレンジされたことで新鮮な印象を受けつつも,頭の中では原曲の歌詞が流れるというステキな経験ができた。
2曲の演奏後にはMCの河本啓佑さんと三浦勝之さんが登壇し,挨拶と曲名を紹介してくれた。お二人も演奏を聴いて,楽器の音色が美しく,会場を包むような繊細な響きに驚いたという。
「まほやく」の世界を旅するように,ホーム画面でおなじみの優雅な「小鳥さえずる昼下がり」の演奏に続けて,5つの国のテーマ曲が演奏された。演奏中はスクリーンに“賢者の魔法使い”たちがそれぞれの日常を過ごしている様子も映し出され,筆者のように曲を聴きながら彼らと過ごした思い出の日々がよみがえった賢者様も多いことだろう。
王道のイメージが強い「中央の魔法使い」は,管弦楽の重厚感がある音色がピッタリだ。「これぞ,オーケストラコンサート」だなと,美しいハーモニーに聴き入ってしまった。
「北の魔法使い」は,軽やかな金管楽器やアコーディオンによって,不思議で不気味な雰囲気がパワーアップした印象を受ける。
「東の魔法使い」は,まさにシャーウッドの森の中にいるような曲だ。静寂さのなかにも,どこか優しさを感じるハープや笛の音が美しかった。
「西の魔法使い」は,サックスやアコーディオンによって楽しく奏でられ,会場の雰囲気は社交場に早変わりする。なお,ソリスト奏者は,アドリブ演奏だったそうだ。
「南の魔法使い」は,大自然の中にいるような,のどかな気持ちになる。カッコン,カッコン(筆者の印象)と独特のリズムを刻んでいるのが,ウッドブロックという楽器だと初めて知り,その音色を生で聴けたことも嬉しい。
河本さんと三浦さんも,各国の個性を楽しんだ様子だ。なお,三浦さんは「東の魔法使い」が大好きだそうで,曲から連想する景色を美しい表現力で説明してくれた。
平和な各国の旅から一転して,「月下に秘めた傷痕」「焦燥と剣呑」「戦場に響く呪文」「月に抗う者たち」と,戦闘やシリアスな場面で流れる楽曲が披露された。なかでもインパクトが大きかったのが,パイプオルガンの荘厳な演奏からスタートする「月に抗う者たち」だ。疾走感や緊迫感,格好良さが増した,<大いなる厄災>など強敵とのバトルに相応しいアレンジだった。
個性的な“賢者の魔法使い”との楽しい日常と,手に汗握るシリアスなシーンの対比も「まほやく」の魅力なのだと,オーケストラの演奏を聴きながら実感した。
12月生まれのミチルとブラッドリー
2人のテーマ曲の演奏も!
休憩を挟んで,「壊れかけの世界」から後半戦はスタートする。個人的にも印象深い曲だったのだが,ハープや鉄製楽器の澄んだ金属音が美しく,はかなげな演奏を聴いて,ますます好きだなと感じた。
4周年イベントの楽曲「aqua eyes-幸彩の導き-」と「sounds of marine-蒼く輝く石穿-」,そして実装されたばかりのミチルテーマ曲「いつかこの手に閃光を」,ブラッドリーテーマ曲「盗賊は夜風に遊び」と,最新曲もオーケストラで演奏された。
ミチル,ブラッドリーのテーマ曲は2人のイメージそのもので,これからはどんな曲が増えていくのか楽しみになった。オーケストラアレンジも最高で,ほかの魔法使いたちの曲も,いつか生演奏で聴く機会があればと願ってしまう。
終盤は,「魔法舎での日々」「パーティを続けよう」「子猫のいたずら」「月影に涙は落ちて」「楽園はここに」と,“賢者の魔法使い”たちとの日常を彩る曲が演奏された。コミカルなトラブル発生時に流れることが多い「子猫のいたずら」は,ピアノとアコーディオンという変則的な編成で,こんなアレンジがあるのかと驚かされる。
そして,コーラスパートがパイプオルガンで演奏されて神々しさが増した「賢者の書に綴る物語」,感動的な第1部エンディング曲「Flowerworks」で,コンサートはフィナーレを迎える。
最後に河本さんと三浦さんが登壇し,オーケストラコンサートの感想を語ってくれた。さらに最新情報として本コンサートのBlu-ray化と,2023年12月に開催されるアプリ内イベント「叶わぬ吹雪に願いを灯して」の映像が公開される。「叶わぬ吹雪に願いを灯して」ではイベントに登場する“賢者の魔法使い”たちの新規ビジュアルも公開され,会場の賢者からは歓喜の悲鳴が上がっていた。また,河本さんによるあらすじの生朗読も聴ける贅沢な時間となった。
終演後もやまない賢者たちの大きな拍手に応え,アンコールとして「あなたと友人になれたら」, 第2部テーマ曲「Skin-Deep Comedy/皮一重の喜劇」を演奏。音楽の魔法に魅せられたオーケストラコンサートは,いつまでも忘れない楽しい思い出を残して幕を閉じた。
すべての賢者様必見!
アーカイブ配信は1月15日まで
夜公演の模様は,e+(イープラス)streaming+にてアーカイブ配信が視聴できる。オンラインチケットは,3800円(税込)で,2024年1月15日21:00まで販売され,視聴期間は同日23:59までだ。
筆者は夜公演を配信で見たのだが,ソリスト奏者が抜かれるなど,各曲のメイン楽器が分かりやすく,会場とは違った鑑賞の仕方ができてとても楽しかった。何よりも2024年1月15日まで何度でも見られるので,「まほやく」が好きな人はぜひチェックしてほしい。なお,Blu-rayの予約受付も始まっている。
また,コンサート終了後に作・編曲を手掛ける藤岡竜輔氏にインタビューを行う機会を得た。その内容も後日公開予定なので,そちらもお楽しみに!
Blu-ray予約ページ
Blu-ray詳細ページ
セットリスト
※編曲はオーケストラ用アレンジ
月に愛された世界
作曲:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
Cast Me a Spelll
作詞/作曲:Mili、編曲:穴沢弘慶
小鳥さえずる昼下がり
作曲:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
中央の魔法使い
作曲:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
北の魔法使い
作詞:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
東の魔法使い
作詞:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
西の魔法使い
作詞:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
南の魔法使い
作詞:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
月下に秘めた傷痕
作詞:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
焦燥と剣呑
作詞:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
戦場に響く呪文
作詞:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
月に抗う者たち
作詞:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
壊れかけの世界
作詞:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
aqua eyes-幸彩の導き-
作曲:coly sound team,編曲:穴沢弘慶
sounds of marine-蒼く輝く石穿-
作曲:coly sound team,編曲:穴沢弘慶
いつかこの手に閃光を
作曲:白澤亮,編曲:穴沢弘慶
盗賊は夜風に遊び
作曲:工藤詠世,編曲:穴沢弘慶
魔法舎での日々
作詞:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
パーティを続けよう
作詞:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
子猫のいたずら
作詞:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
月影に涙は落ちて
作詞:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
楽園はここに
作詞:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
賢者の書に綴る物語
作詞:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
Flowerworks
作詞/作曲:Mili、編曲:穴沢弘慶
■アンコール
あなたと友人になれたら
作詞:藤岡竜輔、編曲:藤岡竜輔
Skin-Deep Comedy/皮一重の喜劇
作詞/作曲:Mili、編曲:穴沢弘慶
(C)coly
(C)coly