攻略
「TEPPEN」新カードパック「The Devils Awaken」がリリース。新ヒーロー「ネロ」を使ったデッキも紹介
新ヒーローのネロは,「デビル メイ クライ」シリーズの隻腕のデビルハンター。勢力は緑となっており,前弾までは混色デッキのパーツに甘んじていたカラーがテコ入れされた。
また,新能力として「成長」が新たに登場。非常に強力な効果となっており,追加される「成長」絡みのカードも,これまでの勢力図を大幅に塗り替えるパワーカード揃いとなっている。
本稿では,「成長」を中心とした注目の新カードと,新ヒーロー「ネロ」について紹介しつつ,「ネロ」を用いた緑単の新機軸“成長デッキ”もお届けする。
MPを使うことでユニットがレベルアップする新能力「成長」
新能力「成長」は,新たに登場するパラメータ「グローポイント」が一定以上溜まると,ユニットがレベルアップするというもの。「グローポイント」は,基本的に「ユニットカードのプレイ時に使用したMP」と同じ値だけ増え,アクションカードでMPを使用しても変動しない。
例えば,「アイシー・ペンギーゴ」だと,ユニット使用時の消費MPが3に達するごとにレベルアップし,最終的にはレベル4になる。4MPが3/4で「シールド」がつくだけでも強いのに,最大レベルになると「ランダムな敵ユニット1体に6ダメージ」の効果が発動するのだから,とんでもない。「アイシー・ペンギーゴ」は成長絡みのカードの中でもとくに強いカードで,今後の赤デッキの中核になることは間違いないだろう。
「成長」ユニットの中には,レベルアップをすると別のユニットに変身する「バサルモス」なども存在する。初期スタッツは4MP2/6とやや低めだが,レベルアップをすると,6MP3/8のユニット「グラビモス」に変身するのだ。
この「グラビモス」もレベルアップをすることで,「ランダムな敵ユニット1体に7ダメージ」の効果を発揮できるので,最後までレベルアップできれば相手を苦しめられるだろう。
このように,「成長」絡みのカードはこれまでのカードとは一線を画する強力カード揃い。しかも,今までの「TEPPEN」とは違った感覚でプレイできるギミックとなっているので,成長させているだけでもかなり楽しめる。
新ヒーローの「ネロ」は成長軸のヒーローアーツ持ち
ここで新ヒーローの「ネロ」の紹介をしておこう。「ネロ」が持っている3つのヒーローアーツは,これまでの緑のヒーローアーツに比べ,非常に能動的,攻撃的な効果が多いのが特徴だ。
名前 | AP | 効果 |
---|---|---|
デビルブレイカー | 15 | 味方ユニット1体に攻撃力+3(1回攻撃するまで)と<波及>(1回攻撃するまで)を付与 |
真の力 | 12 | <成長>を持つ味方ユニット1体はレベルが1上がる |
カモン!ニコ! | 17 | ガーベラかラグタイムかトムボーイからランダムな1枚をEXポケットに加える |
1つ目の「デビルブレイカー」はシンプルながら強力な攻撃力アップの効果。隣接するユニットにもダメージを与えられる「波及」の効果もつくので,単純に盤面優位をとるための除去として有用だ。普通に使っても十分強力だが,「撃破」持ちのユニットに使って効果を発動させたり,「連撃」持ちのユニットである「神脚美技 春麗」のようなユニットに使ったりするとより効果的に運用できる。
また,新カードとのコンボという意味では,「エドモンド本田」とのコンボが有用。「エドモンド本田」はレベルアップ時に「ランダムな敵ユニット1体に自身の攻撃力と同じダメージ」を与える効果を持っているので,「デビルブレイカー」で「エドモンド本田」を強化すれば,その分与えるダメージも増加するのだ。6点ダメージは盤面を制圧するには十分な性能なので,コンボとして覚えておくと良いだろう。
2つ目の「真の力」は,使用APが12と最も軽いヒーローアーツ。「グローポイント」に関わらず即座にレベルアップできるヒーローアーツで,必要なグローポイントが重めのユニットに用いていくのが有効だ。
このヒーローアーツととくに相性が良いのが「G」だ。「G」のLv3時に発動する能力は「敵ユニットにHPと同じダメージを振り分ける」という強力な効果だが,レベルアップに必要な「グローポイント」が5と重めなのが難点で,レベルアップの合間に肝心のHPを減らされてしまいかねない。
しかし,その欠点は「真の力」で補える。Lv2までは10MPたまっていれば,「G」のあとに即座にMP5のユニットをプレイすることで達成可能なので,その直後に「真の力」を「G」に使用し,即座にLv3効果へとつなげられる。ダメージを受けていなければ10点のダメージを敵ユニットに振り分けられるので,ネルギガンテの「棘飛ばし」に匹敵する効果といえる。もし,真の力を軸にデッキを組むなら,「G」は必ずデッキに入れておきたいユニットだ。
3つ目のヒーローアーツは,ランダムな3つのカード「ガーベラ」「ラグタイム」「トムボーイ」のうち1枚をEXポケットに引っ張ってくる「カモン!ニコ!」。これで引っ張ってくる専用カードはいずれも強力無比で,使用MPに対しての効果は破格だ。
敵ユニットに12ダメージを振り分ける「ガーベラ」は,赤の5MPレジェンダリーである「竜王の審判」と同様の効果ながら,消費MPが1なのが特徴だ。ほとんどの状況で腐りにくく,相手ユニットの除去に役立ってくれる場面が多いはずだ。
「ラグタイム」は「すべての敵ユニットを13秒間停止」できるカード。これは「モリガン」の「テンプテーション」と同様の大技だが,こちらもなんと2MPという低コストで使えてしまう。敵ユニットが2体以上展開していないと使いにくいので,比較的盤面が五分〜劣勢のときはに役立つカードだが,効果は非常に強力なので,使いどころを誤らなければ必殺の一手にもなり得るだろう。
最後の「トムボーイ」は非常にギャンブル性の強いカード。「味方ユニット1体の攻撃力とHPに合計10のランダムな+値を振り分ける」という効果で,バフ値自体は非常に強力だが,振り分けはあくまでランダムなので,守りたいユニットに対して使ったのに+10/+0といった目も当てられない振り分け方をされる場合もある。とはいえ,両方それなりの値がバフされれば十分強力で,「連撃」持ちのユニットに使えば勝負を決める一手となることもある。
このように「カモン!ニコ!」で引いてこられるカードはどれも強力なのだが,アクティブレスポンスを挟むため,相手のアクションカードで対応されることがあるのは覚えておこう。とくに,紫の打ち消しアクションが苦手なので,紫相手の場合は警戒が必要だ。
新弾の注目レジェンダリーを一挙紹介!!
続いては,各色で注目すべきレジェンダリーカードを1枚ずつピックアップして紹介していこう。
赤の新レジェンダリーカードでもっとも注目したいのは,新ギミック「成長」を持つユニット「意志を継ぐ者 アクセル」。成長することで正面のユニットに変身し,さらにプレイ時能力を発動するという能力を持っている。これが3MPで使えるというのだから驚きで,正面のユニットが高MPのカードであればあるほど,驚異的なパフォーマンスを発揮する。赤のどんなデッキにでも採用できるパワーカードだ。
「隻腕のデビルハンター ネロ」はレジェンダリーカード版のネロだ。こちらは,成長でダンテのように魔人化する能力を持ち,「魔人 ネロ」というまったく別のユニットへと変身する。
ひとたび変身すれば,3/7「空戦」「連撃」を持つ優秀なアタッカーとなる。緑は相手ヒーローに大きなダメージを与える手段があまり多くないので,「魔人 ネロ」のような「空戦」「連撃」持ちのユニットは貴重だ。ダメージリソースとして,有効に用いていこう。
紫の新レジェンダリー「迸る魔力」は「自分と相手の手札のすべてのカードのMPを1にする」というとんでもない効果。相手にもメリットになり得るカードなので,非常にクセの強いカードといえる。
この効果がとくに有効に働くのは,「呼応」関連のデッキだろう。コストが重めの呼応ユニットのMPをすべて1にし,一気に盤面に展開したあとにアクションを使えば,勝負を決めるビッグアクションにもなる。このカードを用いた呼応デッキの台頭には注目したい。
黒に登場した「禁断の果実」は,リスクがありつつもリターンが非常に大きい,という黒らしいレジェンダリーカード。「ユニットにダメージを受ける代わりに,自身のライフにダメージを受ける」という効果は非常にピーキーだが,それ以上にユニットを守れることが強い。相手にとって無視できないユニットに使えば,そのまま押し切ってしまうこともあるパワーカードだ。とくに「俊敏」「連撃」持ちの「T-103 スーパータイラント」との相性は抜群だ。
ここまで紹介してきた以外のカードでも強力なカードは多いので,あとは自身でプレイして実際に確かめてほしい。今回はゲームが大きく変わるレベルのカードが多数追加されているので,これまでガッツリとプレイしてきた人でも,新しいゲーム体験を楽しめるはずだ。
新弾カードをふんだんに用いた「成長ネロ」デッキを紹介!
さて,最後に本稿の締めとして,「The Devils Awaken」のカードやギミックを存分に用いた「成長ネロ」デッキを紹介しよう。このデッキは,新ギミックである「成長」絡みのコンボを多く用いたデッキなので,新ヒーローの「ネロ」を使いたい人にはもちろん,「成長」ギミックを存分に楽しみたい人にもオススメだ。最高ランクの「チャンピオン」まで一気に駆け上がれるほどのデッキパワーも備えているので,デッキが決まっていない人はぜひ試してみてほしい。
■カード情報
2/A/G/武装解除
2/A/G/武装解除
2/A/G/武装解除
2/A/G/ビーストキャノン
2/A/G/ビーストキャノン
2/A/G/ビーストキャノン
2/A/G/防御フィールド
2/A/G/防御フィールド
2/A/G/防御フィールド
2/A/G/風の鎧
2/A/G/風の鎧
2/A/G/風の鎧
3/U/G/ニーズヘッグ
3/U/G/ニーズヘッグ
3/U/G/ニーズヘッグ
3/U/G/エヴァ
3/U/G/エヴァ
3/U/G/エヴァ
4/U/G/バサルモス
4/U/G/バサルモス
4/U/G/バサルモス
5/U/G/アイリス
5/U/G/アイリス
5/U/G/アイリス
5/U/G/神脚美技 春麗
5/U/G/エドモンド本田
5/U/G/エドモンド本田
5/U/G/エドモンド本田
5/U/G/双角猛る砂漠の暴君 ディアブロス
6/U/G/隻腕のデビルハンター ネロ
■デッキコード
dyWWWWNv0yWWWjB6tsJwXyJwRwJnFo1LWJU34tWWStySfqWWIgTyWvILWWp5MWJL7WW49iWWHtWWIJkyWIILW9lnFZvLWWLhzWJHWAWWgeeZLtySIHW
成長ギミックを存分に用いてはいるが,ヒーローアーツについては,「真の力」はややクセが強いので,今回は初心者にも扱いやすい「カモン!ニコ!」を軸としている。「成長」関連のカードをデッキに多く積んでいるので,ユニットを出すときは,基本的に「成長」による効果を確実に発動できるようにMPを溜めこんでから,一気に動くのがポイントだ。
このデッキはレベルアップに必要なグローポイントが5のユニットが多く,そういったユニットのレベルアップに役に立つのが「エヴァ」だ。「エヴァ」はプレイ時に「<成長>を持つランダムな味方ユニット1体のグローポイント+2」の効果を持つため,5MPのユニットをプレイしたときと同様にレベルアップできる。
レベルアップのグローポイントが5必要な「バサルモス」「ニーズヘッグ」などのユニットを育てるには持ってこいのカードといえるので,それらのカードと一緒にコンボで有効活用していこう。もちろん,「エドモンド本田」などの必要グローポイントが3のユニットに使うと損をしてしまうので,そちらには使わないほうが良いだろう。
また,「成長」ユニットが揃ったこのデッキには,「風の鎧」が非常に効果的に機能する。+1/+1効果に加えて「3以下のダメージを1にする」効果を与えられるので,対面しているユニットの攻撃ではなかなか倒されなくなる。
同じく「成長」ユニットに体力+3とシールドを付与できる「防御フィールド」も強力なバフカードなので,これらで場のユニットを効果的に守っていこう。とくに「エドモンド本田」は,強化することでレベルアップ時の相手に与えるダメージも増加していくので,バフをかけるユニットの有力候補だ。
予算がないなら別のカードで代用しても良いが,できれば採用したいのが,新レジェンダリーの「双角猛る砂漠の暴君 ディアブロス」だ。自傷ダメージが6あるものの,5MPのスタッツとしては破格。レベルアップでより巨大なサイズになるので,アクションで除去されなければ長く盤面で活躍してくれるはずだ。
隣接するユニットにダメージを与える「波及」が地味に効果的なので,最大限に活かすべく,真ん中のマスに置いていくのがオススメ。このカードに限らず,このデッキは全体的にスタッツが優秀なユニットが多いので,それらを用いて強固な盤面を築き上げ,力押しでガンガン攻めていこう。
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