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Corsair,Elgatoブランド初のUSB接続型スタンドマイク「Wave」を発表
オーストリアのマイクメーカーであるLewitt(ルウェット)との協業により開発したという音割れ対策技術「Clipguard」の採用により,突発的に大きな音が発生しても,内部の信号経路を低音量の予備経路へと瞬間的に切り替えることで,音割れが生じないように録音できるのが特徴である。
本稿執筆時点で,国内発売時期や価格は明らかになっていない。
上位モデルであるWave:3は,入力音声のサンプリング周波数は最大96kHzでビットレート24bit,下位モデルのWave:1は最大48kHzの24bitとなっているのが大きな違いだ。また,Wave:3は前面にマルチファンクションダイヤルを備えており,マイク音量や背面に接続するモニター用ヘッドフォンの音量,入力レベルやクロスフェードなどをダイヤルで調整できるのも大きな違いだ。
ElgatoはWave:3とWave:1用のソフトウェアとしてミキサーソフト「Wave Link」も公開する。Wave LinkはWindows 10およびmacOS X用のミキサーソフトで,ほぼ遅延ゼロで最大8チャンネルのサウンドソースを調整したり,ミキシングしたりできるそうだ。Elgatoブランドの多機能キーパッド「Stream Deck」シリーズでWave Linkを操作することも可能である。
ゲーム実況のマイク環境をアップグレートしたいという人なら,注目する価値のある製品かもしれない。
●Wave:3,Wave:1の主なスペック
- 基本仕様:USB接続ワイヤードタイプ
- サンプリング周波数:48〜96kHz(Wave:3),48kHz(Wave:1)
- ビットレート:24bit
- 周波数特性:70Hz〜20kHz
- 感度:−25〜15dBFS
- インピーダンス:未公開
- 最大音量:120dB
- 指向性:カージオイド
- 接続インタフェース:USB Type-C×1,3.5mmミニピン入力×1
- 搭載ボタン/スイッチ:マルチファンクションダイヤル(Wave:3),タッチ式マイクミュートボタン(Wave:3),音量調整ダイヤル(Wave:1)
- 公称本体サイズ:Wave:3 156(W)×66(D)×40(H)mm(Wave:3)
Wave:1 141(W)×66(D)×40(H)mm(Wave:1) - 公称本体重量:Wave:3 マイク&U字型マウント 約280g,ベース 約305g
Wave:1 マイク&U字型マウント 約245g,ベース 約310g - ケーブル長:未公開
- 主な付属品:U字型マウント,デスクスタンド,USB Type-C to Type-Aケーブル,ブームアーム取り付け用アダプター
- 対応OS:Windows 10,mac OS 10.15以降
ElgatoのWave:3製品情報ページ
ElgatoのWave:1製品情報ページ
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Elgato
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