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[E3 2019]プレイヤーの行動でストーリーが変化するターン制RPG,「Project Witchstone」をチェックしてきた
「Project Witchstone」公式サイト
Steam「Project Witchstone」ストアページ
「Project Witchstone」は,ウィッチストーンというパワフルな秘宝をめぐって複数の勢力が微妙な関係にあるという謎めいた島が舞台だ。「Torchlight」のような淡い雰囲気のグラフィックスが目を惹く作品で,ゲームシステムは「Divinity: Original Sin II」を思わせるパーティベースのストラテジックなRPGとなっている。
プレイヤーがどの勢力に加担するのかは完全に自由であるうえ,正義の味方を貫く剣士でも,ステルス重視の盗賊として裏切りを重ねても構わない。プレイヤーの行動や選択によって世界のあり方が刻々と変化し,物語の展開やエンディングが変わっていくのが本作の大きな特徴となっている。そのため,具体的なストーリーは公表されていない(というかできない)らしい。
ゲーム中のNPC達はそれぞれに日常生活を営んでおり,彼らを助けたり,キルしたり,持ち物を盗んだりすることができる。また,ゲーム中のNPCを誰でもパーティメンバーとして雇えることも特徴の1つで,それぞれのキャラクターには細かいパラメーターが設定されており,冒険の途中で怖気づいたり,あげくに逃げ去ったりということも起きるという。旅の仲間に誰を選ぶのか,どのようにトレーニングするのかといったことが重要になりそうだ。
それぞれのNPCがプレイヤーのとった言動を記憶する,「評判」と呼ばれるシステムを搭載しており,上記のようにプレイの1つ1つがまったく異なる結果をもたらすようにゲームがデザインされている。テーブルトークRPGをそのままコンピュータに持ち込んだ作品といった自由度の高さがウリのサンドボックス型RPGといったところだろう。
今回のデモを説明してくれたSpearhead Gamesのフィリップ・タム(Phillip Tam)氏によれば,出展されたバージョンはまだαとのことで,発売までにはしばらく時間がかかりそうだ。Steamのストアページはすでにオープンしており,1人でも多くの人がウィッシュリストに入れてくれれば開発チームの心の支えになるとのことだったので,気になる人はチェックしておこう。
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