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[TGS 2019]58タイトルを収録した「PCエンジン mini」試遊レポート。ユーザーインタフェース周りを中心にチェックしてきた
本機には懐かしさあふれる58タイトルが収録されているのだが,そこはひとまず置いて,本稿ではユーザーインタフェースを中心に紹介しよう。
「PCエンジン mini」公式サイト
試遊機は起動した状態で置かれているため,起動画面は確認できなかった。というわけで,メニュー画面の説明から。この画面はいわゆるタイトル選択画面で「PCエンジン」と「Turbo Grafx」の2つが用意されており,右下にある「ラインナップ選択」で変更可能だ。つまり,「PCエンジン」と「Turbo Grafx」でタイトルのラインナップが違うのである。
十字キーでタイトルを選んで[Iボタン]で決定するというオーソドックスな操作方式なので,迷うことはないだろう。下にあるメニューバーの右から3つ目に設定メニューがあり,ここではマニュアルが確認できるほか,各種設定が可能になっている。
スクリーン設定ではゲームの画面比率を変更することが可能で,やや横に延ばしぎみになるが16:9でもプレイできる。1990年に発売されたPCエンジンの携帯型ゲーム機,「PCエンジンGT」のスクリーン設定もあるのが面白い。
各ゲームの選択画面にはセーブ可能数と,プレイ人数が表示される。プレイしたことがないゲームでも,そのあたりがひと目で確認できるのはありがたい。
ゲームを選択すると,画面上でPCエンジンにソフトを挿入する場面が映し出され,ゲームが起動する。なんとも心をくすぐられる演出だ。
ゲーム中に[SELECTボタン]と[RUNボタン]を同時に押すと,セーブ画面に入る。ゲームに用意されているセーブと異なり,いつでもどこでもセーブが可能な優れものだ。セーブはタイトルごとに独立しているようで,ざっと確認した限り,最大4つのセーブデータが残せるようだった。
シューティングゲームやアクションゲームなど,ゲームシステムとしてセーブが用意されていないタイトルでもセーブ可能なので,ゲームを中断しやすくなっているのは嬉しいところ。もちろん,攻略にも利用できる。
ユーザーインタフェース周りは以上のようなものだった。今回の試遊時間は15分なので「ときめきメモリアル」をプレイしたいところをグッと我慢して,サクッと遊べる「SPRIGAN」をプレイした。3Dグラフィックスをフルに使った最新ゲームにはさすがにかなわないものの,いま遊んでも普通に楽しめるのは,PCエンジンの高い性能と,当時のタイトルの優れた表現力を物語っているのではないだろうか。
TGS会場に足を運ぶ予定のある人は,懐かしさを胸に,ぜひ遊んでみてほしい。
「東京ゲームショウ2019」公式サイト
4Gamer「東京ゲームショウ2019」特設ページ
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