このゲームの読者の評価
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ほどほどのJRPG 75 - 投稿者:Description(女性/20代)
- 投稿日:2021/01/12
- 良い点
- ・ストーリー
王道の勇者が魔王を倒すストーリーだが、パラレルワールド設定や二つの世界の魂の繋がりなどオリジナリティもあるストーリー。設定が完全に活かしきれていない感はあるが、面白い要素になっていた。DS版をプレイしたことがないのでなんとも言えないが、本編の事後ストーリーも本編中の謎が解ける上手なストーリーであった。
・その他
アニメーションをジブリが作成していることもあってムービーは会心の出来だった。キャラデザがうまく3Dに落とし込めていないのは少し残念。もちろん久石譲氏作の音楽は最高の出来だ。 - 悪い点
- ・ゲームテンポの悪さ
マップの広さに対してキャラクターの移動速度が遅すぎるせいで、街の探索すら億劫になりがち。そのくせマップの端から端まで歩かされることが多い。ストーリーでもサブクエでもお使いクエが多く見られるが、これのせいで今いる街の前の街まで行くのすら嫌になる。そのくせドラクエでいうルーラ的な魔法が入手できるのはゲーム中盤過ぎなのでどうしてもサブクエは後回しになりがち。この仕様でキメラのつばさ的なアイテムもないのは不親切。
また「心を授かり心を与える」という魔法がこのゲームの根幹を成しているが、これもテンポ阻害に一役買っている。「ムービーが入り、心を与える魔法を使い、与える心を選び、ムービー再開」という流れをゲーム中何度も繰り返す。一連をムービーで済ませばいいものをいちいち操作を要求されるため、非常に鬱陶しい。
・ドートン森の存在意義
ゲーム中盤、船を手に入れて初めて行くことになる街で、味方の出身地でもあるこの街だが、いまいち存在意義がわからない。名前の通り関西をモチーフにしたらしいこの街はストーリーにもほぼ関わらない。何よりノリが寒い。子供向けのDS版ならともかくPSにまでこういったノリを持ち出すのはディレクターが日野だからか。 - 総評
- 兎にも角にもゲームテンポの悪さが目立つゲームだった。輝くところはあるもののこの一点が評価を下げる原因になってしまっているのが残念。ネットだと声優が何かと言われているが、私は特に気にならなかった。テンポの悪さに目を瞑れば良いゲームなのは変わりない。クリシェでありながらイロモノとも言えないゲーム性ではあるが、出来は良い。ただこれはセールで安く買った感想なので、フルプライスで買っていたらもう少し辛めの評価になりそうなゲームだった。
- プレイ時間
- 20〜40時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 5 5 1 4 3
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