［E3 2019］ビッグバンを起こしたのは愛のもつれ？　「Genesis Noir」は雰囲気たっぷりのグラフィックスが気になるSFアドベンチャーゲーム

　独立系パブリッシャのFellow Travellerは，ニューヨークをベースにするFeral Cat Denが開発を続けるPCゲーム「Genesis Noir」の販売を行うことをアナウンスし，E3 2019で開催されたPC Gaming Showで最新トレイラーを公開した。


　本作は，ビッグバンを題材としたSFアドベンチャーゲーム。ジャズシンガーの女性である“Miss Mass”が射殺される瞬間が宇宙の創造であるビッグバンに例えられており，主人公の“No Man”は愛する彼女を救うべく，放たれた弾丸の軌道（ビッグバンの無窮の広がり）をコントロールしようと試みる。


　トレイラーは，漆黒の3Dワールドに線で描かれる独特のアートワークと，ジャズサウンドが溢れる独特の世界観が観るものを魅了するが，内容よりも雰囲気を重視した映像となっており，具体的なゲームシステムはあまり分からない。
　ただ，公式サイトによると，放たれた弾丸の軌道（ビッグバンの広がり）の中で生成されるひし形のポイントをクリックすることで，特定のミッションがスタートするとのこと。地球や土星，太陽，ブラックホールといった，宇宙のさまざまな天体や現象がテーマになった，それらのミッションをクリアし，ビッグバン（弾丸の軌道）を止めることがゲームの最終的な目標となるようだ。


　なお，プレイヤーの分身となる“No Man”は，宇宙にタネを蒔いて情景を変化させたり，惑星自体を壊すことが可能なようだが，創造と破壊にしか興味がない恋敵の“Golden Boy”や，謎の殺し屋である“Siren Sapien”の妨害もあり，ビッグバンを止めることは一筋縄ではいかない様子だ。


　本作のSteamストアページはすでに公開されているが，現時点では英語のみのサポートとなっており，さらに発売予定日も発表されていない。それほど言語に頼らない作風に仕上がっている印象を受ける本作。早くこの世界観に浸ってみたいというゲーマーも少なくないはずだ。

「Genesis Noir」公式サイト

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