映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」がベースのサイコロジカルホラー「Blair Witch」が日本語対応で配信開始

　ポーランドのBloober Teamが手掛ける新作サイコロジカルホラー「Blair Witch」（PC / Xbox One）が配信されたことを受け，そのローンチトレイラーが公開された。

Steamの「Blair Witch」配信ページ

　「Layers of Fear」（PC / PS4 / Xbox One）や「>observer_」（PC / Xbox One / PS4）など，日本でも一人称視点型ホラーアドベンチャーを得意とするメーカーとして知名度を上げているBloober Teamの最新作となるBlair Witchは，1999年に公開されて大きな話題を呼んだ低予算ホラー映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を正式ライセンスしたものだ。
　原作では，1990年代にドキュメンタリー映画を撮るために，魔女伝説のあるブラックヒルズの森へと分け入った学生たちが失踪し，彼らの遺物であると思われる16mmフィルム缶が1年後に発見されたというあらすじだが，そのゲーム版は1990年代らしいビデオカメラを手にしたオリジナルの設定になっており，そのスタイルは「Outlast」（PC / PS4）を彷彿とさせるものだった。


　本作のストーリーは，ブラックヒルズの森で行方不明になった，少年ピーターを探す地元の捜索隊のメンバーとして，心に傷を負った元警官の主人公エリスが，救助犬のバレットとともに森の奥深くへと入って行くというものだ。
　木々に吊るされた気味の悪いオブジェクトや，廃墟に残った無数の子供の手形など，映画の場面が再現されている。魔女のような得体の知れない存在は，飽くまでファジーに描かれていた原作映画とは異なり，本作ではその真相により迫っていくことになるようだ。ところどころにminiDV風の小型カセットがあり，それを自前のハンディカムで再生したり，暗闇に向かって吠えるバレットを頼りに謎を解き明かしていくことになる。


　本作では，インタフェースと字幕が日本語化されているのが嬉しいところだが，当初のローカライズのクオリティが低くかったようで，ローンチ初日にプレイした人の中にはがっかりした人も少なくないようだ。
　現時点では修正パッチでアップデートが進められているのに加え，Steamでは10%オフのスペシャルプロモ―ションが行われているので，気になる人はチェックしておくと良いだろう。

「Blair Witch」公式サイト