「FIFA 20」の大会「FUT Champions Cup Stage V」にて，サーバー障害を理由に“じゃんけん”で予選突破者が決定される事態

　週末に実施された「FIFA 20」の大会「FUT Champions Cup Stage V」のオンライン予選にて，じゃんけん（Rock, Paper, Scissors）で予選突破者が決定されるという事態が起きた。

　これはRed Bull所属のShaun Galea選手と，フリーで活動するHasan Eker選手という2人のプロプレイヤーの対戦にて，EA（Origin）のサーバー障害により，勝敗が決しなかったことから行われたもの。EA SPORTS FIFAは日本時間2020年3月2日に，大会公式Twitter（@EAFIFAesports）にて本件に関する声明を発表した。それによると，ネットワーク接続環境による優劣や不正を防止する意味で両者敗退となるが，この対戦では両者をトーナメントから退けることを避けるため，じゃんけんでの勝者決定が行われたという。
　じゃんけんでの対決はHasan Eker選手が勝利。ステージ5進出の権利を得たが，サーバー障害というEAサイドの問題が原因となっただけに，SNS上では当事者である選手を含む多くの人からジャッジを疑問視する声が上がっている。なお，オンラインにてどのような形でじゃんけんが行われたかは不明だ。

Statement on FUT Champions Cup Stage V Qualifier match between Brandsha56 and Hasoo. #FGS20 pic.twitter.com/g0Rt62iSQV

— EA SPORTS FIFA Competitive Gaming (@EAFIFAesports) March 2, 2020

EA SPORTS FIFAの表明

I cannot believe it !! @EASPORTSFIFA @EAFIFADirect We literally had to play a rock paper scissors becauce we couldn’t find each other to invite in an EA LICENSED QUALIFIER . WTF !! ?? I am done

— Shaun Galea (@brandsha56) February 29, 2020

敗退したShaun Galea選手は，複雑な心境とともに，トーナメントの仕組みの改善を求めるコメントを上げている