インタビュー
[インタビュー]アニメ「ライザのアトリエ」の裏話を声優陣が語る。ライザたちのひと休み 〜あたしたちの秘密聞きたい?〜
多くの注目を集めているアニメの見どころや収録中の裏話などを,出演声優であるのぐちゆりさん(ライザ役),寺島拓篤さん(レント役),近藤 唯さん(タオ役),大和田仁美さん(クラウディア役)にうかがった。和気あいあいとした,まるでアトリエ内のような雰囲気の中で行われたインタビューをご堪能あれ。ちなみに,本稿のタイトルはのぐちさんに考案していただいた。その経緯も掲載するのでお楽しみに。
念願叶ったアニメ化で,クーケン島の4人組が再び集う!
4Gamer:
まずはアニメ化決定を聞いたときの率直な感想をお聞かせください。
のぐちゆりさん(以下,のぐちさん):
アニメ化を聞いたときは寝耳に水というか,喜びよりも先に驚きが来ましたね。「いいんですか!?」という気持ちが大きかったです。実は2019年にゲームの「ライザのアトリエ」に出演させていただくことが決まったときに,気が早すぎますけど,なんとなくアニメ化されたらいいなと思っていて。そのことを生放送の番組でも言ったりしていたんです。
そのときは正直,実現するとは思っていなかったのですが,周囲の方も「そうなったらいいね! 叶えていこう!」というようなノリで。そうして実際にアニメの台本をいただいたときは,ゲームとはまた違う切り取られ方で描かれていることに嬉しさがこみ上げてきました。
寺島拓篤さん(以下,寺島さん):
僕もアニメ化を知ったのは,ゲームの3作目のお話を聞いたのと差がないタイミングだったので,「そんなにたくさんライザやっていいの?」って思いました。ゲームの2作目が出たときすでに,同じ主人公が続投っていうのは「アトリエ」シリーズで初※1というのを聞いていて,その人気もすごく嬉しかったし,「いいの!? ウチのライザが!?」ってなりましたね(笑)。
※1 従来の「アトリエ」シリーズは,世界設定を共有しながらも,それぞれで主人公が異なっていた。例として「マリーのアトリエ」,「エリーのアトリエ」,「リリーのアトリエ」は,ザールブルグという街を舞台にした3部作で,「ザールブルグ」シリーズとして括られるが,タイトルから分かるように主人公はすべて別の少女だ
一同:
あはは!
寺島さん:
作品が皆さんに愛されているんだなと実感できました。ゲームの収録は個々で行ったんですけれど,「一番最初の物語をアニメで,キャストのみんなで録れるのか」とワクワクして仕方がなかったですね。
大和田仁美さん(以下,大和田さん):
私も驚きと喜びが入り混じった感情でした。「ライザのアトリエ」はゲームの1作目から2作目,3作目と発売されたのもすごく驚きで。ゆり(のぐちさん)と私は同じ事務所の同期なんですけれど,「秘密」シリーズの続編が決まるたびに「決まったね!」と喜びを分かち合っていたんです。
そして「3」からすぐアニメ化が発表されたので,「こんなに続くんだ!」というところが本当に嬉しかったですし,ドドドッと押し寄せてくるような勢いを感じました。やはり皆さんに愛していただいたからアニメ化となったんだなと。
また,「ライザのアトリエ3」で演じきって終わりだと思っていたところへ,もう1度クラウディアとして,ライザとの最初の出会いから演じられるというのも嬉しくてワクワクしました。
近藤 唯さん(以下,近藤さん):
私も率直に嬉しかったんですけど,タオはゲーム2作目から声変わり※2をしたので,私はキャストの皆さんとはちょっと離れたところから「秘密」シリーズを見ていたんですね。やっぱりすごく人気だったので「いつか私がまたタオを演じるためにはアニメ化だ!」と思っていて(笑)。
※2 ゲーム「ライザのアトリエ2」からは成長したタオの声を寺島惇太さんが担当している
寺島さん:
いいぞ,いいぞ〜(笑)。
近藤さん:
アニメ化を期待する話が盛り上がるたびに「いいぞ!」と思っていました(笑)。またちょっと離れているからこそ応援する気持ちも強かったし,人気のほどが分かっていたので「いつかはきっとアニメ化してくれるはず」とも感じていました。その「きっと」が来ましたね。
皆さんがステキな作品を作ってくださったからだし,たくさんの方が作品を愛してくださったからこそ私がもう1度タオに会うことができたので,皆さんに感謝だなと思いながら,アニメ化に向けてがんばろうと思っていました。
4Gamer:
アニメ化に向けて,なにか準備されたことはありますか?
のぐちさん:
私はあらためてゲームを触りましたね。あとはPVを見たりして。アニメの収録が,「ライザのアトリエ3」の制作が終わってからすぐだったので,1作目のころを思い出すためにプレイしました。
大和田さん:
私も1作目の「ライザ」を少しプレイしました。あのころの最初の感覚や世界観にあらためて浸りたいなと思ってゲームを起動しました。「ライザのアトリエ3」の気持ちをいったん忘れるというか,置いておいて,新鮮な気持ちを取り戻そうと。自分の中での準備として,自分の感覚をゼロにする作業をしました。
4Gamer:
アニメの収録では一緒にアフレコに臨まれる機会もあったとのことですが,4人全員が揃うことも?
のぐちさん:
はい,ほとんどこの4人は一緒に録っていましたね。
大和田さん:
本当に嬉しかったです。当たり前なんですけど,横から聴こえてくるみんなの声が「ゲームで聴いた声だ……」って。
寺島さん:
分かる分かる,そうだよね。
大和田さん:
本物だーって(笑)。そんなことを収録時にも言っていた気がします。
のぐちさん:
言ってた,言ってた。第1話は,ライザ,レント,タオの3人での収録だったんですよ。第2話以降だったかな,4人になったときにテストが終わって休憩に入るときに,(大和田さんが)拍手してて(笑)。
大和田さん:
本物がいるーって(笑)。やっぱり幼なじみ3人の掛け合いが多かったから……。
寺島さん:
そうだね。クラウディアはそれを見ていたりしたもんね。
大和田さん:
そうなんです,「あの3人だー」って見ていました。それと戻ってきたなという感覚もあって嬉しかったですね。
4Gamer:
戻ってきた感覚というのは,近藤さんも感じていらっしゃったのでは?
近藤さん:
そうですね。ゲームだとやっぱり1人での収録なので,みんなで掛け合いができるのはアニメならではだなと思いました。それもアニメ化されて嬉しかったことの1つですね。なおかつ,私は「秘密」シリーズを見守っていたので,「ただいま」の気持ちと,みんな「ライザ1」のころに「おかえりなさい!」という両方の気持ちを持って収録に臨んでいました。
一同:
ああ〜。
寺島さん:
逆に,まだこのメンバーでしか掛け合っていないからね。アニメに関して言えば,俺たちのタオは近藤さんでした。
近藤さん:
あはは,本当に楽しい収録でした。楽しいって言葉しか出てこなくて申し訳ないですけど(笑)。
寺島さん:
うん,楽しかったねアフレコ。
のぐちさん:
アットホームな感じでね。休憩中とかずっと雑談してましたよね。
寺島さん:
同じ番組観てたっていう話題とかね。
のぐちさん:
「こないだの,あの番組観ました?」とかって。
寺島さん:
あのレベルの雑談ってなかなかないよね(笑)。“雑談中の雑談”をしていました。
のぐちさん:
これといって特別なエピソードがあったわけじゃないんですけど,私たちがこうやってガッツリ,1つの作品でご一緒するのは初めてなのに……。
寺島さん:
この砕け感ね(笑)。
のぐちさん:
そう,この砕け感でいいのかっていうくらい。
4Gamer:
まさに,隠れ家の“ライザのアトリエ”の中の雰囲気ですね。
近藤さん:
うん,そうですね。
大和田さん:
作品自体が平和な日常を切り取っていたりするので,そのテストから本番の合間も穏やかな空気が流れていた気がします。
4Gamer:
そんな収録現場の雰囲気がアニメからも伝わってきたように思います。第1話では,クーケン島の様子やライザたちの日常が丁寧に描かれていて,ファンとしては「ここ,ゲームで見覚えがある」など,彼女たちの間に流れる空気を感じられた気がします。
近藤さん:
嬉しいですね。
アニメではキャラクター一人ひとりが丁寧に描かれる
4Gamer:
アニメの収録で意識されたこと,印象深いオーダーなどがありましたらお聞かせください。
大和田さん:
ライザたちと出会ったばかりのクラウディアは,自分の意見を言う勇気がなかなか出せなかったりするところがあり,そこはお芝居でも表現していたのですが,「ここはしっかり言ってほしい」という部分もちょこちょこあって。「ただオドオドしているだけでなくて,芯の強さをもっと出してほしい」と。
クラウディアはおっとりしているけど,根っこにはそういう芯の強いところがあったなと,あらためて実感し,そこのバランスに気をつけながら演じました。本当に,アニメでクラウディアを丁寧に描いていただいているなと感じ,精一杯それに応えたいなと思いました。
のぐちさん:
ライザはずっとしゃべっているので,一辺倒にならないように意識しました。啖呵(たんか)を切るときはしっかり伝えるし,この4人でしゃべる日常感というか,肩ひじ張らないというところでメリハリをつけるように,と。家族に対する雑な感じとかもそうですね。ライザは明るい性格ですが,明るい中にもいろいろな表情を持っているので,一つひとつ丁寧に演じるように心がけました。
寺島さん:
レントは戦闘をした際に,「剣の達人ですね」って言われてしまいまして(笑)。「戦闘ができすぎているので,もうちょっとうろたえてください」と言われたのが印象的でした。弱くはないんだけど,戦い慣れていないというところの表現を,と。
4Gamer:
確かに初めての戦闘ではみんなへっぽこぶりを見せていましたね。しかし,難しいオーダーですね。
寺島さん:
そうなんですよ,弱くはないけどっていうのがミソで。弱かったら全部ボロボロにできるんだけど,気迫はありつつもヌケている感じ,あくまでも田舎の少年でしかないと。そこからリラさんに教えられて経験を積んでいくというのも彼の見せどころの1つでもあるんですよね。戦闘シーンの調整自体は悩むまではいかなかったけれど,レントのそういった部分を再認識しました。
近藤さん:
タオくんは最初に「もうちょっとかわいく」というディレクションをいただきました。私がゲームでタオくんを演じたのは1作目だけですが,彼もそのラストには成長しているから,自分の中でも成長したイメージを持っていたのかなと。それで最初の,かわいいタオくんに戻すように調整しました。
そういえば,収録前にはPVを観たり,ゲームの設定資料を引っ張り出して見ていたんですけど,実はタオくんって,最初いただいた資料での設定と,台本から受ける印象とは違う部分もあったりして。
寺島さん:
えー! もっと神経質だとか?
近藤さん:
基本の性格が全然違うということではないんですが,設定が今のタオくんと少し違うところがあって……そのため,発言だったり,考え方が台本と設定とで違う印象だなと感じたんですよね。
一同:
ほえー!
4Gamer:
そんな裏話があったとは。台本でのタオが,私たちの知るタオってことですよね? でも,もしかしたら生意気なタオくんになっていた可能性もあったと。
近藤さん:
そうですね。設定と台本を見比べて「あれ,ここはこういうこと言う子だっけな?」と思いながら,当日スタッフさんに確認したら「変更になりました」ということで,現場で調整させていただきました。それも懐かしいです。
キャストの個性と,
メンバーの仲の良さが浮き彫りに
4Gamer:
ここからはお一人ずつお話をうかがっていきたいと思います。のぐちさんはご自身とライザが似ているとおっしゃられていましたが,アニメで共感した部分などはありましたか?
のぐちさん:
ライザはみんなを引っ張っていくタイプなんですけど,何かをやるとなったときに目標だったり,「私はこれをやりたい」というのを掲げるんですよね。掲げはするんですけど……,そう,見出しは決まっているんだけど,中身はまだ決まっていないって感じで。それがかなり私と似ているなあって。
大和田さん:
そうそう,すぐ見出し考えちゃうよね(笑)。
のぐちさん:
私が「この夏に何かしたい!」って言うと,(大和田さんは)「何がしたいの? 詰めていこ」って言ってくれるよね。
寺島さん:
優しすぎる。本当に友達に恵まれてるなあ。
4Gamer:
本当にライザとクラウディアみたいですね。
大和田さん:
そこを切り取ると,確かにそうですね。
のぐちさん:
私もすぐ宣言したくなるんですよね,ライザみたいに。「中身の話はいったん置いといて,タイトルだけ超カッコイイから,聞いてくんない?」みたいなことはよく言っています(笑)。
4Gamer:
ちなみに最近つけた“タイトル”はありますか?
のぐちさん:
自分のイベントのタイトルですね。何の内容も決まっていないのに「フォントはこんな感じで」と(笑)。
寺島さん:
外側から決めるんだね。
のぐちさん:
そう,ガワから! そして「どうしたいの?」って聞かれるわけですが,「この題名に合うのを今から考えます」って感じで。はい。
寺島さん:
でも,“看板”のようなものを決めるのは一番難しいからね。直観で動けるっていいよね。
のぐちさん:
そういうところからも,ライザの気持ちが分かるなあって思うんです。レントとタオに「何考えてるの!?」って言われても,「いいから」と引っ張るところまで似ているなと思っちゃいますね。アニメでもそういったシーンは随所に出てくるので,ぜひご覧いただければと思います。
4Gamer:
のぐちさんとライザがシンクロしている部分ですから,注目ですね。さて,大和田さんはプラモデル制作もなさるとのことで,ある意味,錬金術士とも言えなくはないかと思うのですが,もし錬金術が使えるならどんなものを作ってみたいですか?
大和田さん:
家ですね。錬金術で,アトリエとか拠点を作っているのがいいなと思っていたんです。レシピというかイメージがあって,材料さえ集めればできてしまうわけですから。
4Gamer:
そういえば,ゲームでも秘密の隠れ家の外観や内装のカスタマイズができましたね。
大和田さん:
ええ,私は建築物が好きなので,家を建てたいですね。
4Gamer:
どんなお家を建てたいですか?
大和田さん:
木目調のナチュラルなロッジ風の家がいいかなあ。趣味の物がたくさん飾れるといいですね。それとオレンジの光とともに……。
寺島さん:
結構,細かいな!? のぐちと真逆だ!
近藤さん:
すごい具体的だった! ちゃんと中身を詰めてくるね。
のぐちさん:
一緒にカラオケ行っても,照明の明るさとか調整してくれるんですよ。本当にいろいろなこと考えていてくれます。
大和田さん:
温かい色の光とか,演出が好きだから(笑)。とにかく,錬金術が使えたら第2の家を作りたいですね。
4Gamer:
ステキなお家になりそうですね。では,寺島さんにはレントの推しどころを挙げていただきたいのですが,どんなところが思い浮かびますか?
寺島さん:
以前のイベントでは苦し紛れに「腹筋」と言いましたけど,やっぱり男も憧れる腹筋は魅力の1つだと思います。それと,レントは器がデカいですね。
父親とのアレやコレで,やさぐれたところもあったりして「ライザ2」ではえらいことになってしまいますけど(笑)。でも彼は人の話をちゃんと聞くし,サポートにも回れるし,前線に立って守ることもできる。とても器の大きいところがステキだなと僕は思っています。
4Gamer:
一緒にいるとなんだか心強い存在ですよね。
寺島さん:
レントはお兄ちゃん的な立場だとよく言っていただくんですけど,僕自身はあんまりそんな感覚はなくて。年齢が違うからとかではなくて,彼がそういった振る舞いができるというだけで,個性のレベルであるかなと。そういう器なんだろうなって。かっこいいですよね。
のぐちさん:
レントは,まとめようとするタイプじゃないですもんね。
寺島さん:
そうそう,リーダーでもないし,サブでもないというか。頼れるところもあるけど,抜けているところもたくさんあって,ツッコミどころもある,あんまり見ないタイプのキャラクターだと思います。
のぐちさん:
ライザたちはレントがいなくなったときに事の重大さに気づくというのが想像つくんですよ。
寺島さん:
それはみんなも同じだと思うけどね。
のぐちさん:
それもそうか。レントは何気ないところでサポートしてくれる,縁の下の力持ちみたいな印象があります。
4Gamer:
隠れ家へ渡る小舟を漕ぐのも,いつもレントがやってくれていますよね。
近藤さん:
そうそう,当たり前のように。
寺島さん:
自然なんですよね。やってあげている感もないし。「俺がやるよ」ともわざわざ言わない,ファミリー感がすごいですね。
4Gamer:
本当にいい関係ですよね。続いては,近藤さんにタオについてうかがいたいと思います。近藤さんはこれまで「不思議」シリーズのコルネリア役,「ルルアのアトリエ」のマァナ役などでご出演されていますが,タオはまた新たな役どころでしたよね。
近藤さん:
ちょうどタオ役のお話をいただいたときは,もっと男の子役を演じてみたいなと思っていた時期だったんです。「アトリエ」シリーズでは女の子の役を続けてやらせていただきましたが,男の子役もできると思ってくださったのかなという,嬉しさもありました。
タオくんの役作りでは,特に迷うことがなく,こうやりたいなと持っていったものでOKをいただいて,そのまますぐ収録に入っていった感じですね。
気弱な部分を演じていて自分でも楽しくて,私は“イヤイヤ期”と呼んでいるんですけど(笑)。イヤだイヤだ言っているのが演じていて楽しかったです。ただ,イヤイヤ言いつつも,芯のある子だと思っているので。友達思いで友達のために勇気を出すところとか,弱気ながらもがんばっている姿に芯の強さを見せたいなと思って大事に演じました。
4Gamer:
それではアニメの放送をご覧の皆さんや,観てみようと思っている人へ向けてメッセージをお願いします。
寺島さん:
「ライザのアトリエ」が,皆さまのおかげでアニメ化することになりました。僕らがリアルに迎える夏と同じタイミングで,ライザたちの夏の物語がくり広げられるので,同じような体感で楽しんでいただけるのではないでしょうか。ひと夏の思い出にライザを楽しんでください。
のぐちさん:
この作品は“なんてことない日常”がテーマになっています。なんてことない,けれどそこにすごく大切な何かが隠されていたりもします。アニメ「ライザのアトリエ」を観て,「こんな日常を過ごしたいな,何か新しいことに挑戦してみよう」と思い立つきっかけになったら嬉しいです。
そして何より,この作品はゲームが原作なので,アニメをとおしてゲームにも興味を持ってもらえたら嬉しいです。もっと言えば「アトリエ」シリーズにも興味を持っていただけたら嬉しいですね。ぜひアニメの世界でのライザたちの冒険を楽しんでください!
大和田さん:
アニメ「ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜」は,ゲームをプレイされた方も,されていない方も楽しめる作品になっています。ゲームをプレイされた方は懐かしい気持ちになると思いますし,ゆり(のぐちさん)も言っていましたが,ライザたちのなんてことない日常を描きながら,その中にすごいワクワクが詰まっているので,ゲーム未体験の方もアニメで「ライザのアトリエ」に触れていただければと思います。
この作品と出会うことで,皆さんの日常も,よりキラキラ輝き出すんじゃないかなと思っています。私自身がそうだったので。ぜひ皆さんも画面を通してそれを体感していただきたいですし,この夏,ライザたちと一緒に冒険を楽しんでいただきたいです。よろしくお願いします!
近藤さん:
この作品自体はファンタジーの世界ですから起こる出来事は違えど,人々の感情は私たちと同じなんですよね。ライザたちの日常のちょっとした場面に,ご自身とつながる部分,共感できるところがあるんじゃないかなと思っています。また,ライザたちの青春の夏が描かれるので大人の方は懐かしい気持ちになれたり,子どもたちには一緒に冒険を楽しむことができる作品となっています。
そしてゲームをプレイされた方は「あ,ここゲームでも出てきたな」と見つける楽しみがあるかと思います。ゲームで見られなかった部分も描かれているので「裏でこういうことがあったんだ」とか,「あのクエストのときはこういう風に時間が流れていたのか」といった,新たな発見もあるかと。
ゲームをプレイされてきた方には,本当に感謝ですね。ここまでライザを応援してくださって,愛していただいて……。「皆さんのおかげで私はもう1度タオくんに出会えました,ありがとうございます」とあらためて伝えたいです。
もちろん,アニメで初めて「ライザのアトリエ」に触れてもきっと楽しめると思います。自分たちもワクワクしながら収録に臨んでいたので,観た方はこれをきっかけに「ゲームがやりたい」と思ってくださるはず,という確信があります。アニメを観た方はぜひゲームもプレイしていただけたらなと思います。アニメももちろん,ワクワクしていただけると信じていますので,これからもご覧いただけたら嬉しいです。
【番外編】のぐちさんへのサブクエスト
〜タイトルを考える〜
4Gamer:
ちなみにですが,本記事のタイトルをのぐちさんがつけるとしたら……?
のぐちさん:
うーん,「直前だよ!」とか,「夏休みだよ!」とか?
寺島さん:
夏休みの映画のやつじゃん(笑)。
のぐちさん:
それか,休み時間みたいのを別の言葉で表現したいなあ……。
大和田さん:
ひと休みとか?
のぐちさん:
あ,ひと休みいいね!
近藤さん:
採用された!
のぐちさん:
ライザたちのひと休み……,あ,サブタイトルのニョロニョロ(〜)を活かしたいな。
寺島さん:
「秘密」シリーズだから,秘密だけは入れて。〜大和田と近藤と寺島と秘密ののぐち〜とか。
一同:
あははは!
大和田さん:
隠してるところなんにもない! むしろ全部出してる(笑)。
のぐちさん:
ううーん,じゃあ「ライザたちのひと休み 〜秘密のあたしたち〜」。
近藤さん:
秘密の! あたしたち!!(笑)
のぐちさん:
うーん,秘密の,秘密の……。
寺島さん:
いいんだよ,のぐちがGOだと思えばそれでいいんだよ。
大和田さん:
行け行け,ゴーゴー!
のぐちさん:
秘密のあたしたち……,あ! 「〜あたしたちの秘密聞きたい?〜」
一同:
あっははは!!
大和田さん:
ニョロニョロ(〜)にした意味あった?(笑)
のぐちさん:
確かにない!
近藤さん:
もう,おもしろすぎる……!
のぐちさん:
じゃあいったん,タイトルはそれでお願いします(笑)。
4Gamer:
では「ライザたちのひと休み 〜あたしたちの秘密聞きたい?〜」で。
寺島さん:
ここまで長かった(笑)。
大和田さん:
そこまでの秘密はないけどね(笑)。
のぐちさん:
ないけど……,でもいいよね。
寺島さん:
裏話的なこともなくはなかったもんね。
近藤さん:
あー,おもしろかった……。
――2023年6月10日収録
アニメ「ライザのアトリエ」公式サイト
「ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜」公式サイト
「ライザのアトリエ2 〜失われた伝承と秘密の妖精〜」公式サイト
「ライザのアトリエ3 〜終わりの錬金術士と秘密の鍵〜」公式サイト
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- :ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜
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- インタビュー
- ライター:本丸猫左衛門
- カメラマン:佐々木秀二
(C)コーエーテクモゲームス/「ライザのアトリエ」製作委員会