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    第三回「ドラゴンクエスト ウォーキング <九州>」体験レポート&柴Pインタビュー。晩秋の熊本に約8000人の勇者が集結。これまでとはひと味違った九州のリアル冒険
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    印刷2024/12/10 08:00

    イベント

    第三回「ドラゴンクエスト ウォーキング <九州>」体験レポート&柴Pインタビュー。晩秋の熊本に約8000人の勇者が集結。これまでとはひと味違った九州のリアル冒険

     スクウェア・エニックスがサービス中のスマートフォン/タブレット向けRPG「ドラゴンクエストウォーク」iOS / Android。以下,DQウォーク)のリアルウォーキングイベント「第三回 ドラゴンクエスト ウォーキング <九州>」が,熊本県荒尾市の遊園地「グリーンランド」にて開催された。今回の会期は11月16日,17日の2日間だ。

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     本稿ではこれまでの2回のリアルウォーキングイベントに参加した筆者が,今度は九州へとおもむき,イベントを体験してきたのでそのレポートをお届けしよう。後半では本作のプロデューサー・柴 貴正氏にイベントについての話を聞いたので,そちらも併せて読んでいただきたい。

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     スクウェア・エニックスの「ドラゴンクエストウォーク」初のリアルイベント「ドラゴンクエスト ウォーキング<WEST>」が大阪で開催された。会場内を実際に歩いてゲーム内の限定ミッションにチャレンジするイベントで,現場にはなんとリアルなカンダタが出現した。

    [2022/12/13 08:00]
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     「ドラゴンクエストウォーク」のリアルイベント,「ドラゴンクエスト ウォーキング<EAST>」が,10月19日~22日に富士急ハイランドで開催された。東日本在住のプレイヤーにとって待望のリアルウォーキングイベントで,4日間で約3万人が参加した。

    [2023/11/06 18:00]


    HD-2D版「ドラゴンクエストIII」発売直後

    たくさんの勇者達が,熊本への冒険へと旅立った


     DQウォークは今年9月にサービス5周年を迎え,それを期にさまざまな要素や機能が追加され,さらに幅広く楽しめるようになった。また,イベント前日にはHD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」PC / PS5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch)が発売されたこともあり,九州を目指して旅立つ勇者達の気分も高揚していたことだろう。

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    5月にはゲーム内で「ドラゴンクエストIII ReWARK」のイベントを開催。「闇はらう光の大剣」の演出は新旧シリーズのファンを魅了した
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    5周年にカジノに実装されたパズルゲーム「なぞりドラけし」。残念ながらサービスが終了してしまった「ドラゴンクエストけしケシ!」をオマージュ

     プレイヤーがゲームと連動したスポットを歩いて楽しむリアルウォーキングイベントは,今回で3回目。2022年の大阪(WEST/万博記念公園),2023年の山梨(EAST/富士急ハイランド)に続いて選ばれた開催地は,九州の熊本県だ。
     会場となる「グリーンランド」は敷地面積約55万平方メートルにも及ぶ広大な遊園地で,国内最多81種ものアトラクションがあることを売りとしている。1周は約2.5kmと,リアルウォーキングイベントにも向いた広さで,城を思わせる建物や池などもあり,「ドラゴンクエスト」の世界観にもマッチしている。

    アトラクション数日本一というグリーンランド。その広さは東京ドーム10個分なのだとか
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     今回のイベント参加には,特典付きの「ゴールドパス」(税込み5940円)と通常の「スタンダードパス」(税込み2970円)が用意され,前者は応募者多数により抽選となった。入園には別途グリーンランドの入園券が必要となったが,パスの購入者には特別優待が適用されている。

     グリーンランドの最寄り駅はJR鹿児島本線の荒尾駅となるが,筆者は福岡から九州入りした関係で,一つ隣の大牟田駅から現地へと向かった。大牟田駅からは西鉄のグリーンランド行きのバスがあり,当日朝はイベント開催を受けての臨時直行便も出ていてアクセスは快適だった。

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    初日朝の大牟田駅の様子。グリーンランドまでは約20分で到着する
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    イベント開場直前で沸き立つ勇者(プレイヤー)の行列。左側の列がゴールドパスの参加者で30分早いアーリー入場ができた
    今回の入場特典。「よる ひかるキーホルダー スラミチ」(右上)と「リアルマイレージカード(九州バージョン2024)」(中央)。左上の「ペットボトルキャップ スラミチ」はゴールドパスの特典で,下のリストバンドもゴールドパスのカラーだ
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     ウォーキングイベントは会場に近付くとゲーム画面が切り替わり,グリーンランド周辺のフィールドマップが賑やかになる。内容はこれまで同様,会場に設置されたスポットを巡るスタンプラリー形式で,プレイヤーのレベルや装備などに関係なく進められる。
     参加者はまずリッカがいる「お祭り広場グラウンド」のスタンプスポットAを訪れ,タップして受付をすることでスタンプラリーが始まる。園内にはこのほかに5か所のスタンプスポットが設置され,すべて回ればコンプリートとなる。
     ここには普段は宿屋にいるリッカがイベントの受付嬢として出張。なんと現地にはリアルリッカが登場するサプライズもあり,ゲーム中と同じアクションで訪れる勇者達を癒していた。

    リッカのいるスタンプスポットAがイベントのスタート地点
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    初日の来場者にはサプライズとなったリアルリッカ。今回は受付嬢として登場。スタンプのリッカも可愛い
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     このお祭り広場グラウンドは全面芝生の憩いの場で,モンスターのフォトスポットやイベント限定のカプセルトイ「こころS缶バッジ」販売所の「カプセルひろば」,グッズ販売コーナー「どうぐや」が設けられ,参加した勇者達はそれらを思い思いに楽しんでいた。
     もちろんほかのスポットにも,ゲーム内イベントとシンクロしたキャラクターが登場。過去の2回とは趣が異なっていて,筆者同様に続けて参加した人もきっと楽しめたはずだ。

    イベントの拠点となったお祭り広場グラウンド。各所にフォトスポットも設置
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    「カプセルひろば」は新発売の第2弾「こころS缶バッジ~メガモン編~」が大人気
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    グッズ販売所では,今回も事前注文による現地受け取りも実施された
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     会場には初登場のメガモンスター「ウォーキング」やご当地メガモンスター「あやシイタケ」,そして4種のご当地モンスターも出現し,バトルや「モンスターのこころ」の収集も大いにはかどったはず。また園内のリッカの宿屋には,リッカがスタンプスポットの受付をしている関係でルイーダが留守番を担当。普段は見ることのできれない宿屋の様子を見られた。

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    初登場のイベント限定メガモン「ウォーキング」。会場内に1日2回出現し,1回倒せば「ウォーキング・九州のこころS」が2個手に入る
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    会場中央付近に設置されたリッカの宿屋がこの日はルイーダの宿屋に。普段はできないルイーダとのAR撮影もできた

    会場内には四国以南のご当地メガモン「あやシイタケ」や,全国の地域限定モンスター4種も登場した
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     また会場内には,ゴールドパスの特典として「スラミチの部屋」を設置されていた。ここはたくさんのスラミチ達がゴールドパス入場者を迎える休憩所で,中には「Coke ON」特製ゴーレム・ゴールドマン・ストーンマン自販機が置かれており,1人1本無料でドリンクがプレゼントされた。
     ほかにもスマホの充電設備やWi-Fi通信,キッズ優先エリアなども用意され,とくにお子様同伴の勇者にはとても助かる場所となったのではないだろうか。

    ゴールドパス入場者専用の「スラミチの部屋」。看板はスラミチ画伯によるものなのだとか
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    たくさんのスラミチが親子勇者達を迎えた
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    イベント恒例,ゴーレム・ゴールドマン・ストーンマン自販機。これとは別に「Coke ON」アプリ利用者が会場内を5000歩歩くとドリンクチケットがプレゼントされた

    登壇は直前まで告知されておらず,サプライズ的に登場した柴プロデューサー
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     ゲーム内でウォーキングが出現する場所にあるイベントステージ「レインボードーム」では,その出現時間に合わせてプロデューサーの柴 貴正氏がステージに登壇し,来場者と交流した。

     柴氏はイベントの会期中計4回ステージに登場し,来場者とのメガモン討伐や,自身の「宝の地図」の配布,じゃんけん大会などを行っていた。

    ステージでは完成したばかりの自身の宝の地図を拡散。現在は全国に散らばっているので,見かけたら記念にいただいておこう
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     会場が広いといっても限りはあり,早い人は1時間もあればスポットを回れたとのこと。とはいえ,園内には多数のアトラクションがあり,フードショップや売店も充実していたので寄り道も楽しかったはず。また,アトラクションに合わせたシチュエーションも多彩で,筆者はスタンプラリー終了後の余った時間にモンスターARの撮影ばかりしていた。

    イベントの盛り上げ役カンダタももちろん登場。ここでは「なぞりドラけし」勝負を来場者に挑むも,相手の邪魔ばかりしていた
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    熊本のいいところを熱弁するカンダタ。スラミチによれば,このイベントにあたり地元「くまモン事務局」にお伺いを立てたとのこと
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    「ゆうべはおたのしみでしたね」モードで夢の世界を冒険するカンダタ。白昼堂々,路上で熟睡するカンダタに来場者は大爆笑。枕元にはタブレットが置いてある
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    園内の池のそばに刺さっていたロトの剣。フォトスポットとしては最高のシチュエーションだ
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    なんと,あらくれもリアルで登場。「風船のおいちゃん」としてお子様達にあらくれ風船をプレゼントしていた
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      スタンプラリーゴールの特典として,メガモン討伐時などに披露できるイベント参加の称号が用意されていた。また,いくつかの条件クリアで,「みんなとスタンプ『いい汗かいたわい(ウォーキング柄)』」「ウォーキングの置物」「軌跡のつるぎ スイカのつるぎ」「ぼうけんの思い出 DQウォーキング<九州>の記念碑」「DQウォーキングTシャツ(九州バージョン2024)」といったゲーム内アイテムが配布された。
     今後のイベントで同様のゲーム内アイテムが配布されたとしても,こちらには九州の名前が入っていることで,記念品として価値のあるものとなるだろう。

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    メガモン討伐などで披露できるので,けっこううれしいイベント参加の称号だ
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    旅先に残せる「軌跡のつるぎ」は,熊本名物スイカの形をしている。「冒険の思い出」もオリジナルのものだ

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    「みんなとスタンプ『いい汗かいたわい(ウォーキング柄)』」。メガモン討伐時などに使えるスタンプだ
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    「DQウォーキングTシャツ(九州バージョン2024)」。見た目変更向けの装備だ

     イベント当日の熊本は2日間とも雨が心配されたが,午前中に小雨がぱらついただけで,以降は曇り。時折日が差すこともあって,気温は22度前後まで上がり,ウォーキングには快適な天候であった。
     グリーンランド内は多彩なシチュエーションとともに,適度な高低差があるため,実際の距離よりも長く歩いた気分になれる。園内には「ドラゴンクエスト」のBGMがそこかしこで流れていて,冒険の追体験を全身で味わえた。

    広くてとても居心地が良かったグリーンランド。ウォーキングそっちのけでアトラクションを楽しんでいた人もいたようだ
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    アトラクションやイベントスポットを背景にしたAR撮影も楽しかった
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    このイベントでも,各キャリアの基地局車を設置。イベント進行中に通信面での不便さを感じることはなかった
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     なお,次回のリアルウォーキングイベントは2025年に実施する予定ということがアナウンスされている。開催される地方の地元勇者に限らず,普段とは違う冒険に出るきっかけとして,ぜひ足を運んでいただきたい。




    会場選びはグリーンランドからの打診がきっかけ

    来場者が安全に歩いて楽しめる最高のロケーション


     ここからは柴 貴正プロデューサーへのインタビューをお届けしよう。このイベントの開催経緯やファンブックでの台湾のおみやげ入手の旅について聞いてみた。


    4Gamer:
     本日はよろしくお願いします。
     DQウォークのリアルウォーキングイベントも今回で3回目となりましたが,どんなきっかけでこの九州というエリアを選んだのかをお聞かせください。

    「ドラゴンクエストウォーク」プロデューサー 柴 貴正氏
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    柴 貴正氏(以下,柴氏):
     これまで関西方面のWEST,関東方面のEASTとやってきて,次は別の地方でやろうと決めていたんですが,ゲームやイベントの性質上どこでもできるわけではないんですよね。ちゃんと歩けて安全が確保されることが絶対ですから。そんなときにグリーンランドさんから直接お声がけいただいたんです。
     九州はやりたかった地方の候補でもあって,実際にロケハンをしてみたらとてもいい場所で,聞くところによると九州の学生達の定番デートスポットというメジャーな遊園地なんです。ここなら人も集まりやすいだろうということで決まりました。

    4Gamer:
     会場選びに関しては,九州を選んだというよりも,グリーンランドからの打診があったからこそなんですね。

    柴氏:
     それはありました。地方ということがまず第一だったのと,手を上げていただいたことをきっかけにロケハンをして会場のサイズ感や歩きやすさなど,いろいろなバランスを考慮した結果です。
     またグリーンランドさんは入場料が必要なので,イベントの参加料金も踏まえて,交渉をして参加者優待を実施していただけました。

    4Gamer:
     実際に歩いてみると,かなり広さがありました。

    柴氏:
     リアルウォーキングイベントとしてはちょうどいい広さなんですよ。ただ広いだけじゃなく,シチュエーションも良くて冒険している感じがあって。イベントは昼間でしたけど,夜がまたいいんです。ライティングで城のイメージが強調されて,そこにドラクエの音楽が流れていると雰囲気はバツグンで,事前の仕込みのときも楽しかったです(笑)。

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    4Gamer:
     園内でもドラクエシリーズのBGMがいろんなところで流れていましたね。

    柴氏:
     BGMで一番気を使ったのは入口ですね。当日朝に行列を作って待っている方にテンションを上げてほしいと思い,待機列の方向にBGMが聞こえるようにセッティングして,階段を上がって入口に近づくと音が大きくなって会場が見えてくるみたいな演出をしたんです。

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    4Gamer:
     確かにあの感じは高揚しました。イベント自体も,過去2回と比較すると,リアルリッカがいたり,カンダタと「ドラけし」を競えたり,参加者がロトの剣を抜いて記念撮影をしたりして,ただ見るだけでなく体験できるようなものもあって,全体的に洗練された印象を受けました。

    柴氏:
     基本は一緒なんですけどね(笑)。ちょっとアクティビティ的なことも加えて,待つ時間なども考慮した結果として,今回の内容になりました。

    4Gamer:
     こうしたイベントを考えたり作ったりするのは大変ではないですか?

    柴氏:
     開発もプレイヤーとして遊んでいるので,イベントに参加したときに自分達だったら何があれば楽しいかは分かっているんです。そういう立ち位置から,足を運んでくださる皆さんに喜んでいただけるようなものを用意しています。
     イベントをゲームに組み込むこと自体はそんなに難しくないんですが,その内容を考えるのはたいへんですね。ルイーダがリッカの宿屋にいるとか,コアなプレイヤーなら「おおっ!」と思うようなレアな事態なので,そういうネタをできる限り用意しましたけど,それがお客さん目線で本当に楽しいかどうかは,やってみないと分からないですし。しかもリアルウォーキングイベントなので,現地をロケハンして実際の場所も確認する必要もあるんですよ。

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    4Gamer:
     園内のリッカの宿屋やメガモンスターはロケハンをしたうえで設置しているんですね。

    柴氏:
     ええ。現地に来た人だけが地図の交換や,メガモン討伐ができるよう,設置場所は常に考えて作っています。

    4Gamer:
     今回は値段が少し高いゴールドパスなども用意されましたが,これはどういう意図があったのでしょう。

    柴氏:
     ゴールドパスは,ファミリーでの参加者を意識して用意したものなんです。イベントのチケットは2名までお子様の同伴をOKにしているんですが,お子様と一緒にイベントに参加するのはたいへんだということは以前から認識していました。少しでも親御さんのストレスを軽減できるように,と特典を用意したんです。
     元々は「ファミリーパス」という名前だったんですけど,そうするとファミリーではない人が入れなくなってしまうので,ゴールドパスという名前にしたという経緯があります。

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    4Gamer:
     ゴールドパスは応募者多数で抽選となりましたが,内訳はどのぐらいだったんでしょう?

    柴氏:
     具体的な数は発表していないんですが,申し込んだ方のほとんどがゴールドパス希望者でした。値段をちょっと高く設定したので,どのぐらい希望があるのか見えなかったんですが,ふたを開けてみると皆さん値段は気にせず,快適なほうがいいという選択をされたようです。

    4Gamer:
     今回の参加者はゴールドパスも含め,何人ぐらいだったんでしょう。

    柴氏:
     2日間合計で約8000人でした。内訳としては地元九州の方は半分ぐらいで,半分は九州外からの参加でしたね。SNSなどを見てみると,ついでに九州のおみやげ回りをしている人が多かったようです。

    九州(福岡)のランドマークの1つ,桜井二見ヶ浦の夫婦岩。イベントでの九州入りを機会にランドマークでおみやげをもらう旅をした人も多かったという
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    4Gamer:
     実は私もそうでした(笑)。前日に回った福岡や熊本はけっこう雨が降っていたので,天気がちょっと不安でしたが,イベント当日は2日間とも午前中に雨が少し降っただけでしたね。

    柴氏:
     天気に関しては季節を選んでいることもありますけど,毎回スタッフに神頼みに行ってもらっています(笑)。東京の高円寺に,日本唯一の「気象神社」という天気を司る神社があって,毎回天気祈願をしているんです。
     そのスタッフはかなりの雨男で,別のタイトルのイベントをやっていたときに,彼が参加するときに限って雨だったので,以来彼が“天地雷鳴士”の役割を担って,お天気祈願をする役目となったんです(笑)。そのおかげか,今回も含め天候には恵まれました。

    4Gamer:
     今回のグリーンランドのように,各地のスポットからのイベントの立候補などはあったりするんですか?

    柴氏:
     最近はけっこう増えてきましたね。僕自身はこういうイベントに関する説明などで顔出しをすることが多くて,その都度イベントの目的や概要,開催場所などについて具体的に説明していますが,それを見ていただいた各地の方々が手を上げてくれるようになりました。

    4Gamer:
     そういったことも踏まえて,次のイベントはどこでやりたいとか,構想はあるんでしょうか。

    柴氏:
     やっぱり次も地方でやりたいと考えています。もちろん都市部でもやりたいんですが,既に2回開催しているので,候補としては地方を優先したいと思っています。
     そこで今回のグリーンランドさんのように,もしどこかが手を上げていただけたなら,実際に歩けるのかとか,電波が届くのかとか,条件を満たせるところであれば前向きに検討していきたいです。

    4Gamer:
     優先候補としては,やはりまだやっていない北のほうですか?

    柴氏:
     まだ分からないですけど,北の地方はやりたいですよね。ただあまりそこを意識しすぎて,交通の便や安全面などをおろそかにすることはできませんから,やはり場所次第ということはあります。

    画像集 No.052のサムネイル画像 / 第三回「ドラゴンクエスト ウォーキング <九州>」体験レポート&柴Pインタビュー。晩秋の熊本に約8000人の勇者が集結。これまでとはひと味違った九州のリアル冒険


    台湾のランドマーク12か所を4日間で回ったという

    柴氏のDQウォーク旅のコツを聞いた


    4Gamer:
     このイベントとほぼ同じタイミングで「ドラゴンクエストウォーク 公式ファンブック 5th Anniversary」が発売されまして,その中で柴さんが堀井雄二さんと台湾のおみやげを取りに行く旅をされていて,道中の動画も公開されました。
     今回の九州でおみやげを取るために旅をした人や,今後のイベントで同じような旅をする人の参考として,どんな手段で回ったのかを教えてください。

    DQウォーク公式ファンブック発売記念特別映像「台湾のおみやげを取りに行こう! ~台湾WALKレポート~」

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    柴氏:
     動画では前編と後編に分けて,前半は堀井さんと2か所を回って,後半で残り10か所をすべて回ったんですが,後半は僕が普段やっている旅があんな感じなんです(笑)。一緒に撮影スタッフがついてきてくれたんですけど,彼らのほうが大変そうなぐらいで。

    4Gamer:
     ルートは事前に決めていくんですか?

    柴氏:
     行く場所とざっくりとしたルートは事前に調べます。あとは現地で「Googleマップ」のアプリを使って臨機応変に移動する感じですね。
     例えば動画の最初に回った台北(タイペイ)から宜蘭(イーラン)なら,電車かバスで1時間半と出ていたので,台北を出るときの時間やそれぞれの時間ごとの本数などを頭に入れておいて,その所要時間を考慮した交通で移動することの繰り返しでした。

    4Gamer:
     すべて公共交通機関だけの移動だったんですか!?

    柴氏:
     タクシーもちょっとだけ使いましたが,基本はそうです。堀井さんと回った日を初日として,残り3日で長距離の車移動は最後の澎湖(ポンフー)だけでした。あそこは離島で島内に交通網がないので,レンタカーを借りるしかなかったんです。

    4Gamer:
     アプリの検索だけであそこまで効率よく回れるものなんですね。

    柴氏:
     そこは僕自身の旅の経験がある程度生きていると思います。それなりに旅慣れをしていないと,恐らくあのペースでは回れないでしょう。あの動画の場合,出演者兼プロデューサーの僕がプランを立てているので,スタッフが旅のプランを立てるようなTVの旅番組などともまた違って,旅のすべてにおける決断を僕自身ができたのが早く回れた理由だと思います。

    4Gamer:
     とはいえ,土地勘のない海外で3日間10か所はすごいペースだと思いました。

    柴氏:
     おみやげに関しては国内もそうなんですが,可能な限り公共交通機関と徒歩で取れるように設定しているんです。旅慣れていないと短時間で取って回るには難しいぐらいの距離感で,各県4か所のうち1か所は訪れる難度が高めの場所を入れて,そこだけは頑張っていただこうというバランスなんです。

    4Gamer:
     ランドマークの設置場所もゲームバランス一つになっていると。ちなみに台湾では本作のサービスはやっているんですか?

    柴氏:
     はい,ゲームはイベントなども含めてすべて進められるようになっています。メガモンなどもマッチングの範囲を広げているので,ちゃんと戦えます。ただしアプリは日本語なので,どちらかというと現地の日本人プレイヤーや日本から台湾へ行く人の需要が高いですね。


    リアルウォーキングイベントのだいご味は

    プレイヤーがお互いの存在を確認できること


    4Gamer:
     今年サービス5周年を迎えて,いろいろな要素が追加されましたが,柴さんがこれは追加してよかったと感じた要素はどれでしょう。

    柴氏:
     「ゆうべはおたのしみでしたね」と「ドラけし」は,僕自身がずっと入れたいと思っていたので,そこでまたプレイヤーの中で新しいヒーローが生まれたのはよかったと思っています。
     「ドラけし」なんかは,僕らのようなよく歩いてほどほどに課金をしているおじさん達が軒並み弱くて,ほかの同系のパズルとかをよく遊んでいる若いプレイヤーがめちゃくちゃ強いんです。1分間で100万点とか出す人がいますからね。

    カンダタも楽しんでいた「なぞりドラけし」。盤面のドラけしをなぞってつないで1分間で消した数を競うクセになるパズルだ
    画像集 No.053のサムネイル画像 / 第三回「ドラゴンクエスト ウォーキング <九州>」体験レポート&柴Pインタビュー。晩秋の熊本に約8000人の勇者が集結。これまでとはひと味違った九州のリアル冒険

    4Gamer:
     私も最高で10万点そこそこなので,ちょっと考えられないスコアですね……。それにしてもどちらも意外な要素で驚きました。まさか歩くゲームに睡眠に関するモードが入るとは……。

    柴氏:
     あれがあると,ちょっとでも長く寝たくなるんですよ。「もう4ターン稼ぎたいから二度寝しよう」みたいな。僕なんかは夜,酒を飲んで寝落ちすることが多かったんですけど,モードを起動して寝なければならないので,酒量は減って睡眠時間が増えました(笑)。

    プレイヤーの睡眠時間が冒険に反映される「ゆうべはおたのしみでしたね」。端末のセンサーで入眠の時間や睡眠の深さを判定できるなど,機能も充実している
    画像集 No.054のサムネイル画像 / 第三回「ドラゴンクエスト ウォーキング <九州>」体験レポート&柴Pインタビュー。晩秋の熊本に約8000人の勇者が集結。これまでとはひと味違った九州のリアル冒険

    4Gamer:
     以前,柴さんがお話ししていたとおり,今後もコアなプレイヤーを満足させつつ,新しいプレイヤーを取り込む試みは続けていくわけですね。

    柴氏:
     そうですね,ゲームを上に積んでいくことは必要不可欠なので,「魔王の地図」などトッププレイヤーに向けた新要素も用意しました。その一方で,自分としては母数を増やすことに注力していきたいです。
     こういうオフラインのイベントで,プレイヤーがたくさんいることを実感すると,モチベーションにもつながるんです。それをいかにして増やしていくかが,僕の役目だと思うんですよね。

    4Gamer:
     SNSなどを見ていると,イベントごとに「こんなにDQウォークをやっている人って多いんだ!?」という声が見受けらますよね。

    柴氏:
     それがゲームを続ける気にもつながるんですよね。やっている人がいない感じがすると,「サービス終了しちゃうんじゃないの?」という気持ちになって,モチベーションも下がっちゃいますから。

    4Gamer:
     DQウォークはほかの位置情報ゲームよりも操作がシンプルで手ぶらでもできますし,メガモンのようなレイドバトルも比較的遠くから挑めたりするので,遊んでいる人がいることが気付かないことは往々にしてありますからね。

    柴氏:
     DQウォークは,こういうイベントでコミュニティを作ってみんなで遊んでほしいという思いがある一方で,できる限りソロでも遊べるよう,ソーシャル的な要素は意図的に薄めているんです。
     「魔王の地図」ような多人数で挑まないと難しい要素もありますが,それをデフォルトにしてしまうと,「俺にはやれない」というプレイヤーが必ず出てきてしまうので,基本はソロでも遊べて,ギガモンスターような緩やかなソーシャル要素を盛り込みつつ,そのバランスは崩さないよう続けていきます。

    4Gamer:
     離れていたプレイヤーが戻ってきやすい環境でもありますね。

    柴氏:
     そこはやはり5年続けてこられた資産によって,そのバランスが構築できたということですよね。開始から1~2年ではそういうことはできませんから。

    4Gamer:
     最後に一つ教えてください。スラミチの声ってどなたが演じているんですか?

    柴氏:
     僕も知らないんですよ,一体誰なんでしょうね?(笑) ずっと謎のままなんです。たまに僕も収録に入っていますけど,スラミチ式麻雀の役を全部しゃべっていただいたときはけっこう感激しましたよね。でも誰なのかは分かりません(笑)。

    画像集 No.056のサムネイル画像 / 第三回「ドラゴンクエスト ウォーキング <九州>」体験レポート&柴Pインタビュー。晩秋の熊本に約8000人の勇者が集結。これまでとはひと味違った九州のリアル冒険

    4Gamer:
     “スラミチはスラミチ”ということで認識しておきます(笑)。
     最後に,DQウォーク6年目の抱負をお願いします

    柴氏:
     まずは,皆さんにいつも遊んでいただいていることに,感謝をしています。5年間で歩くだけではない,いろんな要素を詰め込んできましたけど,基本的には自分のペースで自分のやりたいことを好きなだけやっていただいて,忙しくてやれないときは無理をせず休んでください。
     皆さんの生活にDQウォークが染み込むように入っていくことを信条として僕らは運営しているので,時間ができたときに1駅ぶん散歩をするとか,飲んだ後は歩いて帰ろうとか,そういうちょっとした楽しみを味わってもらえればいいかなと思っています。
     もちろん熱意を持ってとことん遊んでもらうことも,本作を作り込んでいることの証明になるのでうれしいです。それを作っている開発チームを養うために,少しだけでもアイテムなどを購入していただけると本当にありがたいです。

     そして今後も,スタンスとしては今までと変わらずに楽しくやっていきたいですね。先日もファンブックが出たときにSNSのエゴサーチをしたんですけど,「インタビューで柴さんがこのゲームを続けていきたいって言っていたのがうれしい」とつぶやかれていて,そんな当たり前のことが意外に伝わっていなかったことが分かりました。あえて言うならば,これからもDQウォークを続けていく気は満々ですので一緒に楽しんでいきましょう!

    4Gamer:
     ありがとうございます。次回のリアルウォーキングイベントも楽しみです。

    柴氏:
     SNSも便利ですけど,フェイストゥフェイスで顔を合わせて,どういう人がどんなことを言っているのか直接聞くのも大切ですし,こういうイベントはその接点となりますから,会場のどこかで見かけたらぜひ思いの丈をお伝えください。写真はNGですけど(笑)。

    4Gamer:
     ありがとうございました。

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