プレイレポート
マイクラの世界が現実世界と融合。βテスターを募集中のARアプリ「Minecraft Earth」先行プレイレポート
本作は,サンドボックスゲームの「Minecraft」をベースに,拡張現実(AR)の技術を用いて作られたタイトルである。立方体のブロック(ボクセル)で構成される世界で,さまざまなオブジェクトを制作するMinecraftのゲーム体験を,スマートフォンのカメラを通すことで,現実世界で楽しめるのだ。
今回4Gamerは,クローズドβテストに先がけて本作をプレイする機会を得られた。さっそく本稿でプレイレポートをお届けしよう。
マイクラのオブジェクトがカメラ越しの現実世界に出現
建築台はいくつかの種類が用意されており,一番小さなものだと,設置時は7メートル四方くらいの面積がある。そのため,公園などの広くて平らな場所で設置するのが望ましい。
設置ボタンを押すと,カメラ越しの世界にオブジェクトが現れるのだが,これほどの大きさなので圧巻の一言である。掲載スクリーンショットをよく見てもらいたいが,確かにオブジェクトが,カメラ越しの世界に実在している(ように見える)のだ。
オブジェクトが平面ではなく立体というところもポイントで,その裏側を見るには,スマホをかざしながら回り込むように移動する必要がある。また,近づいたり離れたりしても,きちんと大きさが変化する。
“位置情報ゲーム”のスタイルでブロックを獲得
建築台はテンプレートのようなもので,これに対しブロック単位で設置したり削ったりできる。カスタマイズ時に必要なブロックは,いわゆる位置情報ゲームとして定番のスタイルで獲得する仕組みだ。
地図データをもとに作られるマップが,ボクセルグラフィックスで描かれているのも本作らしい部分。Minecraft上で,見慣れた地図を丸ごと再現したような印象を受けるだろう。
縮小サイズのオブジェクトを仮置きしてカスタマイズ
ちなみに,どの高さまでブロックを積み上げられるのかを試したところ,すぐに椅子の上に乗る必要が生じた。設置時は約10倍の大きさになるわけで,根気(とブロック)があれば,相当な力作が作れそうだ。
また,建築台からすべてのブロックを取り払ったところ,“地下”も掘り下げられた。この建築台を設置すると,リアルの床に穴があいたようで,その見た目も大変に面白い。
「現実世界とMinecraftの融合」に偽りなし
ARを用いたタイトルは昔からあるが,これほどの大きさのオブジェクトを自由にカスタマイズして設置するのは,多くのプレイヤーにとって新鮮な体験になると思われる。MinecraftはIPとしての知名度が抜群で,またSNS映えにも期待でき,今後大きく盛り上がりそうだ。
冒頭部でも紹介したとおり,本作は,今夏開催予定のβテストに向けて現在準備中である。テスター枠は狭き門となりそうだが,運良く当選した人は,ARアプリということで周囲への配慮を意識しつつ,この新鮮なゲームを存分に楽しんでほしい。
「Minecraft Earth」
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