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ゲーマー向けスマホ「Black Shark 5」シリーズが8月に発売。特典付きの早期予約キャンペーンもはじまる
オンラインストア「Glimpse」における税込価格は以下のとおり。
- BlackShark 5:メインメモリ容量8GB,内蔵ストレージ容量128GB,通常価格6万9800円(超早割価格:6万4900円)
- BlackShark 5Pro:メインメモリ容量12GB,内蔵ストレージ容量256GB,通常価格11万8800円(超早割価格10万7800円)
なお,7月19日までの予約で,通常価格から割引となる「超早割」を実施する。また,7月20日〜27日の予約では,値引きはしないものの,BlackShark製ゲーマー向けイヤフォン「BlackShark Type-C Earphone 2」が特典として付属するキャンペーンを行うという。
BlackShark 5とBlackShark 5Proは,どちらもディスプレイに約6.67インチサイズで,解像度1080×2400ドット,縦持ち時のアスペクト比が9:20,最大リフレッシュレート144Hzの有機ELパネルを採用するのが特徴だ。タッチパネルのサンプリングレートは,シングルタッチで最大720Hz,マルチタッチで360Hzである。
両製品のディスプレイパネルには,それほど大きな差はないが,BlackShark 5ProはHDR表示に対応するのに対して,BlackShark 5は対応しない。
BlackShark 5シリーズは,ハイエンドのSoCを搭載することから,冷却機構にも力を入れている。2つのベイパーチャンバーを使って,表と裏からSoCを挟んで冷却する仕組みは先代の「BlackShark 4」で採用した構造を踏襲している。ただ,BlackShark 5シリーズでは,ベイパーチャンバーの面積を大きくしたのに加えて,ベイパーチャンバーの内部に毛細パイプと冷却液用チューブを追加することで,冷却液の流量を増やしたという。これにより,冷却効率は最大で1.5倍に向上したそうだ。
内蔵バッテリーにも,相変化材料(Phase Change Material,PCM)を用いた冷却機構を採用するのも特徴の1つになっている。
また,発熱を許容しつつ最大限の速度でバッテリーを充電する「急速充電モード」と,発熱と充電速度のバランスを取る「恒温充電モード」という2つの充電モードを備える。加えて,バッテリーを経由せずに直接スマートフォンに給電する「バイパス充電」も利用でき,これらの充電方法を使い分けることで,バッテリーが高温になる機会を減らせるとのことだ。
BlackSharkでは,おなじみである右側面の物理ボタン「マグネット式ポップアップトリガー」ももちろん搭載する。これは,横持ちしたときにゲームパッドのショルダーボタンのような感覚でゲームを操作できるボタンだ。ゲーム用途だけでなく,スクリーンショットの撮影やカメラのフラッシュを点灯させるなど,特定の機能を呼び出すショートカットも設定できるという。
このほかにも,BlackShark 5シリーズならではの操作方法として,ディスプレイを軽くタッチしたときと,強く押し込んだときで別々の操作を割り当てられる感圧タッチ機能「マジックプレス」を搭載するのも見どころだ。加えて,端末を上下左右に傾ける動きに操作を設定する「モーションセンシング」機能を備える。
アウトカメラは,BlackShark 5とBlackShark 5Proのどちらも標準と広角,マクロの3眼式カメラを搭載する。ただし,標準カメラとマクロカメラの撮像センサーはモデルによって異なっており,標準カメラはBlackShark 5が約6400万画素であるのに対して,
サウンド面についても触れておきたい。
BlackShark 5シリーズは,縦持ち時の上側面と下側面にそれぞれスピーカードライバを搭載する。また,BlackShark 5Proのマイクは,ノイズキャンセリング機能が利用可能で,ボイスチャットでのノイズを低減するという。なお,スマートフォンでアナログ接続のヘッドセットを愛用している人には残念だが,BlackShark 5シリーズでは,3.5mmミニピン端子が省略されてしまった。先代の「BlackShark 4Pro」には,3.5mmミニピン端子が搭載している。アナログ接続ヘッドセットを使いたい場合は,そちらも選ぶという手もある。
SIMカードスロットは,nanoSIMを2枚装着可能だ。5G通信にも対応するが,本機が利用できるのは6GHz以下の「Sub6」のみで,ミリ波での通信はできない。ちなみに,BlackShark 5Proは,海外メーカー製のSIMフリースマートフォンとしては珍しく,NTTドコモが利用する周波数帯「n79」に対応するのがポイントだ。
ソフトウェアにも触れておくと,BlackShark 5シリーズは,既存製品から引き続き,ゲーム用ユーティリティである「Shark Space 4.0」を搭載する。
SoCの動作クロックや,画面のリフレッシュレート,タッチパネルのサンプリングレートの調整をはじめとして,画面の色を反転する「ハンティングモード」や,過去60秒前までさかのぼって画面を録画する「シャークタイム」機能が利用可能だ。
BlackShark 5はさておき,BlackShark 5Proの場合,同じXiaomiの「POCO」ブランドからSnapdraon 8 Gen 1を搭載しながらも税込7万円台の「POCO F4 GT」が登場しており,既存製品ほどの価格対性能比は感じられなくなっている。
とはいえ,イマドキのハイエンド市場向けスマートフォンは,10万円半ばから後半という価格の製品も珍しくない。また,現在の円安傾向を踏まえると,高いスペックと豊富なゲーム向け機能を備えつつ,10万円台前半の価格を実現しているのは評価できそうだ。
BlackShark 5 | BlackShark 5Pro | |
---|---|---|
メーカー | BlackShark | |
OS | Android 11 | |
ディスプレイパネル | 約6.67インチ有機EL,解像度1080×2400ドット,アスペクト比 9:20,最大リフレッシュレート144Hz | 約6.67インチ有機EL,解像度1080×2400ドット,アスペクト比 9:20,最大リフレッシュレート144Hz,HDR対応 |
プロセッサ | Qualcomm製「Snapdragon 870」 ・CPUコア:Kryo 650(最大3.2GHz) ・GPUコア:Adreno 585 |
Qualcomm製「Snapdragon 8 Gen 1」 ・CPUコア:Kryo(最大2.995GHz) ・GPUコア:Adreno |
メインメモリ | 8GB | 12GB |
ストレージ | 128GB | 256GB |
アウトカメラ | 3眼式 ・標準:約6400万画素,F1.79 ・広角:約1300万画素,F2.2 ・マクロ:200万画素,F2.4 |
3眼式 ・標準:約1億800万画素,F1.75 ・広角:約1300万画素,F2.2 ・マクロ:500万画素,F2.4 |
インカメラ | 約1600万画素,F2.45 | |
対応5Gバンド | n1/n3/n5/n7/n8/n28/n41/n77/n78 | n1/n3/n5/n7/n8/n28/n41/n77/n78/79 |
対応LTEバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/34/38/39/40/41 | |
対応3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/9/19 | |
無線LAN対応 | Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax) | |
Bluetooth | Bluetooth v5.2 | |
バッテリー容量 | 4650mAh | |
待受時間 | 未公開 | |
連続通話時間 | 未公開 | |
USBポート | USB 3.1 Type-C×1 | |
公称本体サイズ | 76.3(W)×163.8(D)×10(H)mm | 76.5(W)×163.9(D)×9.5(H)mm |
公称本体重量 | 約218g | 約220g |
本体カラー | ブラック |
また,BlackSharkは,BlackShark 5シリーズの発表に合わせて,Bluetooth接続対応のゲーマー向け完全ワイヤレスイヤフォン「BlackShark JoyBuds Pro」と,USB接続対応イヤフォン「BlackShark Type-C Earphones 2」の予約受付も開始した。Glimpseでの税込価格は以下のとおりで,こちらも7月19日までの超早割キャンペーンを実施する。
- BlackShark JoyBuds Pro:通常価格9680円(超早割価格8712円)
- BlackShark Type-C Earphones 2:通常価格4180円(超早割価格3762円)
BlackShark JoyBuds Pro |
BlackShark Type-C Earphones 2 |
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