Windows 10向け「Forza Street」がリリース。“シネマティック・レーシング”というユニークなジャンルのFree-to-Playタイトルに

　Microsoft StudiosとTurn 10 Studiosは，2018年に発表した「Miami Street」の正式タイトルを「Forza Street」に改称し，本日よりWindows 10向けに基本プレイ無料での配信を開始した。指定の地点表示に合わせてスペースバーや左クリックを行うだけという簡略化されたコントロールスキームから“シネマティック・レーシング”と呼ばれる新しいジャンルを構築していることが特徴で，iOS及びAndroid向けにも近日中にリリースされるとのことだが，日本でのサービスはPC版も含めて未定となっている。


　「Forza Street」は，指定された地点表示に合わせてブレーキやアクセル，ブーストといったアクションをスペースバーや左クリックでタイミング良く押していくという，既存のレーシングゲームとは全く異なるコントロールスキームを擁した作品で，レーシングシミュレーターでもアーケードレーシングでもない“シネマティック・レーシング”と呼ばれる新しいジャンルを開拓すべく開発が進められていたものだ。長いコースを細かいハンドリングで攻略していくのではなく，1分ほどで終わってしまうレースを直観的な操作でこなしていくことで金銭を獲得し，新しい車種やレース条件をアンロックしていくというような趣向になっている。


　“Forza”ブランドの中の新しい機軸となる番外編的なシリーズとなるため，リアル志向なゲーマーにはそれほどアピールしないと思われるものの，毎日コツコツとプレイしていく分にはちょっとした暇潰しにもなりそうで，自分のガレージにスーパーカーをコレクトしていくのは楽しいかもしれない。なお，現時点ではMicrosoftストアの日本向けページからはダウンロードできないものの，サポート言語の中には日本語も含まれているとのことなので，今後の展開に期待しよう。

「Forza Street」公式サイト