インタビュー
[インタビュー]「勝利の女神:NIKKE」に2B達がいよいよ登場。「NieR:Automata」とのコラボについて開発陣に聞いた
今回のコラボについて,本作のディレクターであるユ・ヒョンソク氏と,シナリオチーム長のチョン・ジェソン氏に気になるところをメールで聞いたので,その内容をお届けしよう。
ユ・ヒョンソク氏 |
チョン・ジェソン氏 |
――「NieR:Automata」とのコラボのきっかけを教えてください。
ユ氏:
「NieR:Automata」は,世界観が「勝利の女神:NIKKE」の開発にインスピレーションを与えてくれたゲームなので,いつか必ずコラボしたいと思っていました。私だけでなく,開発チームの多くのメンバーがそう思っています。ニーアシリーズのファンなので,「NieR:Automata」とのコラボをずっと夢見てきました。コラボをすることになり,とても嬉しく光栄です。
チョン氏:
「勝利の女神:NIKKE」の開発初期から夢見てきたことがありました。それは,私の短いゲームプレイの歴史上,いい意味で衝撃的だった「NieR:Automata」とのコラボです。開発中も口癖のように,「あぁ,ニーアとコラボしたい」と言っていました。本当に心から願っていました。ついにその願いを叶えることができて,とても嬉しいです。おそらく今後も続く私のゲーム開発の歴史上,最も記憶に残る出来事の1つだと思います。
――コラボの内容について教えてください。
ユ氏:
「NieR:Automata」の人気キャラクターである2B,A2,パスカルがプレイアブルキャラクターとして用意されています。3Dフィールドや戦闘など,さまざまな場所で「NieR:Automata」の雰囲気が感じられるように,ミニゲームもハッキングをコンセプトにしました。単なるキャラクターのコラボではなく,さまざまな要素で「NieR:Automata」をプレイしていた経験や思い出が蘇るよう準備しました。ぜひご期待ください。
――コラボの制作過程でとくに力を入れたところは?
ユ氏:
「勝利の女神:NIKKE」の大規模なイベントは,いつもさまざまなお楽しみ要素を準備しようと思っていますが,今回の「NieR:Automata」のコラボではハッキングのミニゲームとUIをとくに力を入れて制作しています。「NieR:Automata」のUIは,かなり特徴的であるため,その雰囲気を再現しようと努力しました。ハッキングミニゲームの場合,原作からストーリーに関係している素材であるため,今回のコラボでもその感動を再現したいと思いました。
チョン氏:
物語にとくに力を入れました。「勝利の女神:NIKKE」と「NieR:Automata」は,主題意識やストーリーの全般的な雰囲気,世界観の側面で似ている点が多いです。私も「NieR:Automata」だけでなく,ニーアシリーズの昔からの熱烈なファンですし,そのストーリー特有の雰囲気が大好きです。影響もかなり受けました。
多くのインスピレーションを与えてくれた,私にとって記念碑的なゲームです。その重くシリアスな雰囲気の物語を今回のコラボでうまく溶け込ませることに集中しました。
――NieR:Automataと言えば,3人の主人公だと思うのですが,イベントに9Sは登場しますか。
また,現時点では男性のプレイアブルキャラクターはいませんが,コラボにおいて,その点はブレないといったポリシーがあるのでしょうか。もしくは,男性キャラの可能性はありますか?
ユ氏:
ポリシーはありませんが,やはり「勝利の女神:NIKKE」のキャラクターは,世界観とストーリーにより,女性のニケのみが存在するので,このような全体的な雰囲気に合わせようという傾向はあります。「NieR:Automata」の多くのキャラクターをゲームで表現したかったので,私と開発チームが考える主要キャラは全員登場させました(笑)。2BとA2,パスカルはプレイアブルキャラクターとして登場します。9Sはストーリーで,エミールはフィールドで出会えます。
※パスカルは男性の人格を持った機械生命体だが,基本的には無性別であるため“男性プレイアブルキャラ”とは言い難いところだろう。ただ,「NIKKE」でこういう見せ方もするんだという点で,今後が楽しみになる
――今回も協同作戦がありますが,そのとき一番強化したニケを使う傾向にあるため,主役(?)となるコラボキャラが使われないことも多いと思います。例えば今回に限らず,コラボキャラが活躍できる仕組みは考えられるでしょうか。
ユ氏:
さまざまなキャラクターを育成しなければならない「勝利の女神:NIKKE」で,複数のキャラクターを使える環境を作ることは,非常に重要な課題だと思います。最近行われたソロレイドのアルトアイゼンを通じて,性能面の再評価がありました。マスト,ポリ,ビスケットなど,普段なかなか活用されないニケたちが活躍していましたから。
このように,ボスのパターンに合わせてさまざまなキャラクターを活用できるような環境に近づいており,一般ステージやほかのコンテンツでも,もっさまざま々なニケが活躍できるように考えています。近いうちに,いい結果をお見せできるようにしたいです。
――コラボの限定キャラについて,登場すると思うのですが,例えばコア強化などの面で救済措置はない感じでしょうか。長期的なプレイによるスペアボディの入手が基本的に望めないため,無課金/微課金では,事実上★3まで育成できない限定キャラを引くのをためらう気がします。
ユ氏:
多くのサブカルチャーゲームがそうであるように,大部分の限定キャラクターは再び獲得できるチャンスが提供されるべきだと思います。これに関していろいろと考えているので,適切な時期に公式的な方法でお知らせしたいと思います。
――「NieR」そのものからは少し離れるのですが,二転三転する,重くて大人の「NIKKE」のストーリーが大変気に入っています。CHAPTER24でも新しい要素が登場しましたし,まだまだ先がありそうで嬉しく思ったのですが,シナリオライターさんの中であのストーリーは,「すでに最後まで内容が決まっている」のでしょうか,それとも書きながら考えてるのでしょうか。もし後者だとしたら,どんなところに注意を払ってストーリーを進めようとしていますか?
チョン氏:
大きな流れだけを決めておいて,半分は即興で作成します。大きな流れも,遠い未来のことは決めていません。気をつけている部分は,各キャラクターたちが最低一度くらいはその物語,状況の主人公になれるようにしていることです。できるだけ多くのキャラクターを愛したいです。
――「NieR:Automata」コラボを期待するプレイヤーへひとことお願いします。
ユ氏:
「NieR:Automata」のファンのみなさまにも,「勝利の女神:NIKKE」のファンのみなさまにも,素敵なコラボの体験をお届けしたいです。一生懸命準備しました。今回のイベントもお楽しみいただけますと幸いです。
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