［TGS 2019］メダリストも登場！ トップアスリート達と戦える「東京2020オリンピック The Official Video Game」ステージ

　東京ゲームショウ2019（以下，TGS 2019）の2日目となる9月13日，発売中のタイトル「東京2020オリンピック The Official Video Game」（PS4 / Switch）のステージイベントがセガゲームス/アトラスブースで行われた。元競泳日本代表の松田丈志さんとプロボクサーの清水 聡さんが登壇したこのステージでは，2人が対戦するという豪華な実機プレイが披露されたほか，ゲームの最新情報も発表された。

「東京2020オリンピック The Official Video Game」公式サイト

東京2020オリンピックの正式種目が楽しめる本格ゲーム

　最初に登壇したのは，「東京2020オリンピック The Official Video Game」のプロデューサーである大橋宣哉氏だ。大橋氏はスライドに合わせて，同作のポイントを伝えると共に，9月以降に追加される新要素について解説を行った。

「東京2020オリンピック The Official Video Game」には，15種目以上の競技が収録されている

　大橋氏は本作のポイントを3つにわけて説明した。
　1つめのポイントは，オリンピックの魅力をこの1本で15種目楽しめること。さらに，無料で新しい競技が順次追加されること。
　2つめは，ゲームの競技会場が，実際の会場をリアルに再現していること。
　3つめは，アバター機能が充実していて，自分のアバターを作って誰でもオリンピックに参加することができること。実在のトップアスリートが登場して，彼らと対戦できると述べた。

9月にラグビー，その後，柔道やスポーツクライミング，400mリレーなどの競技が順次追加されるという

髪型や顔，体形，ウェアなどを細かくカスタマイズできるアバター機能。チームメイトを自分好みにすることも可能だ

ゲームには，本作アンバサダーを務める吉田沙保里さんをはじめとしたトップアスリートが参加し，戦うことが可能で，大橋氏は「こんな豪華なアスリートと対決できるのは，本作ならでは。一流のトップアスリートなので，ゲームでもすごく強い」と説明した

メダリストの松田さんと清水さんが登場

　ゲームの紹介が終わると，スペシャルゲストとして，元競泳日本代表の松田丈志さんとプロボクサーの清水 聡さんが登場し，オリンピック出場時のエピソードなどを披露した。

元競泳日本代表の松田丈志氏。オリンピックには過去4回出場し，そのすべてでメダルを獲得している。「東京2020オリンピック The Official Video Game」では，PR大使を務めている

プロボクサーの清水 聡氏。北京とロンドンのオリンピックに出場し，ロンドンオリンピックではバンタム級で銅メダルを獲得した

　北京，ロンドンのオリンピックで共に日本代表選手として出場した経験をもつ2人は一緒に食事をすることもあるという間柄。「メダルをなくしたことがあったよね」と松田さんがからかうと，清水さんが「やめて！」と返すなど，息の合ったトークを披露した。

　オリンピックのプレッシャーについて聞かれた松田さんは，「前夜は寝つけないほど。めちゃくちゃ緊張するが，もっとも緊張するのは入場前。緊張はどうやってもなくならないので，その中でベストのパフォーマンスができるように練習していくしかない」と，自らの信条を述べた。
　また，清水さんはオリンピックについて，「いろいろな大会があるが，その中でも世界ナンバー1の祭典。これまでに2回出させてもらったが，何回出てもいい」と笑顔で話した。

　2人とも本作にトップアスリートとして登場するということで，それぞれのアバターも公開された。

松田さんのアバター。「水着はちょっと違いますが，自分に似ている。声も収録したが，泳ぐときの呼吸の息遣いなどを演じるのはちょっと恥ずかしかった」と話す松田さんに対し，大橋プロデューサーは「いい演技してもらった」と話した

こちらは清水さんのアバター。「僕よりイケメンかも。で，汗の感じとかがリアル」と話す清水さんに，対して，「こういう顔でパンチしているよ」と松田さん

トップアスリート2人がゲームで夢の対決

　2人のアバターが紹介されたところで，続いては実機プレイ。
　それぞれが自分のアバターを使い，水泳，ボクシング，BMXの3種目を順にプレイする「メドレーモード」に挑戦した。水泳とボクシングで素晴らしい実力をもつ2人が，それぞれの種目で戦うという夢の対決は，まさにゲームならではだ。

メドレーモードでは，好きな競技を選んで総合点を競う。大橋氏は「非常に便利なモード」と解説した

最初は，200m個人メドレーで勝負

　最初の種目は200m個人メドレーで，水泳だけに松田さんが有利に思えたが，スタート直後に清水さんがリードした。しかし，その後松田さんがグングンと追いあげ，結局金メダルを獲得するという熱い試合になった。

左が清水さんで，右が松田さんのゲーム画面。「記録も本物に近い」と松田さん

次の種目はボクシング。もちろん，それぞれのアバターで戦う

白熱した勝負を繰り広げる2人だったが，ゲームのやり込みの差もあり，判定で松田さんが勝利した

3種目めのBMXでは，清水さんが勝利したが，2人とも見事なテクニックだった

ラグビーの追加配信は9月20日に決定

　続いて，追加配信となる「トップアスリートに挑戦！」の第1弾，ラグビーが紹介された。配信開始が，ラグビーワールドカップ2019日本大会の初日となる9月20日に決定したことが明かされ，同作のディレクター，古久保仁氏による世界初公開の実機プレイが披露された。

オリンピックと同じ7人制で，操作する選手を次々に切り替える

TGS 2019会場では先行配信の試遊台も

　実機プレイを終えて，松田さんは「2020年の東京オリンピックまで1年を切りました。開幕までは，このゲームでオリンピック熱を高めてください。たくさんのアスリートが参加しているので，対戦も楽しめます」と述べた。
　清水さんは，「オリンピックの臨場感が，見事に再現されています。実際のオリンピックを見に行く前に，ゲームを使ってイメージトレーニングをしてください」と語った。

　最後に，大橋氏が「今回紹介した競技以外にも，まだまだ面白い競技があります。追加競技も順次，配信していくので，ぜひお楽しみに」と述べて，ステージを締めくくった。

「東京2020オリンピック The Official Video Game」の大橋宣哉プロデューサー

　なお，TGS 2019のセガゲームス/アトラスのブースには，配信前の「トップアスリートに挑戦！」の試遊台があり，吉田沙保里さんに勝利すると東京2020のマスコット「ミライトワ」のぬいぐるみがもらえるとのこと。試遊だけでも特製クリアファイルがもらえるので，明日以降，参加を予定している人はぜひ挑戦してみよう。

ブースでは，iOS/Android向けのオリンピックゲーム「ソニック 東京2020 オリンピック」の試遊台も用意されている

「東京ゲームショウ2019」公式サイト

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