プレイレポート
近未来の都市も美しい「VGAME」を先行プレイ。enishの新作はスマホ向け3DアクションRPGで,1月17日に配信開始
今回4Gamerは,配信開始に先駆けて開発版をプレイさせてもらえたので,ゲームの内容やインプレッションをお届けしよう。
「VGAME」公式サイト
ゲームの舞台となるのは,謎の存在「奇体」による侵食を受けて,危機に瀕した近未来だ。主人公(プレイヤー)は行方不明になった親友を探すために,現実世界の裏側にある“閾界(いきかい)”で奇体と戦う組織「白翼」に所属し,戦いへと巻き込まれる。
プレイサイクルとしては,敵との戦いを繰り広げつつ,ストーリーを進めていくというシンプルな形式だ。3Dのマップを自由に行き来しながら,NPCとの会話を通じて情報を集めたり,敵との戦いを繰り広げたりすることになる。
バトルにおけるバトルにおける攻撃手段は,連打でコンボを叩き込める「通常攻撃」と,DPやSPといったリソースを消費して発動できるキャラクター固有の「スキル」の2つが基本となる。バトル中は最大3体のプレイアブルキャラクターを切り替えながら戦うことも可能なので,適材適所で使い分けると効率良く戦える。
各キャラには,「太陽」「月」「星」からなるいずれかの“属性”と,「ブレード」「テクノロジー」「ミスティック」「ファイター」という4つに分かれている“流派”が設定されている。属性はダメージの増減が主な効果で,流派はそれぞれによって操作感覚がガラっと変わってくる。
攻撃を繰り出すことで,プレイヤーキャラの「RP」と敵の「QTE値」がそれぞれ溜まっていく。プレイヤーキャラは,前者が溜まると“奥義”,後者が溜まった敵には“QTE”という固有の技をそれぞれ繰り出せる。つまり攻めるほど攻撃のチャンスが生まれるという面白いシステムが採用されているのだ。
とはいえ,敵も攻撃を受けるばかりではない。敵は攻撃時にその予兆として「リング」で示すので,このリングを見逃さないようにし,回避やブロックしよう。
リングには黄色と赤色が存在し,黄色はブロックで受け止められる攻撃を表しているが,赤色には要注意。ブロック不可能なうえに,回避に失敗すると大ダメージを受ける。
なお通常攻撃や一部のスキル中のモーションは,回避ボタンをタッチすればキャンセルされ,即座に回避行動をとれるので,操作にストレスを感じることはないだろう。
移動と通常攻撃,スキル発動のみをオートで行う「オートアシスト機能」も搭載されており,操作の負担を減らせるのも嬉しいポイントだった。この機能をオンにして,奥義とQTE,ブロック,回避を右手で行う片手プレイが,わりと便利なのである。
UIをカスタマイズできる幅が広く,ボタンの配置から敵の体力バー,コンボの表示箇所に至るまで,ほぼ自由に変更可能。操作の負担だけでなく,UIが不便だと感じたらプレイヤー側で解消できてしまう。
マネタイズに関しても調べてみた。ただしあくまでテスト版のプレイベースなので,正式版とはまったく異なる可能性があることを踏まえたうえで,参考にしてほしい。
プレイアブルキャラクターは基本ガチャで入手できる(※主人公を除く)形式だ。正式配信時には6体のプレイアブルキャラが実装され,アップデートによって3体の追加が予定されている。
全キャラ共通でレア度は最大の「ER」(A<S<SR<UR<ER)まで育成でき,ERになると特殊はエフェクトが追加される(見た目が変化する)。ガチャからはA〜Sのキャラまたは装備品「奇核」が排出され,すでに持っているキャラが再び排出された場合は,そのキャラのレア度を引き上げるリソースに変換されるという仕組みだ。
ソロプレイだけでなく,マルチプレイ用コンテンツも用意されており,正式サービス時には,複数人でボスに挑むレイドバトルが実装されるという。PvP&PvEもアップデートで追加される予定とのことなので,長く遊べるタイトルとなりそうだ。
先行体験できた内容は以上となる。本作の配信日である1月17日はもうすぐそこまで迫っているので,プレイできる日をぜひ期待していてほしい。
「VGAME」公式サイト
(C)enish,Inc. (C)2019 VANEPLUS PRODUCTIONS
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