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ピーター・モリニュー氏の新作「Legacy」の内容が明らかに。モリニュー氏が海外メディアのドキュメンタリーに登場
※以下,画像は映像からキャプチャしたものです
Legacyは,発明家であるプレイヤーが,オモチャから電子機器までのさまざまなアイテムを発明・開発しながら,工業化時代に実業家として大成していくというゲームだ。まだ機械化が進んでいない時代に小さな村の納屋で木工品やクマのぬいぐるみといった商品で商売を始めた発明家が,文明の進化とともにさまざまな製品を作り出し,やがては町中に自分の工場を立ち上げていく。
今回の映像では,路上のNPCをクリックで持ち上げて,そのキャラクターを工場に落とすことで新たな雇用者にするといった,いかにもモリニュー氏らしいゴッドゲーム的な要素も確認できる。プレイヤー自らがデザインしたアイテムが自動評価される“品評会”といったシーンもあり,歴史に残るヒット商品を生み出していくという面白さも期待できそうである。
「ポピュラス」や「ダンジョンキーパー」,「フェイブル」など,1980年代からゲーム業界に携わってきたモリニュー氏だが,ゲームについて語り出すと大風呂敷を広げてしまう情熱が裏目に出て,「ブラック&ホワイト」やフェイブルなどではメディア向けに語っていた仕様が実装されていないことなどがゲーマーの間で指摘され,その都度謝罪をするということを繰り返してきた。独立系デベロッパの22Cansとなってからも,2014年の「Godus」で同じことが起こってしまい,SNSを通して数々の非難を受けたことは,多くのゲーマーが記憶していることだろう。
しかし2015年には,古くからイギリスのゲーム業界で経営者として活動していたSimon Phillips(サイモン・フィリップス)氏が手を差し伸べ,モリニュー氏の負担となっていた経営を担当することで,社内に立ち込めていた重い空気は一新。そんな中で生み出されるLegacyは,Bullfrog Productions時代からの盟友であるアートディレクター・Paul McLaughlin(ポール・マクラグリン)氏らしいキュートなアートワークが冴えた作品となりそうだ。現時点では公式サイトなどは存在しておらず,22Cansからの公式アナウンスもない状態だが,多くのファンを魅了する作品として仕上がることに期待しておきたいところである。
22Cans公式サイト
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Legacy
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