プレイレポート
「ブロブ カラフルなきぼう リターンズ」,簡単操作のぬりえアクションで灰色に覆われた世界を自分色に塗り上げよう
「ブロブ カラフルなきぼう リターンズ」公式サイト
悪の組織“インキーコーポレーション”が再び! 自身に色をまとい灰色の世界に色を取り戻そう
プレイの目的は,プリズマシティから奪われた色と音を取り戻すことだが,犯人である「インキーコーポレーション」と直接対決するのではなく,灰色と化した建物や乗り物,そして生物に色を塗っていくことになる。自然や街並みがカラフルになるとBGMのテンポなども変化し,色・音ともに明るい雰囲気になっていく。
ステージは,自然豊かな“パラダイスアイランド”や,大都市の“ダウンタウン”など,バラエティに富んだものが11種類用意されている。ステージをクリアすることで,つぎのステージが開放されていく方式で,一度クリアした場所は,あとから何度でも遊ぶことが可能だ。
ステージをクリアするには,ステージごとに複数用意された“チャレンジ”と呼ばれる目標を達成する必要があるが,チャレンジは同時に発生しないので,目の前の課題に集中できる。物体に色を塗るだけでなく,指定されたアイテムを集めたり,ジャンプなどのアクションを駆使してギミックを解除するなど,チャレンジの内容も多彩なので,単調なプレイにはならない。少し大きめのお題となる最後のチャレンジを達成すれば,ステージクリアとなりイベントムービーが発生,次のステージに挑戦できるようになる。
色を塗る方法は簡単で,フィールド上にあるカラーの泉やペンキプールなどに浸って“カラーポイント”を蓄積し,その後は対象となる物体に体当たりするだけ。何かしらに色を塗ると,カラーポイントは減少してしまうが,また泉に浸れば回復するので不足するといった状況にはなりにくい。ただし,カラーは赤・青・黄・紫・緑・オレンジなどがあり,対象によっては指定されている色で塗らなければならない。この場合,必要な色の泉などを探す必要がある。
ゲームの進行に必要な“チャレンジ”の発生や,それを達成させるためのポイントも広大なエリアから探さなければならないが,[Xボタン]を押すとキャラクターの周囲にガイドが表示され,対象のある方向を示してくれる。特に縛りプレイを目指している分けでもないのなら,常にガイドを出しておいたほうが安心だろう。
ガイドを表示しておけば,カラーポイントの補充やチャレンジの発生場所などが視覚的に確認できる |
ほかにも,[ZLボタン]を使った特定ターゲットのロックや,色を塗った際に模様を入れられるパターンアイテムの存在など,プレイをするうえで知っておきたい知識は若干多めだ。しかし,これらはチュートリアルであるステージ1“パラダイスアイランド”をクリアする頃には身についているので問題ない。
洞窟や建物内部では,横から視点のプレイに変更される。フィールド以上に仕掛けやスイッチが多く,場所によってはカラーポイントの色を指定されることも |
街並みを自分好みの色に染める楽しさを知ろう
チュートリアルが終了し,ステージ2の“ダウンタウン”に行けるようになると,色を塗れる対象がぐっと増えてくる。カラーポイントが溜まっていれば,街中を歩き回っているだけで,さまざま物体に色がついていくので,探索も兼ねて色々な場所に行ってみるのも楽しい。
街中には,建物と同じように灰色と化した乗り物や木,住人が存在する。クリアするだけなら塗る必要がないものも多いのだが,自動車や飛行機のような乗り物は色を塗ると動き出す。賑やかな街並みを取り戻すためにもぜひ,すべてに色を付けておきたいところだ。
なお,建物は一度色を塗っても,別の色で塗り替えられる。なので,“指定された建物を間違えた色で塗ってしまった”場合だけでなく,色々な色を塗ってみて,最終的には自分好みの街並みに仕上げるといった楽しみ方も可能だ。満足いく出来栄えになったら,Nintendo Switchの機能を使って,スクリーンショットを撮影し,SNSなどで公開するのも面白そう。
主人公のブロブは育成が可能。特定条件の達成で新BGMや機能の開放も
フィールドに落ちているアイテムの“アイデア”を拾うと,アイデアのポイントが蓄積される。これは,ブロブの能力を上昇させるために必要なもので,指定数を消費することで,ライフやカラーポイントの最大値,最大アーマーなどを上昇させられる。アイテム自体はブロブの身長程度と大きく,デザインも光った電球といった分かりやすいものなのだが,見つけにくい場所に隠されていことも多いので,色塗りとは別にアイテムを探すといった目的も楽しんでいきたいところ。
また,各フィールドにはクリア以外にも目標があり,それらを達成することで,新たなBGMが選択可能になる。,建物や住人をすべて塗ることで得られる称号のようなものもあるので,これらの達成にチャレンジしてみるのもいいだろう。
海外のタイトルということもあり,“少しハードルが高い”と思う人もいるだろうが,キャラクターのデザインはシンプルで親しみやすく,またプレイ方法もチュートリアルで丁寧に説明されるので,いわゆるライト層と言われる人でも気軽に,そして楽しく遊べる。また,繰り返してプレイする目的や,やり込む要素も用意されているので,ゲームをがっつりと遊びたい人にも向いている。
また,今回は紹介できなかったが,2人で遊べるパーティーモードも用意されている。2プレイヤー側は,敵や物体を撃つことができる“ピンキー”の操作を担当するようなので,どんな遊び方になるのも気になるところだ。
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ブロブ カラフルなきぼう リターンズ
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