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チェルノブイリ原発事故を背景にしたホラーゲーム,「Chernobylite」の日本語対応が明らかに
「Chernobylite」公式サイト
「Chernobylite」は,2017年に「GET EVEN」(PC / PS4 / Xbox One)をリリースしたThe Farm 51らしく,フォトグラメトリー(写真測量)技術をフル活用し,現実世界をそのままゲーム内に再現したようなリアルな世界観が特徴になる。ジャンル的には,1986年に発生したチェルノブイリ原発事故を題材にした,一人称視点のシリアスなアクションアドベンチャーで,プレイヤーは,事故で最愛の恋人を失った主人公イゴールとして,ストーカーと呼ばれる案内人を2人雇い,放射能汚染で立ち入りが禁止されている区域ゾーンに足を踏み入れる。そして,恋人の幻影といった奇怪な超自然現象を体験することになる。
2020年11月4日に掲載した記事でお伝えしたように,コンシューマ機版の発売も明らかになった本作だが,今年に入って,足りなかったボイスを補足する中,ストーリーやセリフをより洗練させたものにするために,すべて再収録するという決断を下したという。今回のビデオダイアリーではその作業が順調に進んでいることを説明しつつ,時間が押していることも合わせて伝えている。また,All in! Gamesとのパブリッシャ契約を結んだことで開発リソースが増え,サポートする言語は現在の11言語から4つ増え,新たに日本語,イタリア語,ポルトガル語,簡体中国語にも対応することになったと述べられている。
「Chernobylite」のPCでのアーリーアクセスは,2019年10月から続いており,現時点ではゲーマーからは高評価を得ている。正式発売については,Steamで公開されたニュースによれば,2021年第2四半期を目標にしているという。目標が設定されたことで,これまで不定期で公開されていた開発者ビデオダイアリーが,新たに「Chernobylite Monthly」という名称になっており,定期的な情報公開が行われていくのは間違いない。
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