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チェルノブイリ原発事故をテーマにしたホラーゲーム,「Chernobylite」の制作が発表
「Chernobylite」公式サイト
ゲームの主人公は,1986年に起きたチェルノブイリ原子力発電所事故によって恋人を失った元原発職員の物理学者で,30年以上の時を経て,再び立入禁止区域へ潜入する彼の姿が描かれる。長い間,人間を拒んできた世界を背景に,ミュータント化した生物や超自然現象の脅威に怯えながら,残された物資を集めて生ていくという。
オープンワールドとは謳われていないものの,キャンペーンはノンリニアなタイプになるとのことで,各地で発生するさまざまなミッションを自由に選んで進めていくことになるようだ。「ストーカー」と呼ばれるほかの潜入者も地域内に存在しており,彼らが仲間なのか敵なのかを見きわめて行動しなければならない。また,物理や化学の知識を持った主人公ということで,クラフティングも大きな要素になるという。
本作の開発を行うのは,「GET EVEN」を開発したThe Farm 51のグリヴィツェスタジオで,彼らが培ったフォトグラメトリー技術をふんだんに取り入れた,非常にリアルなグラフィックスが期待できる。「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズに影響を受けているのは間違いないところだが,2016年に「Chernobyl VR Project」を発表(関連記事)するなど,The Farm 51も以前からチェルノブイリ原発事故に強い関心を示してきたメーカーだ。Steamのストアページもすでにオープンしており,残念ながら日本語対応は発表されていないものの,続報を楽しみにしたい。
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Chernobylite
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