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「シャーロットのテーブル」に出てくる料理をプロ目線で解説。俺のコラボカフェ:Menu 048
4Gamerをご覧の皆様こんにちは。クッキングエンターテイナーの大西哲也です。さまざまなゲームに出てくる料理をプロ料理人が本気で作ったり,プロ目線で勝手に検証して発表したりする「俺のコラボカフェ」。今年もよろしくお願いします。
さて,今回はとあるゲームのメーカーさんより,ぜひこのコーナーで検証してほしいという依頼が届きました。そのゲームとは「シャーロットのテーブル」(iOS/Android)です。おそらく,かなり自信があるのでしょう。
「シャーロットのテーブル」は,2022年11月にスマホ向けにリリースされ,4Gamerでも記事になっています。爽快なパズルゲームでポイントを稼ぎ,レストランをテーマにしたストーリーパートを進めます。
プレイヤーは主人公の女性「シャーロット」のビジネスパートナーとして,店の内装,テーブルセッティング,料理の方向性や盛りつけの指示をしていきます。これがかなり本格的で驚きました。私自身が飲食店で日頃からやっていることにとても近いですし,なんならそれ以上だと反省すらしたほどです。ここまで細かく考えていなかったかも……。
おもてなしのテーマに沿って,アイテムや食材,調理法を選択していくのですが,組み合わせに絶対の正解はなく,自分のセンスで自由に作っていけるのが面白いですね。現実世界の料理もまさにそうですし。今回はゲームをプレイして1品目に登場する「牛ヒレ肉のソテー」をプロ目線で解説してみようと思います。
まずはハーブを添えます。選べるのはローズマリー,タイム,イタリアンパセリです。どれもそれぞれ肉に合いますが,今回は穏やかな香りと力強い見た目のイタリアンパセリを選択します。
次に付け合わせです。エンドウ豆&マッシュルーム,アスパラガス&ガーリック,ガーリック&マッシュルームの三択です。個人的には,その後のソースとの相性が大事なので,この時点では決めかねる……と思いましたが,後から変えることもできるので安心です。
つまりここは実際に作っているというよりも,完成をリアルにイメージしているということでしょう。確かに料理において事前のイメージは非常に大切です。ここでは一旦,アスパラガス&ガーリックを選択します。
最後にソースを選びます。これはかなり本格的で驚きました! 卵黄とバターのベアルネーズソース,甘みのあるワインを使ったポートワインソースも捨てがたいですが,肉汁を使った王道のグレイビーソースを合わせることにします。
完成イメージをみると,かなりおいしそうです! その後,他の盛り付けも試してみましたが,どれも良い感じに調和しています。想像力が掻き立てられるので,純粋にお腹が空きますね。これまでのゲーム料理とは一線を画す,新しい飯テロ誘発方法かもしれません。
ストーリーを進めていくと,アボカドトーストや鶏肉のソテーなど,家庭でも試せそうなメニューも出てくるので,実際に試してSNSなどにアップするというのも,楽しみが広がって良さそうです。何にせよ,シャーロットのテーブルの料理はかなり本格的で組み合わせのアイデアや盛り付け,バリエーションの勉強にとても有効だと感じました。テーブルや会場のセッティングまで考えられるようになったら,あなたはもう,おもてなしのプロフェッショナル。友人や家族とのパーティーもさらに盛り上がるでしょう。
今回のテーマはいかがでしたでしょうか? 面白いと思ったり,実際に試したりした人は「#俺のコラボカフェ」「#COCOCORO」といったハッシュタグをつけてSNSに投稿してくれると嬉しいです。それでは,またお会いしましょう! したっけ!
■■大西哲也(クッキングエンターテイナー)■■
あるときは,東京都,西調布にある「料理うまいBAR COCOCORO」のシェフ,またあるときは,「COCOCOROチャンネル」のYouTuber,しかしてその実体は……,料理を通じて多くの人を喜ばせたいと日々奮闘する,クッキングエンターテイナーだ! 「シャーロットのテーブル」を配信しているネットマーブルは韓国に本社がある会社で。以前取り上げた飯テロスマホRPG「勇者の飯」のTeam Tapasも韓国企業ということに気がついた大西氏。韓国メーカーのゲームはより一層注視していくそうです。
※次回の掲載は2023年2月25日を予定しています
- 関連タイトル:
シャーロットのテーブル
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