「ダイイングライト2 ステイ ヒューマン」の世界観を補完するオーディオシリーズの最新版公開。弁護士のタケシが日本語で語る

　2022年2月4日のリリースが迫る「Dying Light 2 Stay Human」（PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch）を開発するTechlandが，同作の世界観を紹介するトレイラーを公開した。

「Dying Light 2 Stay Human」公式サイト

　「ダイイングライト2 ステイ ヒューマン」の舞台となるのは，前作「ダイイングライト」の20年後で，人々を凶暴なミュータントにしてしまう謎のウイルスの蔓延によって文明が崩壊し，生き残った人類がヨーロッパのどこかにある要塞都市「シティ」で暮らす世界だ。最初にウイルスが確認されたのは2013年で，ハランという都市でのことだったが，その後，「ハランウイルス」がどのようにして広がり，世界を変えていったのかについては詳しく語られていない。
　公開されたのは，音声のみで説明を行うラジオドラマ風シリーズの最新版で，本作の世界観を補完する内容になっている。


　約4か月ぶりの第4弾となる今回は，「Takeshi」と題されており，日本人タケシが自分の身に起きたことを日本語で語るという，約18分間の興味深いものとなっている。タケシによれば，何者が都内で「終わりが近い」と叫んでハランウイルスをまきちらし，その後に発生した“病気”への対応を誤った日本政府に対して，多くの人々が告訴を行ったという。弁護士であるタケシは，そうした訴訟に忙殺される日々をすごしており，ウイルスがゆっくりと広がっていった様子が窺える。

　そんなある日，体調が悪くなって早めに帰宅したタケシに，妻がナイフを手に襲いかかってくる。身を守るために妻を殺してしまったタケシは，正当防衛だと感じつつも逃亡。暗い倉庫に身を潜め，夜に食料を求めて街へ出るようになったと語る。
　前作のプレイヤーなら，タケシの独白が何を意味しているかが分かるはずだが，続きはぜひ，自分の耳で確認してほしい。


　余談ながら，このオーディオストーリーに対しては，「日本を舞台にしたダイイングライトなんて最高じゃないか！」と，早くもシリーズ続編や外伝を期待する書き込みが多く見られる。パルクール移動に向いたビルが建ち並び，銃の所持が禁じられているためメレーアクションが主体になる東京は，ダイイングライトシリーズにもってこいのロケーションかもしれない……といった妄想に浸りつつ，「ダイイングライト2 ステイ ヒューマン」の発売を楽しみにしよう。

　なお，PlayStation 4およびXbox One版のユーザーが，それぞれPlayStation 5とXbox Series X版への無料アップグレードが可能な本作について，最新の公式Twitterアカウントでは「今後，少なくとも5年間のサポートを行う」ことが表明されている。前作同様，長く楽しめるゲームになりそうだ。

It all starts on release, but it's just the beginning! We're planning to keep enhancing the game with DLCs, challenges, stories, events, and more for at least 5 years, and that's a minimum! You sure won't be bored!#DyingLight2 #StayHuman pic.twitter.com/ppJvu2G1sm

— Dying Light (@DyingLightGame) January 25, 2022