「ダイイングライト2 ステイ ヒューマン」，開発者ビデオダイアリー第5弾公開。発電所にからむクエストを紹介

　Techlandは，マスターアップを報告したばかりのパルクールアクション「ダイイングライト2 ステイ ヒューマン」（PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch）の開発者ビデオダイアリーを公開した。「Dying to Know」シリーズの第5弾となる今回のビデオダイアリーでは，発電所の再開にまつわるメインクエストの1つ「A Place to Call Home」の紹介が行われている。

「ダイイングライト2 ステイ ヒューマン」公式サイト

　E3 2019で“2020年春”という発売予定日が発表されて以来（関連記事），発売遅延を繰り返しながら開発が続けられてきた本作は，ゾンビの大群が出現した直後を描いた前作から，さらに20年が経過した世界が舞台になる。現代の暗黒時代とも呼べる文明の衰退が顕著な近未来，ヨーロッパのどこかにあると思われる人類最後のコロニー「シティ」にやってきた青年エイデン・カルドウェルが主人公だ。


　シティには，法と秩序で新たな世界を築こうとする「ピースキーパー」と，脱獄した囚人達が暴力で支配する「レネゲイド」，そして，権力を持たずに穏やかな共同体を保とうとする「サバイバー」という3つの勢力が存在する。記憶の大半を失い，自分の過去を取り戻そうと妹の行方を追うエイデンは，こうした3つの勢力の間を行き来し，自分の能力を活かして人類の未来に影響を与えていくことになる。
　「ダイイングライト2 ステイ ヒューマン」については，メディア向けのプレビュー版が公開されており，11月17日にはプレイレポートを掲載ているので，合わせて参照してほしい。


　「A Place to Call Home」は，ハリウッドスターのロザリオ・ドーソンさんが演じるサバイバーのメンバー，ラワンが，シティの中心であるセントラルループに一時的に光が戻ったのを見て，エイデンに発電所のチェックを依頼するところから始まる。パラグライダーを駆使して発電所にたどりついた彼が，ピースキーパーとレネゲイドによる抗争に巻き込まれるという展開が確認できる。
　この発電所をピースキーパーに任せるか，サバイバーが管理するかはプレイヤー次第だが，どちらを選ぶかで，その後の流れが微妙に異なっていく。やがてエイデンはラワンと酒場で落ち合うが，レネゲイドに包囲されてしまう。ゾンビ以上に，人間との戦いや相互関係に重点が置かれていることが分かるはずだ。


　2022年2月4日の発売が予定されている「ダイイングライト2 ステイ ヒューマン」は，PS5/PS4版の国内発売が予定されており，SteamとEpic Gamesストアで販売されるPC版も日本語に対応しているという。各販売サイトではダウンロード版の予約受付が始まるなど，長く待たせた本作も，ようやくファンの前のその姿を現してくれるようだ。最大100時間というプレイ時間を誇り，Techlandらしい長いサポートにも期待できるだけに，発売を楽しみにしたい。

Dying Light 2 has gone gold!
It wouldn’t be possible without your support over all these years - we will spend an additional time making sure that we’ll deliver the best possible experience for you.
Thank you for being with us!
Can’t wait to meet you in The City on February 4th! pic.twitter.com/2I6KHrmW14

— Dying Light (@DyingLightGame) November 30, 2021