「ダイイングライト2 ステイ ヒューマン」の開発者ビデオダイアリー公開。前作のNintendo Switch版も海外向けにアナウンス

　ポーランドのTechlandは，2021年12月7日に発売予定となっているオープンワールド型アクションゲーム「ダイイングライト2 ステイ ヒューマン」（PC / PS5 / PS4 / Xbox Series X / Xbox One。以下，ダイイングライト2）の開発者ビデオダイアリー第3弾を公開した。


　ダイイングライト2は，一人称視点による高速でのパルクールアクションと，押し寄せるゾンビたちとのメレーコンバットを主体にしたオープンワールド型アクションゲーム「ダイイングライト」（PC / PS4 / Xbox One）の続編だ。ヨーロッパのどこかに残された，おそらく近辺では唯一のサバイバーたちのコロニーと思われる“シティ”にやってきた主人公のエイデン・カルドウェルが，高いパルクール能力を活かしてさまざまなミッションをこなしながら，複数の人間勢力が反目し合う町の未来を決定づけていくことになる。

　gamescom 2021に合わせて公開された今回のビデオダイアリーでは，リード・ゲームデザイナーのティモン・スメクタワ（Tymon Smektała）氏がホスト役として登場した。

　本作最大の特徴の1つであるトラバーサル（移動システム）は，一人称視点のリアリスティックな移動を実現させるために，さらなる改良が重ねられたという。プレイヤーがより自分の肉体を動かしていると錯覚できるよう，数百にも及ぶアニメーションを追加し，パルクール用語でいうスムーズな移動の達人“トラスール”（traceur）になった感覚を追求しているとのこと。ロープを使ってターザンのように移動したり，細い足場を駆け抜けたり，ウォールランニングをしたりといったトラバーサルがスムーズに連携して，都市空間の中を爽快に移動できるという。


　本シリーズでは，高所から飛び降りて相手に一撃するといったように，パルクールとコンバットがほぼ一体化しているのが特徴だ。ただし本作では，街中にゾンビがはびこるようになった前作から20年後という設定でもあり，武器として使える有効なアイテムはほぼ存在しない。そのため，クラフティング要素も改良が進められ，本作のコンセプトでもある“現代の暗黒期”を表現しようと努めているという。

　そのため，武器の多くはホームセンターや自動車工場，軍事基地で見つけた残骸のようなパーツを集めて作る。また，斧や鉈のようなシンプルなアイテムを改造しながらより良いアイテムに仕上げていく「モディング」というシステムもあるようだ。このあたりの情報は，今後さらに詳しく紹介される予定であるという。


　また，スメクタワ氏は前作のNintendo Switch版となる「Dying Light: Platinum Edition」を近日中に発売するとアナウンスした。地図やサバイバルガイドなど，さまざまな特典が付属するパッケージ版だが，日本向けの展開は今のところ不明。今後の情報に期待したい。


　ゲーム内イベントやダイイングライト2の発表の影響もあってか，ダイイングライトは200万人ものプレイヤーが楽しんでいるという。Techlandは，そうしたゲーマーコミュニティの育成と発展を促すべく，会員制サイト「Techland GG」（外部リンク）の運営を開始しており，最新情報の公開や無料アイテムの配布なども行われているので，気になる人は参加してみよう。

「ダイイングライト2 ステイ ヒューマン」公式サイト