プレイレポート
[E3 2019]「Gears 5」の新たな協力モード「Escape」をプレイ。仲間のスキルを生かした連携で死地からの生還を目指す
Microsoftの試遊イベントであるXbox Showcaseにて,さっそくEscapeをプレイしてきたので,その感想をお伝えしよう。
最大3人のプレイヤーが同時に参加できるEscapeは,その名のとおり“逃げる”ことが目的となるマルチプレイモードだ。今回の試遊では,HIVEBUSTERというグループに所属するLAHNI,KEEGAN,MACの3名でミッションに挑戦した。
逃亡劇の舞台となったのは,複数の部屋に分かれた施設だ。敵を一掃せんと設置した有毒発生装置の毒から離れながら,執拗に追いかけてくる敵を倒して屋外を目指すことになる。
極めてシンプルなルールだが,これがなかなか絶妙なバランスだ。プレイヤーの逃亡を阻む敵達は手強く,大勢で一斉に襲いかかってくることも。毒ガスから遠ざかるため,ひたすらダッシュで走り抜け,視界に入った敵を見境なく撃ちまくっているだけでは,あっという間に孤立したり,弾切れの窮地に陥ったりする。
ミッションの完遂には仲間との連携が不可欠だが,そこで重要になるのがキャラクター固有のスキルだ。LAHNIは電撃による近距離攻撃,KEEGANは自身や仲間の銃弾を自動で補充できるエリアを作る,MACは自身の前面にシールドを発生させるという特殊なスキルをそれぞれ持っており,敵を倒すと溜まっていくゲージを消費することで一定時間,使用可能になる。
スキルの使い方やタイミングといった面でも,仲間との連携が重要だ。例えば「大勢の敵が攻めてきたら,KEEGANが作った補充エリアにMACがシールドを発生させて,そこを拠点にする。銃弾を大量に消費する硬い敵が現れたら,LAHNIが前線に立って電撃ダメージを与える」といった作戦を遂行することで,逃亡の成功率は大きく上昇する。
今回の試遊は「ベーシックな難度」だったため,アナウンストレイラーのような「前方に敵の大群,後方には毒ガスが迫りつつある!」というところまで追いつめられることはなかった。とはいえ,背後から毒ガスが迫ってくるというシチュエーションは言いようのない焦燥感に駆られてしまう。
それだけに,焦りを感じながらも冷静さを保ち,見事な連携で敵を効率よく一掃したときの達成感は格別のものがあり,それを一人ではなく仲間達とシェアできるところもポイントだ。
Escapeにはどのようなステージやルールが用意されるのか,過去のシリーズ作品からキャラクターが参戦するのかといった気になる点は尽きない。ゲーム本編の物語やゲームシステムはもちろん,マルチプレイの続報にも注目したい。