テレビアニメ「revisions リヴィジョンズ」の15年後を描くスマホ向け新作ゲーム「revisions next stage」プレイインプレッション

　ネクソンが2019年10月30日に配信をスタートしたスマートフォン向け新作アプリ「revisions next stage」（iOS / Android）は，2019年1月から3月にかけて放映されたテレビアニメ，「revisions リヴィジョンズ」から15年後の世界を描く“タクティクスRPG”だ。

　今回4Gamerは，本作の試遊版をプレイする機会を得たので，そのインプレッションを交えてゲーム概要を紹介していこう。

「revisions next stage」公式サイト

「revisions next stage」ダウンロードページ

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テレビアニメとの関連性は濃いめだが，ゲームから始めても問題ナシ

　テレビアニメ「revisions リヴィジョンズ」は，東京・渋谷の中心部が300年以上先の未来にタイムトラベルする「渋谷時空災害」に巻き込まれた主人公達が，彼らしか搭乗できないロボット「ストリング・パペット」（以下，パペット）を用いて，「リヴィジョンズ」と呼ばれる未来人の勢力と戦いつつ，現代に戻る手段を探すという内容だ。


　「revisions next stage」の舞台は，渋谷時空災害から15年後の2032年。この15年の間にも，世界各地の都市が消失するという事態が発生したが，各国の政府が「渋谷協約」を締結して対抗策を講じた。協約により，各都市に軍事施設を配置する「ブロックエリア計画」が実施され，またリヴィジョンズ誕生の原因である「RVウイルス」のワクチンが開発されたことで，世界は平和を取り戻したと思われたのだが……。


　ゲームでは，「revisions リヴィジョンズ」とは異なる主人公達がパペットに搭乗してリヴィジョンズと戦うこととなる。世界観こそつながっているが，ストーリーはそれぞれ異なるため，テレビアニメを知らなくとも楽しめる。世界観を把握するために必要な情報も，キャラクター達のセリフなどから読み取れるので，アニメの視聴は必須ではないだろう。

主人公・法月コウは，かつての愛機だったストリング・パペット「アイガイオン」と再会することに

3Dモデルのアニメーションも見どころのタクティクスバトル

　ゲームの基本的な進め方は，メインミッションのストーリーに沿って，戦闘の目標をクリアしていくというスマホゲーム定番のもの。バトルでは，マス目状のフィールド上で敵と味方のユニットが交互に移動や攻撃を行い，敵の全滅などを狙っていくことになる。

出撃編成には最大5体のパペットを加えられる

　パペットの行動は，画面中央下部に表示される「パペットスキル」で決めることになる。パペットスキルは単体攻撃や範囲攻撃，回復などがあり，ユニットの種類によって習得できるものは異なる。

パペットやリヴィジョンズが発動するスキルは，3Dモデルのアニメーションも見どころ

　なおパペットには「タイプ」と「クラス」の概念が存在する。タイプは，いわゆる3すくみの相性で，敵との相性の有利不利を考慮すると効率よく敵にダメージを与えられる。


　パペットのクラスは3つあり，「チェイサー」は敵に接近し，近接攻撃をメインとする。体力が高いので，最前線で味方を守る役割も果たす。

　「レンジャー」はさまざまな連携技を駆使するクラスで，フィールド上を自由に動き回り，味方をサポートしつつ敵を攻撃する。

　最後の「ブラスター」は強力な遠距離攻撃で敵を制圧するクラスだが，HPが低いというデメリットも合わせ持つ。


　さらに各パペットのマスター（搭乗者）にもスキルが存在する。こちらはパッシブスキルとなっており，例えば本作の主人公・法月コウは，敵の攻撃に先んじて一定確率でカウンター攻撃が発動する「アドバンスカウンター」を習得している。


　各ミッションでは，パペットとマスターのスキル，タイプ，クラスを踏まえて，パペットを編成することが目標達成のカギとなる。

　各ミッションの目標は，基本的にリヴィジョンズの殲滅だが，異なる条件を求められたり，「制限ターン数内にクリア」「味方全員の生存」といったような追加目標が課されたりすることもある。

ストリング・パペットの強化を筆頭とする多彩な育成要素

　本作のもう1つの大きな特徴は，多彩な育成要素だ。パペットやマスターの強化はもちろん，その強化のための各施設もプレイヤーがメインミッションを進めるなどしてアンロックし，アップグレードしていくことになる。


　ちなみに本作では，マスターと彼らに紐付くパペットはガチャではなく，メインミッションをクリアすることによって得られる「マスターピース」を消費して入手していく。


　それではガチャで何が得られるかというと，各パペットのパーツである。またパーツは製作も可能で，そうやって獲得したパーツを換装，ランクアップ，合成することにより，さらなるパペットの強化ができる。


　パペットの強化および関連する育成システムは，かなりのやり込み要素となっていると感じられた。ロボット好きにはたまらないのではないだろうか。


　ネタバレを避けるためにあまり触れなかったが，ゲームのストーリーもかなり重厚で，主人公達の過去や，再び出現したリヴィジョンズに対する各組織の思惑と行動などがシリアスに表現されていた。その一方では，主人公達の日常におけるコミカルなやり取りも描かれており，タクティクスバトルや育成要素も含めて丁寧な作りのゲームという印象を受けた。

　本稿を読んで「revisions next stage」に興味を持った人は，ぜひプレイしてみてほしい。

メインミッションはフルボイス，かつLive2Dでキャラクターが常に動いている

ヒロイン・水瀬月咲がどのような形で主人公・法月コウの前に姿を現すのかも気になるところだろう

「revisions next stage」公式サイト

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