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印刷2022/06/16 12:00

プレイレポート

「ディアブロ イモータル」初心者向けガイド。シリーズの魅力や各クラスの使い心地,序盤のポイントを紹介

 Blizzard Entertainmentの新作アクションRPG「ディアブロ イモータル」iOS/Android ※PC版は現在βテスト中)が2022年6月1日より配信されている。世界的な人気を誇る「Diablo」は,キャラクターの育成とバトルに重きを置いたいわゆるハック&スラッシュ(ハクスラ)の代名詞ともいえるシリーズだ。

 ただ,歴史の長いシリーズ故に読者の中には,本作でシリーズを初めて知った人もいるだろうし,「どういうところが魅力なの?」という疑問を抱いている人もいると思う。
 そこで本稿では,「Diablo」シリーズの魅力とともに,「ディアブロ イモータル」における各クラスの使い心地や序盤の進め方のポイントを紹介していきたい。なお,本稿ではPC版を使って画像を撮影している。

画像集#001のサムネイル/「ディアブロ イモータル」初心者向けガイド。シリーズの魅力や各クラスの使い心地,序盤のポイントを紹介


「Diablo」の魅力は,その中毒性にあり


 「Diablo(ディアブロ)」は1996年から展開を続けるアクションRPGだ。当時その洗礼受けたゲーマーたちにとっては特別なタイトルで,初代が発売されて26年経った今もなお,愛され続けている。現に今回の「ディアブロ イモータル」でも,新たな動きがある度にネットのあちこちでファンがざわつく姿が見受けられる。

 その大きな特徴は,敵から手に入るアイテムの性能がランダムに決まること,そしてそのランダム要素が生み出す高い中毒性にある。

 今でこそドロップアイテムの性能にランダム要素が含まれるゲームは存在するが,当時は多くのRPGにおいて,アイテムの性能というものは固定されていた。そこに“同じ武器や防具でもドロップの度に性能は異なる”という要素を打ち出したのが「Diablo」だった。

 例えば同じ「鋼の剣」でも,攻撃力が少し高い,命中率を上げてくれる,敵に斬りつけるたびHPが回復する,攻撃速度がアップする,アンデッドに追加ダメージを与える,レアアイテムのドロップ率が高まる……というように,さまざまな効果を持つものがある。
 たとえ,既に持っているアイテムがドロップしたとしても,「コイツはどんな性能を持ってるんだ? 今持ってるやつよりも性能がいいんじゃないか!?」というドキドキがあり,それが病みつきになる。モンスターを延々と倒しまくり,アイテムをゴッソリと手に入れては,品定めする――こうした“Diablo沼”に当時のプレイヤーがどんどんハマっていったのだ。

「Diablo II」でレアアイテムを求めてひたすら敵を倒し続ける風景。たくさんの敵が出てくる狩り場を決めておき,何度も繰り返してアイテムを手に入れるこの行動はトレハン(トレジャーハンティング)と言われる
画像集#002のサムネイル/「ディアブロ イモータル」初心者向けガイド。シリーズの魅力や各クラスの使い心地,序盤のポイントを紹介

 また,特筆すべき発明が“アイテム名に付けられた色”だ。「Diablo」シリーズでは,ノーマル,マジック,レア,セット,ユニーク(レジェンダリー)という風にアイテムごとにレアリティが分けられており,ノーマルなら白,マジックなら青,レアなら黄色,セットは緑,ユニークは茶色文字……というようにそれぞれアイテム名の色が変わる(初代「Diablo」ではアイテムのレアリティは3種類)。

 無論,高いレアリティのものほど性能がよいため,プレイヤーはこぞってそれらのアイテムを求める。だらだらとモンスターを狩っていても,黄色や茶色の文字を見た瞬間に急に目が覚め,気持ちが引き締まる。そんな特別感を演出してくれた。まさに中毒性を高めてくれる悪魔的な発明と言えるだろう。

 そして「Diablo III」で追加された“光の茶柱”“光の緑柱”は,この中毒性をより高めた。「Diablo III」ではレジェンダリーやセットが落ちると,「シャキィィン!」という音とともに,光の柱が立つ。レジェンダリーは茶色,セットは緑色なので,プレイヤーはそれぞれ“茶柱”“緑柱”と呼んでいる。
 「Diablo II」の時点でも良い色のアイテムが出たらドキドキしていたのだが,ドロップ時の演出がさらにゴージャスになったことにより,脳からイイ感じの汁が溢れようになったというか,息を呑むというか,何とも言えない快感が生まれるようになった。

「Diablo III」の発明,“光の茶柱”“光の緑柱”(Switch版)。今では多くのハクスラ系ゲームが同様のエフェクトを取り入れている
画像集#003のサムネイル/「ディアブロ イモータル」初心者向けガイド。シリーズの魅力や各クラスの使い心地,序盤のポイントを紹介

 いいアイテムを手に入れると,キャラクターもそれだけ強くなり,群れをなして襲ってくるモンスターも,サクサク倒していけるようになる。そのうちにレベルが上がって強くなり,さらにいいアイテムを狙えるようになる。いいアイテムが手に入ったらもっと強くなり……と,パワーインフレが続いていく楽しさがシリーズの魅力の1つと言える。

 そうしたすさまじいパワーインフレの極致とも言えたのが「Diablo III」だ。育成が進むとスキルの性能やダメージがインフレしていくが,セットアイテムを揃えると特定スキルで敵に与えるダメージが20000%アップするとか,スキルのクールタイムを縮める品を集めるとほぼ連発可能な状態になるとか,そのインフレの度合が群を抜いているのだ。良い意味で滅茶苦茶であり,やりたい放題になるのが,非常に楽しかった。

「Diablo III」(Switch版)で,山のように手に入れたレジェンダリーをこれから鑑定しようというところ。能力値はもはや「K」(1000)の単位で表記されている
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「Diablo III」(Switch版)の「よじれ虹の国」。ユニコーンや「だっこぐま」なる敵が出てくるファンシーゾーンだが,敵を倒すと容赦なく血が飛び散る
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「Diablo III」(Switch版)。ダメージの桁数が凄いことになっているが,これ位ではまだまだだ
画像集#006のサムネイル/「ディアブロ イモータル」初心者向けガイド。シリーズの魅力や各クラスの使い心地,序盤のポイントを紹介

「Diablo III」で再現された初代「Diablo」のダンジョン(Switch版)。わざと解像度を落として当時の雰囲気を再現している。初代はそれだけファンにとって特別なゲームなのだ
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 ほかにも「Diablo II」における自由度の高いビルドも魅力だった。ビルドとは,いろいろなスキルを組み合わせてキャラクターの戦闘スタイルを構築することで,「Diablo II」はレベルアップでもらえるポイントを,好きなスキルに割り振ることができる。
 これにより,本来なら魔法で戦うソーサレスに剣を使わせたり,筋骨隆々のバーバリアンであるにもかかわらず,敵の死体からアイテムを掘り出すことに特化させたりと,“最適解ではないが面白いビルド”を作ることができるのだ。友達と一緒に「ヘンなビルド作ろうぜ!」とゲームを始め,「やっぱこれ無理じゃね?」と弱音を吐くのも楽しい。ちなみに筆者のHDDには,志半ばに育成を断念したキャラクターたちがずらりと並んで呪いの言葉を吐いている。続編の「Diablo III」では,スキル周りのシステムが変わったことにより,こうした育成の断念は起こらなくなった。

筆者のHDDに眠るキャラクターたち。これはほんのごく一部で,下にも延々とリストが続いている
画像集#008のサムネイル/「ディアブロ イモータル」初心者向けガイド。シリーズの魅力や各クラスの使い心地,序盤のポイントを紹介

トレハンに特化したバーバリアン。両手に「Blade of Ali Baba」,頭に「Tarnhelm」,腰に「Goldwrap」,足に「War Traveler」……と,とにかく良いアイテムが出現する確率を高めている
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 まとめると,「Diablo」シリーズの魅力とは,ランダム生成で性能が変化するアイテムを“掘る”楽しさ,手に入れたアイテムでどんどん強くなっていく実感を得られることだ。この2つの要素が両輪となって疾走・暴走する面白さと中毒性を生み出しているのである。

ボスを倒すと飛び散る無数のアイテムとゴールド,そしてレジェンダリーアイテムのドロップを示す“茶柱”。これがDiabloだ
画像集#010のサムネイル/「ディアブロ イモータル」初心者向けガイド。シリーズの魅力や各クラスの使い心地,序盤のポイントを紹介


スマホで気軽にハクスラを楽しめる「ディアブロ イモータル」。初心者向けに各クラスの使い心地や進め方のポイントを紹介


 さて,そんな「Diablo」シリーズの最新作が「ディアブロ イモータル」である。テンポ良く爽快なバトルを楽しめるので,初めてハクスラに触れる人も遊びやすい。システム面は「Diablo III」をベースに,スマートフォン向けゲームとしてのアレンジが加えられたという感じだ。

 象徴的なのが,スキルを使うのに必要だった「マナ」や「リソース」の撤廃。基本的にはHPとスキルのクールタイムだけを注視していればいいので,初めてシリーズをプレイするという人も安心だ。
 序盤からバトルが派手で面白く,普段使いするメイン攻撃(基本技のようなもの)でパワーを溜めていけば,キャラクターが一定時間強化される「アルティメット」が発動可能になる。これを活用してバリバリ戦っていこう。

「アルティメット」は,早い段階で解禁される
画像集#011のサムネイル/「ディアブロ イモータル」初心者向けガイド。シリーズの魅力や各クラスの使い心地,序盤のポイントを紹介

 もちろん「Diablo」シリーズなので,ドロップするアイテムの性能はランダムで変化する。敵を倒すたびにいろいろなアイテムが手に入るので,現状の装備を更新していき,少しずつ強くなる過程を楽しめる。
 レジェンダリーアイテムを手に入れるとスキルが変化する要素も「Diablo III」から受け継がれており,さまざまなスキルとアイテムを組み合わせて自分なりのビルドを模索する楽しさは「Diablo」らしい。

「ディアブロ イモータル」にも“光の茶柱”は存在する
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 「スキルとアイテムの組み合わせと言われても,初めてだから分からないよ」という人も心配ご無用。レベルが上がると,スキルやアイテムの組み合わせについてのお手本を教えてくれる“推奨ビルド機能”がアンロックされるのだ。このビルドはどういう戦法が得意で,実現するにはどんなアイテムが要るのかということも教えてもらえるので,まずは目標にするといいだろう。

初めての人には頼もしい推奨ビルド機能。ここからビルドの楽しさを知っていこう
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 ここからは現時点で実装されている「バーバリアン」「クルセイダー」「デーモンハンター」「モンク」「ネクロマンサー」「ウィザード」5クラスについて,ハクスラ初心者向けに序盤戦を中心にした使い心地を書いていこう。どのクラスも男女を選べ,キャラクタークリエイトで髪や目の色,顔つきを変えられるので,好みのルックスを作ってみるのもいいだろう。

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●バーバリアン
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 頑健な肉体を持ち,荒々しい攻撃で敵を粉砕する獰猛なる蛮族で,斧や剣の二刀流で戦う。鎧を装備しても半裸な肉体派。近接系だけあってパーティの先頭に立って戦わなければならず,気がつくとHPが激減していた,なんてこともしばしばあるので早めのポーションを忘れずに。グルグル回転しながら攻撃する「ワールウインド」やタックルする「フュリオス・チャージ」といった移動技も持っており,敵が危険な範囲攻撃技を仕掛けてきそうなら,これらの技で攻撃しつつ危険エリアから逃れる小技も駆使しよう。

ダンジョンでも先陣切って戦うのがバーバリアン。敵が突進技をかけようとしているので,地面に示された範囲から「ワールウインド」で攻撃しつつ逃れよう
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●クルセイダー
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 巨大な盾を持ち,軍馬に乗って戦う信仰の戦士。正統派の戦士かと思いきや,馬に乗って駆け巡り,敵をチェーンで捕まえて引き回しの刑にする「四つ裂き」を駆使する。バーバリアンと同じ近接クラスだが,自分の盾のブロック率を上げる「パニッシュ」,盾から光を放って敵を気絶させる「シールド・グレア」,味方を無敵化する「光の召喚」,クリティカル率を上げる「聖なる旗」など,防御及び支援のスキルも面白い。

軍馬に乗って駆け巡る「四つ裂き」。「Diablo III」の「Steed Charge」+「Draw and Quarter」と良く似た,敵を引きずる能力を持つ。割と早い段階で使えるようになるので試してみよう
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●デーモンハンター
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 二丁拳銃ならぬ,二丁ボウガンで戦うトリッキーなクラス。遠距離から攻撃し,撃ちながら逃げる“退き撃ち”でローリスクなバトルを展開できる。地雷を仕掛ける「ナイフの罠」,砲台を置く「セントリー」など,設置物に敵を引き込むテクニカルな立ち回りを求められるのが面白いところ。ロープを引っかけてジャンプする「デアリング・スイング」,周囲の敵を二丁ボウガンで撃つ「ストレイフ」など,スタイリッシュなアクションもカッコイイ。

「デアリング・スイング」はロープで急速移動しつつボウガンを撃つ。移動中は無敵だ
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●モンク
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 拳や蹴りでモンスターを打ち砕く修行僧。任意の方向へ跳び蹴りする「飛翔脚」,周囲の敵を引き寄せながら前方へダッシュする「瞬撃」など移動と攻撃を兼ねるスキルが多い。基本スキルは近くの敵にテレポートして攻撃する「雷鳴拳」で,あちこち飛び回りつつテンポ良く戦える。「飛翔脚」で壁に触れると三角跳びでき,まるでカンフー映画のよう。周囲の敵を「竜巻天翔」でまとめ,そこに「七星死戯」や「爆裂掌」で一撃するのも気持ちいい。「禅定障壁」「聖域」では味方を守ることもでき,サポート好きにも持ってこいだ。

分身しつつ範囲内の敵に攻撃する「七星死戯」
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●ネクロマンサー
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 死者を使役する死霊術士。スケルトンやスケルタル・メイジ,ボーン・ゴーレムといった僕(しもべ)たちを率い,彼らに攻撃させたり,盾になってもらったりできる。死体を爆破する「コープス・エクスプロージョン」,死体を誘導弾にする「コープス・ランス」など,敵の死体を利用した特殊な戦い方ができるのも特徴的だ。死体から死体を量産する,悪役のような戦いができるのだ。

スケルトンやスケルタル・メイジを前に押し出し,自分は後方から攻撃する
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●ウィザード
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 いわゆる魔術師。遠距離から魔法で攻撃するが,HPは低いため注意が必要だ。複数のスキルを組み合わせて特殊な効果を引き出せるのがポイント。例えば「スコーチ」で燃やした敵を「アーケイン・ウィンド」の風で煽ってやれば「火炎の嵐」となってダメージが倍増する。ほかにも「アイス・クリスタル」で設置した水晶に「レイ・オブ・フロスト」や「ディスインテグレイト」といった光線を当てると「屈折」が起こって複数の敵にヒットするなど,うまく使いこなすことで攻め方が大きく広がる。

「スコーチ」で燃やした敵を「アーケイン・ウィンド」で煽るとダメージが倍増する。こうしたコンボも早い段階から可能になる
画像集#027のサムネイル/「ディアブロ イモータル」初心者向けガイド。シリーズの魅力や各クラスの使い心地,序盤のポイントを紹介

 各クラスの特徴を書いてきたが,「初心者におすすめしたいクラスは?」と聞かれたら,個人的にはネクロマンサーを推す。
 「Diablo II」で初登場したネクロマンサーは“死体をリソースとして利用する”“AI制御の死者とともに戦う”というアクションRPGとしての「Diablo」シリーズの面白さを象徴するクラスの1つであるからだ。しかも,死者の種類によって好戦的な度合いが違い,スケルトンなど下級の死者はしゃきしゃき動くが,敵を復活させたリバイブは動きが鈍いなど,さまざまなアイデアが詰め込まれている。
 もちろん,「Diablo」らしさだけで推しているのではなく,ゲーム攻略における強みもある。遠距離で戦うスタイルであることに加え,スケルトンやスケルタル・メイジ,ボーン・ゴーレムを囮にできるので,ソロプレイやボス戦でも安定度が高い。

 周囲を冷静に観察すると効率がアップするのもポイントで,できるだけ多くの敵を巻き込む位置取りで「ボーン・スパイク」を決め,敵を死体の上に誘導して「コープス・エクスプロージョン」で爆破,最も危険な敵を「闇の呪い」で狙い撃ちして持続ダメージと視界を狭める効果を与え,敵の群れを分断する位置に「骨の壁」を出すなど,軍師のようなプレイもできる。そして,死体を利用するスキルでさらに死体を作り,その死体をリソースにしたスキルで更に多くの死体を作る……といったように,ネクロマンサー独特のエスカレーション感も気持ちいい。

敵を死体の上に誘導して「コープス・エクスプロージョン」で爆破
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「骨の壁」で身を守りつつ攻撃
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 各クラス紹介の次は,進め方についてのポイントを紹介していこう。初心者が戸惑いやすいであろう部分へのアドバイスを列挙しているので,参考にしてほしい

●ポーションはどんどん使おう
 ポーションは店で買うものではなく,時間経過やボスの撃破で使用回数が回復していく。つまり,いくら使ってもタダなので,ケチらずにどんどん使っていこう。街に帰ってもポーション屋を探す必要はない。

危なくなったら惜しみなくポーションを使おう
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●地面に落ちたアイテムは全部拾おう
 敵を倒すと落ちるアイテムは全部拾っておこう。最初は,何を装備すべきかの判断にも悩むと思うが,インベントリを開いた際,現在装備しているアイテムよりも良いものなら,左上に「↑」が表示されるので,これを確認すればいい。アイテムをタップした際の数値が大きいモノを装備していこう。

画面右,アイテムの左上についた「↑」が目印
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 また,パーティプレイのダンジョンや通常フィールドを問わず,出現したアイテムはほかの人には見えない自分だけのもの。たまに光の玉のような物体が落ちることがあるが,これは一時的に特殊な効果を及ぼすものだ。HPがフルのときに赤色を取っても意味がないくらいで,ほかのものは出たらすぐ取って問題ない。

赤い球「ライフ・オーブ」は取るとHPが回復。ある程度HPが減るまでは取らずにいたほうがいい
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●不要なアイテムはすべて分解しよう
 アイテムでインベントリがパンパンになったら,鍛冶屋で分解しよう。茶色(レジェンダリー)と緑色(セット)以外のものは全部バラしてしまっていい。分解した装備は,「廃品素材」「エンチャンテッド・ダスト」というものになり,これらの品はアイテムの強化に必要だ。システムを理解すると喉から手が出るほどに欲しい品なので,どんどん分解しよう。

不要なアイテムは即座に分解。特に「廃品素材」(画面右下部)のアイコンは本当に廃品っぽく,思わず分解をためってしまうかもしれないが,強化に必要だ
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●アイテムはどんどん強化しよう
 ゲームをある程度進めると,鍛冶屋でアイテムを強化できるようになる。強化すると能力値もアップし,戦闘がより有利になる。ここで必要になるのが,アイテムを分解して出てくる各種素材。素材が許す限りどんどん強化しよう。

素材を使ってアイテムを強化しよう
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●アイテムのソケットに宝石をはめ込もう
 アイテムに設けられているソケットに宝石をはめ込むことで,能力を強化できる。宝石の種類によって上がる能力値は違うが,開いているソケットにはどんどん宝石をはめよう。


●強化はアイテムを取り替えても有効
 「ディアブロ イモータル」はアイテムを高性能のものにどんどん取り替えていくゲームなので,強化するアイテムは絞った方がいいんじゃないのかと思うかもしれない。
 しかし,本作ではアイテムの強化を別のアイテムに引き継げる。引き継ぐには強化したアイテムを取り替える際に出る「移行」ボタンを押すだけで良く,しかも無料だ。アイテムにはめ込んだ宝石も同時に移せるので,活用していこう。

「移行」ボタンでアイテムの強化段階も引き継げる。これでいくらアイテムを取り替えても大丈夫
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●ダンジョンに積極的に挑もう
 フィールドでは,ほかのプレイヤーも活動しており,一時的に共闘することもある。また,物語の節目ではダンジョンが登場し,自動マッチングによるパーティプレイが可能になっている。いずれも,これまでの「Diablo」には見られなかった要素だ。初心者はパーティプレイに尻込みするかもしれないが,普通にプレイしていれば大丈夫だ。バーバリアンやクルセイダーが敵を引き受けてくれたり,ネクロマンサーやウィザードが後方から攻撃してたりと,ほかのプレイヤーが助けてくれるのも新鮮に感じられるだろう。スキルの中には,ほかのプレイヤーに効果を及ぼすものもあるので,うまく使って仲間を援護していこう。

ダンジョンでは自動マッチングが行われる
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ダンジョンの奥には強大なボスが待つ
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●レジェンダリーアイテムを活用しよう
 ゲームを進めると,レジェンダリーアイテムが手に入る。ドロップ時には本作でもちゃんと“茶柱”が立ち,プレイヤーの心をドキドキさせてくれる。注目したいのが,アイテム説明欄の「レジェンダリー」という項目だ。中にはスキルの性質を変えるものもあるので,ここはしっかり見ておこう。
 例えばネクロマンサー用レジェンダリー「シミュラクラレーター」を装備している場合,通常なら幽体と化して敵をすり抜けるだけの「レイス・フォーム」が,スキルを発動した場所に自分そっくりの彫像を残すという性質になる(彫像は暫くすると爆発し,周囲のモンスターにダメージを与える)。レジェンダリーアイテムがあれば特殊な戦法になるので,どんどん集めていこう。

「シミュラクラレーター」を装備して「レイス・フォーム」を使うと,画面下に自分そっくりの彫像が残るのが分かる
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●レジェンダリーアイテムがダブったら能力を「抽出」しよう
 レジェンダリーアイテムも,同じモノがダブることがある。そんなときは街にいるザミナのもとに行き,「抽出」を頼もう。これは,前述した「レジェンダリー」という項目の能力をアイテムから取り出すというものだ。レジェンダリーアイテムは失われるが,取り出された特殊能力は,「継承」でほかのアイテムにコピーできるようになる。

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 ここまでのポイントを参考にさらにゲームを進めていくと,「クラン」や特殊なレイド「ヘリクアリ」,2つの陣営を選んでのPvPコンテンツ「闘争の円環」といったコンテンツがアンロックされていく。キャラクターを強くするための旅はさらに続いていくのだ。

「イモータル」と「シャドウ」という2つの陣営を選んで戦うPvP「闘争の円環」
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陣営を選ぶ前には試練が課せられ,戦いに勝たなければならない
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 「ディアブロ イモータル」は,ハクスラは本作が初めてという人でも楽しめる内容になっている。時系列としては「Diablo II」と「Diablo III」の間にあたるので,物語については理解するのに少し知識が必要だが,本作で「Diablo」にハマったという人は,これをきっかけに「Diablo III」や「ディアブロ II リザレクテッド」といった過去作をプレイして,更なる“Diablo沼”にハマるのもいいかもしれない。

懐かしのチャルシはプレイヤーを助けてくれる
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タル・ラシャとゾルタン・クーレとともに,バールを封印するために戦う
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「Diablo III」から再登場した,袋を背負ったトレジャーゴブリン。放っておくとポータルを開いて逃げるが,倒せれば多くのアイテムが手に入る
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