イベント
[JAEPO2019]テキサスホールデムの醍醐味をゲーセンで楽しめる。「ポーカースタジアム」ステージレポート
「ポーカースタジアム」はその名のとおり,ポーカーの一種である「テキサスホールデム」をオンラインで楽しめるアーケードゲームだ。
テキサスホールデムのルールは,自分の手元にあるカードと場に出されている5枚の共通カードで役を作るというもの。共通カードはターンごとに1枚ずつ配られるため,状況は刻々と変化する。相手がどんな役を作っているか,共通カードと相手の表情や態度から予想して,自分の立ち回りを決めていくという心理戦が特徴になっている。
ポーカースタジアムの監修を務めるプロポーカープレイヤーの木原直哉氏は「このゲームのキャッチコピーには『欺け 見破れ』とあります。相手に欺かれないように,こちらの意図を見破られないようにしなければいけないので,そこが難しいところです。初めて遊んだ人が世界チャンピオンに勝つようなことも普通に起こるのがテキサスホールデム。ぜひ楽しんでいただきたいですね」と,その魅力を語った。
ポーカースタジアムのオンライン対戦は最大6人で楽しめる。プレイヤーのアバターにはシュン,ミオ,レイ,マリカ,ブライアン,ノエルという6人のキャラクターが用意されており,キャラクター性能に差はないが,個性豊かな声やリアクション,チャットで場を彩る。
プロデューサーの伊藤正吾氏は「実際のポーカーの試合では“ポーカーフェイス”と言うようにあまり表情を出したり,勝負中に喋ったりしませんが,このゲームでは表情豊かなキャラクターや,実際のポーカーでハッタリを効かせるようにチャットで相手を揺さぶったりして,感情豊かに駆け引きを楽しむことができます」と,ゲームならではのフィーチャーを強調した。
松岡禎丞さんが演じるシュンは,真っ直ぐな性格の熱血漢だ。当初,松岡さんは心理戦の駆け引きが重要なゲームということで,相手を欺くイメージを押し出して演じたものの,伊藤氏から「とにかく真っ直ぐに」というオファーを受けたという。
一方,高野麻里佳さんが演じるノエルは,ちょっとノリが軽いところがある。これが本気なのか,相手を欺くための芝居なのか,分からないあたりが楽しいキャラクターだと語っていた。
シュン |
ノエル |
イベントでは松岡さんと高野さん,そして開発スタッフ3人を加えて対戦する一幕もあった。戦いは高野さんが場を引っかき回し,スリーカードやストレートを揃えるばかりか,松岡さんが仕掛けたレイズ(賭けるチップの枚数を増やすこと)に対してレイズで応えるといった強運と強気で押しまくる。
なんとか盛り返そうとする松岡さんも,最後のラウンドでは共通カードが配られる前に,手札のみの状態でオールイン(全チップを賭けること)を敢行。よほど手札がいいのか,それともブラフか。テキサスホールデムの醍醐味と言える展開に対し,高野さんらはこれを受けて立ち,賭けたチップの総額は1万100枚という高額に。その結果は開発スタッフのレイによるスリーカードで勝負ありとなった。
実は高野さんが強気に出ていたのは,共通カードの4枚目まででツーペアが揃っていたため。しかし,最後の共通カードでレイにスリーカードが成立するというテキサスホールデムならではの劇的な展開だったのだ。
最後に伊藤氏は「ポーカースタジアムは己の判断力のみを使うので,平等に勝負を楽しめます。ゲームセンターにおける,対戦ゲームの新しいジャンルになると思っています」と,その魅力をあらためてアピールしてイベントを締めくくった。
「ポーカースタジアム」公式サイト
「JAEPO2019」4Gamer関連記事一覧
- 関連タイトル:
ポーカースタジアム
- この記事のURL:
(C)BANDAI NAMCO Amusement Inc.