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    印刷2018/10/09 00:00

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    Intel,8コア16スレッド対応の「Core i9-9900K」など第9世代Coreプロセッサ3製品を発表

    画像集 No.007のサムネイル画像 / Intel,8コア16スレッド対応の「Core i9-9900K」など第9世代Coreプロセッサ3製品を発表
     北米時間2018年10月8日,Intelは米国・ニューヨーク市で「Fall Desktop Launch Event」を開催し,開発コードネーム「Coffee Lake-S Refresh」として知られてきたデスクトップPC向け新CPUとなる第9世代Coreプロセッサを発表した。
     発売日は北米時間10月19日で,ラインナップは以下のとおりだ。

    • Core i9-9900K:8C16T,定格3.6GHz,最大5.0GHz,共有L3キャッシュ容量16MB,1000個ロット時単価488ドル(約5万5100円)
    • Core i7-9700K:8C8T,定格3.6GHz,最大4.9GHz,共有L3キャッシュ容量12MB,1000個ロット時単価374ドル(約4万2300円)
    • Core i5-9600K:6C6T,定格3.7GHz,最大4.6GHz,共有L3キャッシュ容量9MB,1000個ロット時単価262ドル(約2万9600円)

    Core i9-9900Kの製品ボックスは正12面体のようだ
    画像集 No.004のサムネイル画像 / Intel,8コア16スレッド対応の「Core i9-9900K」など第9世代Coreプロセッサ3製品を発表

    画像集 No.003のサムネイル画像 / Intel,8コア16スレッド対応の「Core i9-9900K」など第9世代Coreプロセッサ3製品を発表
     最大のトピックは,HEDT(High-End DeskTop)市場向けを除くとCore i9-9900KがIntel初のCore i9プロセッサかつ8コア16スレッド対応モデルとなることだが,Core i7-9700Kが「Hyper-Threading Technology」に対応しない8コア8スレッド対応モデルとなるのも見どころと言えるだろう。
     そのほか主なスペックはのとおり。第8世代Coreプロセッサなど,最近のIntel製デスクトップCPUではTIM(Thermal Interface Material。ヒートスプレッダとシリコンダイ間で熱伝導を行うための素材)にシリコングリスを採用しており,これが高い動作クロックを狙ううえでは不利だとオーバークロッカーから批判されていたのだが,Coffee Lake-S Refreshではこれがソルダリングに戻ったとのことだ。

    画像集 No.002のサムネイル画像 / Intel,8コア16スレッド対応の「Core i9-9900K」など第9世代Coreプロセッサ3製品を発表

     なお,イベントでIntelは対応プラットフォームの詳細を明らかにしなかったが,その後公開となったプレスリリースによると,Core i9は既存のIntel 300シリーズチップセット搭載製品で利用できるとのことだ。対応BIOS(=UEFI)が公開された製品から順次使えるようになるはずである。
     ちなみにIntelはこのタイミングでUSB 3.1 Gen.2コントローラなどを統合した新しいチップセット「Intel Z390」もリリースしている。マザーボードメーカー各社は搭載製品を発表済みなので,そちらが気になる人はIntel Z390マザーボードまとめ記事を参照してほしい。

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     2018年10月9日01:01,ASRock,ASUS,GIGABYTE,MSIの4社は,新発表となった第9世代Coreプロセッサと既存の第8世代Coreプロセッサに対応するの「Intel Z390」チップセット搭載のゲーマー向けマザーボードを発表した。チップセットの進化がわずかなので見どころは少ないが,まとめて紹介しよう。

    [2018/10/09 01:01]

    IntelのCore i9キャンペーンページ(英語)



    Core Xもソルダリングに。そしてXeonは28コア56スレッド対応を実現


     Intelは同じイベントで,HEDTプラットフォームおよびワークステーション向けのCPUも発表している。

    画像集 No.006のサムネイル画像 / Intel,8コア16スレッド対応の「Core i9-9900K」など第9世代Coreプロセッサ3製品を発表
     まずHEDTプラットフォーム向けには「Basin Falls Refresh」世代の新しいCore Xシリーズ,計7製品が登場した。最大18コア36スレッド対応で,CPU側に統合するPCI Express Gen.3レーン数は44(※プラットフォーム全体では68),クアッドチャネルDDR4-2666メモリコントローラ搭載,そして対応チップセットが「Intel X299」という仕様は2017年に登場したオリジナルのCore Xシリーズから変わっていない。しかし,新しいCore XではTIMがソルダリング仕様となり,また動作クロックが若干向上しているので,ここが新要素ということになるだろう。

     ラインナップは表2のとおりで,最上位モデルの製品名は「Core i9-9980XE」となる。いずれも11月発売予定だ。

    画像集 No.008のサムネイル画像 / Intel,8コア16スレッド対応の「Core i9-9900K」など第9世代Coreプロセッサ3製品を発表

    画像集 No.005のサムネイル画像 / Intel,8コア16スレッド対応の「Core i9-9900K」など第9世代Coreプロセッサ3製品を発表
     続いてワークステーション向けCPUとしては,Skylake-X世代で28コア56スレッドに対応する新しいCPU「Xeon W-3175X」が登場している。定格3.1GHz,最大4.3GHz,共有L3キャッシュ容量38.5MB,ヘキサチャネル(=6ch)DDR-2666メモリコントローラ搭載,TDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)255Wというモンスターだ。
     1000個ロット時の単価は明らかになっていないが,12月には出荷開始になる予定という。

    Intelの当該プレスリリース(英語)

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    • 関連タイトル:

      第9世代Core(Coffee Lake Refresh)

    • 関連タイトル:

      Core X(Skylake-X,Kaby Lake-X,Cascade Lake-X)

    • 関連タイトル:

      Xeon

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