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「夢100」「アカセカ」のジークレストによる2年ぶりの新作が登場。「星鳴エコーズ」プロジェクト発表会をレポート

2018/10/04 14:00 　2018年10月1日，ジークレストは2019年春リリース予定の新作スマートフォン向けタイトル「星鳴エコーズ」（iOS / Android）のプロジェクト発表会を行った。本稿では，ゲームのコンセプトや世界観，システムが明かされた発表会の模様をレポートする。


　本作は，「夢王国と眠れる100人の王子様」や「茜さすセカイでキミと詠う」などの女性向けアプリを配信するジークレストの2年ぶりの新作となる。本作のプロデューサーであるジークレスト取締役の佐野氏によると，「星鳴エコーズ」はキャラクター同士の成長への共感や関わり合いから名付けた「共鳴」がテーマであるという。恋愛をメインに据えたストーリーではないとともに，これまでのタイトルとは異なる新たなシステムも盛り込まれているそうだ。

　続いてディレクターの宇野氏が登壇し，詳しいゲーム内容について紹介された。「共鳴」育成シミュレーションである本作は，キャラクター同士や，プレイヤーとキャラクターの関わりの両軸で展開する多角的なストーリーが魅力だという。キャラクターによる“友情，勝利，努力”の熱い成長物語や群像劇が好きなプレイヤーをメインターゲットにしており，従来の女性向けタイトルとは異なり，多数の女性キャラクターを登場させるアプローチで「女性キャラクターが好きな女性プレイヤー」にもアピールしたいとのことだった。

　舞台は「塔災」が猛威を振るう世界。人々の命を脅かす塔「フラグメントタワー」を消し去る力を持つ「セプター」が物語の主人公だ。彼らはセプターを育成する特別な教育機関「星鳴学園」の生徒でもある。セプター能力を向上させる力を持つ特異な存在「共鳴者」であるプレイヤーは，学園の教師として，選抜クラスのセプター候補生が集う寮「スピカ寮」を担当することになる……というのが大まかなあらすじとなっている。

応援したくなる，行く末を見守りたくなるようなキャラクターが多数登場するとのこと

謎の「塔」がもたらす災害に立ち向かう「セプター」を育成する物語だ

　本作の大きな魅力の1つであるストーリーは，総計200万字以上にものぼる圧倒的なボリュームになるとのこと。キャラクターとシナリオ原案は，豊富な経験と実績を持つ多数の小説家，アニメ脚本家，シナリオライターが参加するシナリオ制作集団サウザンドスクリプトが担当。「メインストーリー」「キャラクターの個別ストーリー」「生徒同士の相関ストーリー」の3つの柱で，奥深い物語が展開されていくそうだ。なお，メインストーリーはフルボイスになるとのこと。

　音楽は「機動戦士ガンダムSEED」や「ミュージカル テニスの王子様」の楽曲を手がけた佐橋俊彦氏が担当し，メインキャラクターのイラスト原案はキナコ氏，左近堂絵里氏，鈴木次郎氏，Tiv氏，TCB氏，雪広うたこ氏など錚々たる顔ぶれ。さらにキーキャラクターのイラスト原案は高屋奈月氏が，物語の中枢を担う「塔」のコンセプトアートは「ブレイブリーデフォルト」のアートを手がけたTAKORASUなど，豪華制作スタッフが開発に関わっているという。
　登場人物は30名を超えると発表されており，こちらの声優陣も非常に贅沢な顔ぶれだ。どのキャストがどのキャラクターを演じるかを予想してみるのも楽しいのではないだろうか。


　また，本発表会では開発中のゲーム動画とティザーPVが紹介された。クエストパートでは，塔災に立ち向かうためフラグメントタワーの発生源を回収するようにクエストを進めるとのこと。
　スピカ寮での生徒たちの暮らしが見られるルームパートでは，キャラクター同士が会話するシーンを見たり，部屋の模様替えをしたりすることもできる。一方，コミュニケーションパートでは，Live2Dで動くキャラクターをなでたり，プレゼントを贈ってリアクションを楽しんだりすることもできるそうだ。

　発表会の後半は，遠野涼太役の坂 泰斗さんと，サウザンドスクリプト代表の宮沢龍生氏をゲストに迎え，ディレクターの宇野氏から質問をする形でのクロストークが行われた。

写真左から遠野涼太役の坂 泰斗さん，サウザンドスクリプト代表 宮沢龍生氏

　宮沢氏は，初めてこの企画を聞いたときからコンセプトが優れていると感じていたそうだ。多くのクリエイターが関わり多数のキャラクターを作っているため，ある意味統一感がなく，バラけているところが良いところでもあると語っていた。また制作者として，特異な環境にいながらも「青春」を送る彼らの群像劇をとおして，「キュン」とするところを伝えたいとのことだった。

主人公ポジションの涼太は元気いっぱいのキャラクターだ

　坂さんも，これだけ多くのキャラクターがいながら1人1人の設定が作り込まれており，個性が際立っていることに驚いたそうだ。自身が演じたキャラクターについては，1つのことに全力で真っ直ぐに向かっていくタイプだが，弱さもある人間らしい魅力を持っているとし，そこに個性豊かなキャラクターたちが絡むことで，どのように感化されていくのかを見てもらえたらと話してくれた。

　最後にディレクターの宇野氏から「星鳴エコーズ」で“あいうえお作文”をと無茶振りをされた坂さんだったが，「“ほ”んとうに　“し”っかりと考えられたシナリオと　“な”んて素敵なキャラクターたち　“り”くつ抜きで面白いゲームです　“エ”ンジン全開でがんばります　“こ”れからも　“ず”っとよろしくお願いします！」と見事に締めくくってくれた。

　「星鳴エコーズ」は，2018年10月発売のGファンタジーにてコミカライズの連載が開始されるほか，11月にはアニメイトガールズフェスティバル 2018への出展，ラジオ展開など，さまざまなメディア展開を控えているとのこと。今後の情報はティザーサイトや公式Twitter（@hoshinari_PR）にて順次公開されるとのことなので，ぜひチェックしてみてほしい。

「星鳴エコーズ」公式サイト

（C）GCREST, Inc.

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