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伊藤潤二氏とH.P.ラヴクラフト氏の作品群にインスパイアされたホラーADV「恐怖の世界(World of Horror)」の早期アクセス版が登場
Microsoft ペイントだけを用いた“1bit”テイストのレトロなグラフィックスとテキストベースのストーリーテリングが独特の魅力を放つ,恐怖の世界。本作は,1980年代の日本の地方にあるという架空の「塩川町」を舞台に,地域で発生する怪奇事件に関係するさまざまなイベントをこなしつつ,その背後で存在感を増す“古き神”の真実に迫るという内容だ。
東京ゲームショウ2018やBitSummit 7 Spiritsのレポート(関連記事1,関連記事2)でもお伝えしているが,本作は,「富江」シリーズ,「うずまき」などで知られる日本のホラー漫画作家・伊藤潤二氏と,「クトゥルフ神話」で知られるアメリカの小説家・H.P.ラヴクラフト氏の作品群にインスパイアされたものだという。たとえば「口裂け女」のような都市伝説をアレンジしつつも,人間の力ではどうしようもない宇宙的恐怖が描かれているのである。
アーリーアクセス版では,5人のプレイアブルキャラクターと10種類のエピソード(ミステリー)が用意されており,どのミステリーを調査していくかはプレイヤー次第となっている。プレイヤーキャラクターには「STA」(スタミナ)と「REA」(理性)が設定されており,その数値は怪我や,判断ミスなどプレイ中の選択によって減り,これらがゼロになった時点でゲームオーバーになる。サバイバルに成功してクリアできれば,そのキャラクターの経験値は次のミッションに持ち越されるというシステムだ。
誰もいない教室やうらぶれたアパート,森の暗がりなど,日本のホラーファンにとってはお馴染みのシチュエーション,そしてそこに奇妙な風貌の登場人物が当然のように存在するという,非現実な状況や狂気を味わえる本作。前述のとおり現時点でSteam版は日本語非対応だが,コンシューマ機版のリリース情報などと合わせて,続報を楽しみにしておきたいタイトルだ。
Steamの「恐怖の世界(World of Horror)」ストアページ
「恐怖の世界(World of Horror)」公式サイト(英語)
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(C)2020, 2023 panstasz Pawel Kozminski. All rights reserved. Published worldwide by Ysbryd Games Worldwide Limited. Licensed to and published in Asia by Active Gaming Media Inc.
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