イベント
「プロ野球スピリッツ 2019」はよりリアルに,そして遊びやすくなっていた。完成記念の“開幕式”の模様と合わせてプレイレポートをお届け
“開幕式”と銘打たれたイベントには,同作品に解説者として登場するプロ野球OBの赤星憲広さんと里崎智也さん,「スタープレイヤー」モードの彼女候補のキャラクターとして登場する永尾まりやさん,市川美織さん,原あや香さんが登壇。4年振りとなる「プロスピ」の最新作に関するトークやゲームプレイで盛り上がった。
プロ野球のシーズン中はほぼ毎日のように中継やスポーツニュースなどで試合解説を行なっている赤星さんと里崎さんだが,解説を“収録する”という経験は今回が初めてだったとのこと。
「自分で言うのもなんですけど,実際(の解説)とほとんど同じに聞こえますね。棒読みになっていなくてよかった(笑)。満足度はかなり高いです」と里崎さんが語る一方,赤星さんは「普段の仕事と同じと思って臨んだんですけど,かなり勝手は違って緊張しましたね……。反省点は残るんですけど,引退してからもゲームに出られるとは思わなかった。いい記念になりました」とコメント。里崎さんは「(ゲームでしか聞けないような)かなりレアな解説も録ったので,そういう部分にも注目してほしいですね」と,実況・解説のバリエーションの豊富さもアピールした。
ゲーム内の解説についての話がひと段落すると,壇上ではプロ野球の2019シーズンの話題に。MCの清水久嗣さんから「前半戦で印象に残った試合は?」と聞かれると,里崎さんは古巣の千葉ロッテマリーンズが9回裏に5点差をひっくり返した6月16日の対中日ドラゴンズ戦を,赤星さんも自身の古巣である阪神タイガースが,福留選手のサヨナラホームランで勝利した5月5日の対横浜DeNA戦を挙げた。
するとここで,実際の試合のシチュエーションを再現したミッションに挑む「プロ野球速報プレイ」で,赤星さんが自身の印象に残った試合として挙げた阪神対横浜の9回裏,福留選手の打席に挑戦することになった。
1度目の挑戦を1,2塁間へのゴロで失敗となってしまった赤星さん。泣きの1回で再挑戦した打席で見事に右中間への強い当たりを放ちさよならヒットとなるも,現実の福留選手のようにホームランで決められなかったため,残念なことにミッション失敗となった。
続いて行われたのは,赤星さん,里崎さんがペナントレース後半戦で注目しているチームを使用しての直接対決。赤星さんは迷わず現役時代を過ごした阪神タイガースを選択。里崎さんもその流れで千葉ロッテマリーンズを選ぶと思いきや,「注目チームは則本が戻ってくる楽天ですよ(笑)」と,東北楽天ゴールデンイーグルスを選び,打順も1イニング限定の勝負にあわせて強打者を前に並べて勝ちに行く姿勢を見せる。
そんな作戦(?)が功を奏したのか,里崎さん操る先行の楽天は内野安打での出塁やゴロの間の進塁でランナーを進めると,ブラッシュ選手の打席でタイムリーを放ち2得点を挙げる。
対する赤星さんは,1,2番の連打で1点取り返す幸先のいいスタートを切ると,ランナーが溜まった状態で5番福留選手の打席を迎える。プロ野球速報プレイの際は現実のように福留選手を活躍させられなかった赤星さんだが,ここでは冷静に甘めの球を打ち返し,逆点タイムリーで勝利した。
赤星さんと里崎さんの対戦が終了すると,いち選手となって最大30年のプロ生活が体験できる「スタープレイヤー」モードに出演する永尾まりやさん,市川美織さん,原あや香さんが登場。彼女および結婚相手の候補として出演することになった3人による,“誰がナンバーワン彼女候補なのか”を決定するための(?)ホームラン競争が行なわれた。
ホームラン競争は3人それぞれが異なる球団の選手と球場の組み合わせを選んでプレイした。永尾さんは筒香選手+横浜スタジアム,市川さんは松田選手+Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島,原さんは山川選手+メットライフドームを選択。市川さんは球場の広さやゲームに不慣れな点が影響してかスコアは伸び悩んでしまう。永尾さん,原さんは最初の数球でコツを掴んだのか,コンスタントに鋭い打球をスタンドに放り込み,最終的には連続でホームランを放った際に加算されるコンボポイントで決着がつくという僅差で永尾さんがホームラン王となった。
永尾さんには優勝を祝うための(?)ご褒美ミッション,ゲーム内で演じたプロポーズのシーンを,独身の赤星さん相手に再現。スタープレイヤーモードをプレイ時に大きな山場になるであろう「結婚イベント」の魅力をアピールして,イベントを締めくくった。
クオリティとボリュームの両面が大幅パワーアップした「プロスピ2019」を先行プレイ
開幕式の終了後には,メディア向けの先行体験会が行われた。開発陣の解説を受けながら,CPU戦や対人戦,本作の新モードである「甲子園スピリッツ」などを体験してきたので,その感想をお伝えしよう。
まず,PS4で初めてリリースされる「プロスピ」ということもあり,投球や打撃フォームといった選手の動き,汚れやシワもリアルに表現されたユニフォームの質感,汗を浮かべる選手の表情など,グラフィックス面の向上に目がいった。“リアル路線”の野球ゲームとして,プレイ時に感じる満足感や納得感はより高いものになっている。
操作方法に関しては,基本的な部分は変わっていないため久々の「プロスピ」ながらこれまでと同じ感覚で,よりリアルになった試合を楽しめた。
操作方法の変化で気になったところは,ダイレクト投球のタイミングの取り方が変わったところ。リリースサークルも見やすくなり,タイミングを外してしまった場合もこれまでのような暴投にはならない。フォームによって変わるリリースタイミングの振れ幅もこれまでに比べて小さめに調整されているとのことなので,緩急や内外角の投げ分けで打者を打ち取るといった配球の組み立ての楽しさを,過去作以上の手軽さで味わえるだろう。
豊富な特殊能力やストライクカウントで変化する打者の打撃傾向など,実際のプロ野球のデータを反映した能力設定もかなり細かく,自身の応援するチームを見ているだけで時間が過ぎてしまう。また,選手のAIも大幅に強化され,見た目に加えてプレイスタイルも元となったら“選手らしく”再現されているとのことでこちらも注目してほしい。
体験会では,発売後のアップデートに関しても話を聞くことができた。まず発売日の7月18日に配信されるVer.1.01アップデートにて,選手データが2019年5月上旬の成績をもとにしたものに更新され,一部選手を対象とした打撃モーションのブラッシュアップや,ホームラン後のパフォーマンス追加などが行われる。また,対戦など一部のモード向けには,最新の活躍を選手能力に反映させる「ライブアップデート」も定期的に行う予定とのことだ。実際のプロ野球を楽しみつつ,本作の発売をまとう。
「プロ野球スピリッツ2019」公式サイト
- 関連タイトル:
プロ野球スピリッツ2019
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一般社団法人 日本野球機構承認 プロ野球フランチャイズ球場公認 ゲーム内に再現された球場内看板は、原則として2018年プロ野球ペナントシーズン中のデータを基に制作しています。(C)Konami Digital Entertainment
一般社団法人 日本野球機構承認 プロ野球フランチャイズ球場公認 ゲーム内に再現された球場内看板は、原則として2018年プロ野球ペナントシーズン中のデータを基に制作しています。(C)Konami Digital Entertainment
- PS4:プロ野球スピリッツ2019 【店舗限定早期購入特典】海外移籍選手先行入手DLC 配信
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