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宇宙空間を舞台としたマルチプレイFPS,「Boundary」の最新トレイラー公開。発売は2019年後半に
「Boundary」公式サイト
「Boundary」は,中国SIEが2016年に立ち上げたデベロッパ支援プログラム「China Hero Project」の第1期対象タイトルで,その年に上海で行われたゲームイベントChinaJoyで,すでに名前が挙がったという。2018年のChinaJoyには「Project Boundary」というタイトルでプレイアブル出展が行われており,4Gamerにプレイレポートを掲載したほか,CEOなどへのインタビューも行っているので,参照してほしい。
[CJ2018]宇宙空間が舞台のFPS「Project Boundary」がプレイアブル出展。無重力バトルが熱い
中国・上海で開催中のChinaJoy 2018のSIEブースで,新作「Project Boundary」がプレイアブル出展されている。本作は宇宙空間を舞台にしており,無重力状態で戦うため,独特なプレイフィールとなっている。関連動画を紹介するので,宇宙好きの人はチェックしてほしい。
スマホマーケットに背を向け,自分達が本当に作りたいものをPS4で作るということ――「Project Boundary」で,中国から世界を狙う
端緒はPCゲームだったが,いまではすっかりスマホゲームの独壇場になりつつある中国ゲームマーケットでも,あえてコンソールゲームの開発に意欲を燃やす開発者は少なくない。中でも目立っている「Surgical Scalpels」という会社に話を聞いてみよう。
すでにお伝えしたように,「Boundary」は低・無重力の宇宙空間を舞台にしたマルチプレイFPSで,プレイヤーは重武装の傭兵や無法者となって,敵と戦い勝利を目指す。360°すべての方向に移動できる無重力空間が背景であるところが大きな特徴で,どこから敵が襲ってくるか分からず,またEVA(船外活動)ユニットを使った移動も,地上の移動とは大きく異なる。公開されたムービーを見る限り,かなりスピーディな戦闘になるようだ。
ゲームモードとしてはおなじみの「デスマッチ」「Free For All」のほか,詳細は不明ながら「Facility Capture」と「Orbital Purge」が発表されている。「軽いMOBAスタイルのゲーム」が謳われているので,宇宙エレベーターの残骸を中心としたマップの拠点を占領したり,資源を確保したりすることになるようだ。チーム戦の場合,最大5人対5人の戦いが楽しめるとのこと。
武器としてはアサルトライフルやスナイパーライフル,誘導ロケット,EMP手榴弾などが登場し,武器だけでなく装備についても豊富なカスタマイズ要素が用意されているという。SFテーマではあるが,武器や装備は既存のものを基本としており,レーザー銃などは出てこない模様だ。
「Unreal Engine 4」を使用したフォトリアルなグラフィックスも魅力的で,これまでにはないプレイフィールのマルチプレイFPSが期待できる。ちなみに,発表に合わせて公開されたムービーはすべてインゲームのアセットを使って収録したもので,プリレンダの映像は使われていないというから,ちょっと驚きだ。
ドイツで開催予定のgamescomに出展することも発表されているので,その際に発売時期や日本での展開などの続報に期待したい。
「Boundary」公式サイト
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