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  • 発売日:2019/04/16
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    プレミアムエディション 3218円(税込)
    デラックスエディション 6458円(税込)
    アルティメットエディション 1万1858円(税込)
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印刷2019/05/30 13:00

プレイレポート

PS4で本格海戦が楽しめる「World of Warships: Legends」の4つのポイント。全体的に遊びやすく,初心者にも優しい作りに

 2019年4月16日にリリースされた「World of Warships」(以下,WoWs)のPS4版となる「World of Warships: Legends」(以下,WoWs:L)。すでに遊んでいるプレイヤーもいると思うが,日頃PC版で遊んでいる筆者が空いた時間を利用して,ひと月ほど遊んでみて気づいた4つのポイントを紹介していく。
 なお,こういった記事を執筆する際,プレイフィールを書くのが筋なのだが,これに関してはクローズドβテスト時から大きく変わってはいないので,お手数だが当時の記事を参照していただければ幸いだ。

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 現在WoWsはPC版とモバイル版が展開されているが,コンシューマ版「World of Warships: Legends」も開発中となっている。今回は,不定期に開催されているWoWsLのクローズドβテストに参加する機会を得たのでインプレッションをお届けしたい。

[2019/01/22 12:00]

難しい要素は排除してシンプルに


 PC版ではプレイヤーが入手した艦艇に対し,複数の開発可能なモジュールが用意されている。例えば船体にA/B/Cといった感じで3つの改修案が用意されていたり,船体に応じた武装の変化などがある。
 そして,次のティアの艦艇を手に入れるには経験値を投じて複数の船体改修を経た後,目的の艦艇の入手に必要な経験値とクレジットを支払わなければならない。
 次の艦艇を手に入れるための開発だけを行う方法もあるのだが,武装面も強化しなければ効率よく敵に攻撃を加えられない(=経験値を獲得しづらい)ため,必然的に多数のモジュールを開発して次の艦艇を目指すことになる。

 しかし,WoWs:Lではこのモジュール開発が少々異なっており,次の艦艇を手に入れるための経験値貯蓄の途中経過としてモジュールの開発(ゲーム中の呼称はアップグレード)が行える仕様へと変更されている。つまり,モジュール開発と次の艦艇の開発を同時に進行できるというわけだ。
 なお,一部の艦船は搭載できるモジュールだけでなく,搭載されている兵装の仕様がそもそも違うなど,PS4版の独自仕様となっている部分もある。

PC版。見辛いが左上に主砲や船体などのモジュールがある
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PS4版。参考例だが巡洋艦「青葉」(Aoba)を入手するための過程でモジュールが開発できる
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マッチングが早く,待機時間はほとんどない


 筆者がオンラインゲームを遊ぶうえで最も苦痛と感じるのが,マッチングが行われるまでの待機時間だ。対戦相手を探している時間が辛いと感じるのは,筆者だけではないだろう。
 PC版だとコアタイムを外してマッチングしようとすると,対戦相手がなかなか見つからず,数分間待ちぼうけてしまうこともある。その間にスマホアプリを起動して遊ぶこともできないくらいの待機時間なので,それがまた辛い。
 それがPS4版の場合,朝方の5時くらいにマッチングをしようとしても,ティア1やティア2といった低ティア帯でなければ5秒〜10秒ほどでマッチングが完了し,マップのローディング画面へと切り替わる。このテンポの良さは嬉しいところだ。

 もっともこれは,PC版がティア1から10まであるのに対し,PS4版はティアが7までとなっており,プレイヤーが分散しにくくなっているのと,1つのゲームに参加できる人数が少ないというのが要因と言える。
 ともかくPC版からプレイしている筆者としては衝撃的なマッチング環境と言っても過言ではなく,文字通り快適な対戦環境である。

時間帯によっては,ティア1や2での通常戦はややマッチングしにくいが,それ以外のティアなら即と言っていいほどマッチングは早い(PS4版)
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艦艇所有のスロットが撤廃で,気軽に艦艇を増やせるように


 PC版では経験値やクレジットを投じて入手した艦船を,港に保存するためにはスロットが必要だ。このスロットは1隻につき1つ必要で,初期の所持数も限られているため艦船を増やしていくと港がパンクしてしまう。有料のゲーム内通貨であるダブロンを使ってスロットを購入できるが,多くの艦船を港に並べたいプレイヤーにとっては,財布と相談しながら揃えていくことになるため,悩みのタネだった。
 ではPS4版はどうかというと,スロットの概念がなく,どれだけ多くの艦船を獲得しても港がパンクすることのない親切設計となっている。このおかげでPC版では手を出せなかった国の艦船を気兼ねなく入手することが可能になった。
 「好きな艦船を入手するのに躊躇する必要がない」のは思った以上に快適で,個人的にこれが一番嬉しいポイントだ。

PC版は画面右下に「スロットの購入」と書かれており,300ダブロンを支払うことで艦船をストックできるようになる
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PS4ではスロットを購入する必要がないのでガンガン船を増やすことが可能だ
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UIはコンシューマ向けに最適化,状況判断がしやすく


 WoWs:Lはゲーム中に表示される各種UIの位置やサイズなどがコンシューマ向けに最適化されている。例えば,PC版では参加しているプレイヤーの名前や使用艦名,耐久値などが画面に所狭しと表示されるが,PS4版は画面中央にある照準で,艦船を捕捉しなければ表示されない。
 PC版は画面上に映し出されるデータ量は若干情報過多なところがあるのだが,PS4版はスッキリとした画面になっており,初めてのプレイヤーでも状況を把握しやすくなっている。
 比較的ゆっくりとゲームが展開する本作では情報の処理できる量が「強さ」に関わる部分でもあるが,多すぎる情報はその処理を複雑にしてしまうので,個人的にはこのくらいがちょうどいいと感じた。

PC版はやや情報過多ぎみ。慣れればこれでも問題ないのだが
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PS4版ではUIの位置や表示方法が異なり,直感的に判断しやすい
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戦艦「大和」といった高ティアの開放など,今後のアップデートに期待


 以上がPS4版について筆者が気に入っているポイントだ。基本的なプレイフィールはPC版から大きく変わらず,ほぼ同じ感覚で遊ぶことができる。
 ただPC版をプレイしている筆者からすると実装されている艦船のティアが7までしかなく,使用可能な艦船の数はかなり少なめなのが気になるところだ。
 特に,空母が未実装となっており,少々の味気なさを感じる。「第二次世界大戦における艦隊戦といったら空母」と思っている人も少なくないはずだが,今後に期待しておきたい。

雷撃機や爆撃機の中隊で攻撃を仕掛けることが可能なPC版の空母。少し前に抜本的改革で大きく操作方法などが変更された(PC版)
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 そしてティア8〜10には有名な艦船が多く,そこが未実装では少々寂しい。ちなみに有名な艦船とは,日本の戦艦「大和」(Yamato)や駆逐艦「島風」(Shimakaze),アメリカだと戦艦「アイオワ」(Iowa)あたりだろうか。いずれにせよモチベーションに直結する要素なので,ぜひとも早目に実装してほしいところだ。
 ただ,ティアが増えると,マッチング速度に影響がでるかもしれないという懸念もある……のだが,やっぱり大和に乗りたい!

写真は停泊中の「出雲」(Izumo)。フォルムがかっこいい!(PC版)
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 Wargamingのタイトルで忘れてはならない要素が,アニメやゲームとのコラボレーションだ。過去には「蒼き鋼のアルペジオ」や「ハイスクール・フリート」が,そして現在進行系でスマホアプリの「アズールレーン」とのコラボが行われている。
 WoWsの姉妹タイトルである「World of Tanks」のPS4版ではアニメ「ガールズ&パンツァー」とのコラボ戦車が入手できるイベントが開催された経緯もあるので,WoWLでも期待したいところだが……「アズールレーン クロスウェーブ」とのコラボなんてどうでしょうか。

アズールレーンとのコラボは艦長や専用艦だけに留まらず,港ではなく寮舎を実装している(PC版)
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 余談だが,筆者は低ティア〜高ティアまで,まんべんなくプレイするスタイルで遊んでいる。低ティア帯は火力が低いこともあり,至近距離での乱打乱戦といった様相が楽しく,高ティア帯では艦艇に搭載されている兵装が強力なこともあり,バイタルを抜かれ一撃で大ダメージを食らうかもしれない緊張感を楽しんでいる。個人的にはティア4と5あたりが好きで,よくプレイしている。もし出会うことがあれば,ひとつよろしくお願いします。

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