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オブジェクトを描くピクセル1つ1つを物理シミュレート。横スクロールアクション「Noita」のアリーアクセス版が配信中
本作は,フィンランド語で“魔女”を意味するタイトルで,「クレヨン・フィジックス Deluxe」(2009年)や「Baba is You」(2019年)といった評価の高いインディゲームを手掛けた3人のメンバーが集結し,開発を行っている。
キャラクターや背景,エフェクトなど全てがドット絵で描かれており,さらにその1つ1つのピクセルに対して演算による物理シミュレートが加えられる。オブジェクト同士の影響もあるので,体力を削いでいく毒気に対して,水の流れる地形を崩し,まず流れ落ちた水を熱気で水蒸気化,さらに雨を降らせて洗い流すといった行動も可能になっている。
結果によっては予期せぬ出来事も発生することがあり,冷気によって固まってしまった相手にプレイヤー自身も巻き込まれたり,可燃性の高いオブジェクトが燃え広がったりといったアクシデントに見舞われることもある。
そのような不測の事態をチェックして調整を行うためのアーリーアクセス版なので,今のところプレイを続けていくには辛抱強さと大らかさが必要になるのは言うまでもないのだが,とにかく出会った敵をあの手この手で倒しながら,ダンジョン深くに進んでいくというハードコアながらも単純明快なゲームとして楽しめることは間違いない。
この「Noita」のアーリーアクセス版は,2019年9月25日からSteamにて配信しているが,現在はGoGやHumble Store,itch.loでも購入することが可能だ。言語による理解はそれほど必要ではないものの,インタフェースが日本語化されているのはうれしいところで,今後の改良を見守りつつテスティングに貢献したいという人であればチェックしておくのが良いだろう。
「Noita」公式サイト
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Noita
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