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[TGS 2019]「仁王2」はやっぱり面白い“戦国死にゲー”だった! プレイレポートをお届け
「仁王2」公式サイト
今回の試遊で確認できた,前作からの大きな変化は「キャラクタークリエイト」「妖怪化」「妖怪技」「特技」の4つだ。
●キャラクタークリエイト
前作の主人公は基本的にウィリアムで固定。アップデートでNPCに姿を変えられる「姿映し」というシステムが追加されはしたが,自由にキャラクターを作れるものではなかった。しかし本作では,自分なりのキャラクターを作れるようになっている。
出展バージョンでは男女の性別が選択でき,それぞれに外見のプリセットが数種類ずつ用意されていた。侍らしい日本人顔はもちろんのこと,金髪美女や黒人男性などもあり,これまで以上に感情移入が深まりそうだ。
●妖怪化
本作で追加された「妖怪化」は,バトル派のプレイヤーには最も嬉しい新システムだろう。敵を倒すと出現する「アムリタ」を最大限まで溜めることにより,主人公が妖怪に変身できる。変身中は通常技も変化し,戦闘力が大幅にアップ。これまで以上に豪快な戦いを楽しめるという印象だ。
●妖怪技
妖怪を倒して手に入れた「魂代」を装備すると,「妖力」ゲージを消費してその妖怪の技を使用できる。豪快に金棒を叩きつけるなど,これまでになかった技を使うことができ,魂代集めも楽しくなりそうだ。
●特技
「特技」は一時的に妖怪の姿になれるというもので,敵が赤いオーラをまとった強烈な攻撃を仕掛けてきたときにタイミングよくボタンを押すと,カウンターでダメージを与えられる。慣れてくると敵の大技が反撃のチャンスとなるので,立ち回りがより奥深くなった。個人的にはかなり楽しめた要素だ。
出展バージョンの内容は,出だしからプレイヤーを殺しにかかってくるという,実に「仁王」らしいもの。もちろん理不尽な難度ではなく,敵の攻撃はじっくり観察すれば攻略法が見つかるものばかり。慎重に敵と対峙し,隙を突いて畳み掛ける感覚は前作同様だ。また,マップの脇道に逸れると「シブサワ・コウ」という名前の付いた「義刃塚」があり,ニヤリとさせられた(残念ながら,アイテムが不足していたので義刃塚を使うことはできなかった)。
最後に待ち受けるボスの「馬頭鬼」は,巨大なノコギリを振るって大暴れする首から上が馬の化け物。ガードしていても容赦なく掴み技を出してくるなど,かなり厄介だ。筆者も妖怪化や特技を駆使して戦ったが,勝つことはできなかった。ボスまでの道中にいる雑魚を倒すと武器や防具が出現し,これを拾って装備することで戦力アップできるので,まずは良い防具で守りを固めてから挑むといいかもしれない。
緊張感のあるバトルや素早いリトライといった前作の長所はそのままに,豪快な妖怪化やテクニカルに戦える特技,魂代のコレクション要素にも期待できそうな妖怪技といった新要素を盛り込んで,正統進化を遂げた「仁王2」。早くも発売が楽しみになってしまった。
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