プレイレポート
ジャンプヒーローが実在すると錯覚しそうな「JUMP FORCE」プレイレポート。美しさに見とれるビジュアルエフェクトも秀逸
本作の最大の特徴は,リアルに描かれた漫画のキャラクター達が,実在の都市や地形をモデルにしたステージで,迫力のバトルを繰り広げる点だ。漫画をモチーフにした従来のゲームでは,キャラクターはトゥーンレンダリングによるアニメ調で描かれることが多かった。一方,本作のキャラクターは,写実的に描かれており,光の反射や影の部分などもリアルに表現。同様にリアルに描かれたステージの中で暴れ回る姿を見ていると,まるでキャラクター達が実在するかのように錯覚しそうだった。
今回の試遊台で用意されたステージは,E3 2018で公開されたニューヨークとマッターホルンに加えて香港が登場。さらに「ドラゴンボール」の作中に登場するナメック星もラインナップされた。実在の都市では,単に建物や道などを再現しただけではなく,ニューヨークには「NARUTO -ナルト-」の作中で描かれる神樹が,香港には「ONE PIECE」のサウザンド・サニー号などが登場する。
また,ナメック星は地表から自由の女神像が突き出しており,ステージでも漫画と現実が融合。ネオンサインの光や濡れた道路の光の反射などもリアルに再現されている中に,漫画内のオブジェクトが違和感なく調和していた。
なお,1ステージには3つのエリアがあり,攻撃によって相手を大きく弾き飛ばすと別のエリアに移動する。エリアを移動しながら,漫画に登場するオブジェクトを探してみるもの面白そうだ。
対戦方式は,任意のキャラクターを3人ずつ選択して行う,3対3のチーム戦。3戦中先に2勝したチームが勝利となる。今回の試遊では,筆者が孫悟空,ベジータ,フリーザの「ドラゴンボール」チーム,CPUにはモンキー・D・ルフィ,ロロノア・ゾロ,マーシャル・D・ティーチの「ONE PIECE」チームを選択した。ほかにも試遊機に初登場となる「HUNTER×HUNTER」のゴン=フリークスとヒソカ=モロウ,「BLEACH」の黒崎一護と朽木ルキアなど,5作品から12キャラクターが用意されていた。
3D対戦型アクションということで,一見すると難しそうに見えるが,[□]ボタンの連打でコンボが決まるなど,アクションが苦手な人でも簡単に技を決められる。また,技の組み合わせによって自分なりのコンボを見つける楽しさもありそうだ。
バトルシーンで,とくに目を引いたのがビジュアルエフェクト。攻撃を仕掛けると花火のように閃光がきらめき,その美しさに見とれてしまうほど。今回選んだステージが夜の香港だったこともあり,背景の美しさも相まってちょっとした夜景観賞をしているような気分になってしまった。
本作の発売予定は2019年と少し先だが,2018年10月12日〜14日にかけてPS4とXbox One版のクローズドβテストが実施される。同テストでは,今回の試遊機からさらに登場キャラクターが増加。15キャラクターがプレイできる。
また,今回はCPU戦のみだったが,オンラインでの対人戦も可能に。参加には事前抽選に応募し,当選しなければいけない。PS4版は現在応募受付中で,締め切りは9月30日23:59まで。Xbox Oneは未定となっている。応募方法などに関しては,公式サイトを参照してほしい。
50年の歴史を誇る週刊少年ジャンプは,発表済みの本作登場キャラクター以外にも,数多くの国民的ヒーローを生み出してきた。本作でも,参戦キャラクターが順次発表されるはず。どの作品から誰が参戦するのか,続報に注目したい。
「JUMP FORCE」公式サイト
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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