プレイレポート
スマホ向け新作RPG「フリージング エクステンション」CBTレポート。勇敢で色気たっぷりの少女たちとともに世界を魔の手から救え!
Web漫画雑誌「コミックヴァルキリー」で連載中の「フリージング」。アニメ化もされたこの人気作がついにスマホゲームになるということで,発表時から動向を追い続けているファンも多いだろう。学園モノのロマンスあり,迫力のアクションあり,そしてお色気ありの原作が,はたしてどのようなゲームコンテンツに仕上がったのか。CBTのプレイで確認できたゲーム内容と,そのインプレッションをお届けする。
「フリージング エクステンション」公式サイト
※画面は開発中のものです。異次元体ノヴァと戦う少女たちを率いて
存亡の危機にある世界を救え!
別次元より現れ,人類を襲う謎のクリーチャー“ノヴァ”。その恐るべき敵に蹂躙され,滅亡の危機に瀕している2065年の世界が本作の舞台となる。未曾有の脅威に対して必死で抗戦する人類は,ノヴァの生体組織から得た“聖痕”を用い,ノヴァを撃退するための兵士“パンドラ”を生み出す。異次元体の産物を体に宿し,命を賭して未知の敵に立ち向かう少女たちに,人々は最後の希望を託す。
そしてフリージングという特殊な能力を持ち,パンドラとともにノヴァと戦うことのできる“リミッター”と呼ばれるプレイヤーは,対ノヴァ戦術学園ゼネティックスに所属するリミッターとなり,パンドラを率いて世界のため,人類のために戦うことになる。
本作は,そうしたSF設定のストーリーが展開される,バトルあり,キャラクターの育成要素ありのRPGだ。ゲームの進行度に合わせてモードが開放され,やれることがどんどん増えていくが,新米リミッターであるプレイヤーが果たすべき“業務”は基本的に下のふたつだ。ゲームシステムはオーソドックスな設計で,スマートフォンRPGに馴染みのあるプレイヤーであれば,ストレスなく作品世界へ入り込めるだろう。
◎ストーリーモードを進める
主人公が所属するウェストゼネティックスの学園生活が描かれるストーリーモードでは,学生であるパンドラたちがくり広げるドラマを観賞し,リミッターとして彼女らを率いてバトルを行いながら,ステージをクリアして報酬を獲得する。このモードを進めることで,ノヴァがはびこる世界の情勢や,学園の思惑,主人公の過去などが少しずつ明らかにされる。
◎パンドラを育成する
より強力な敵と渡り合うため,小隊(パーティ)を構成するパンドラたちを育成するのもプレイヤーの大事な役目。バトルやイベントの報酬で得た素材を使い,強化(レベルアップ)や昇級(レアリティアップ),スキルレベルアップなどによりパンドラの戦力を高めていく。また,交感モードでパンドラと個々に交流し,好感度を高めて能力を上げることも可能だ。
■この揺れ,本気出しすぎじゃない!? パンドラのアニメーションに注目
ゲームを始めてまず驚かされるのが,画面いっぱいに表示される2Dキャラクターがよく動くことだ。とくにパンドラのアニメーションは肉感的で艶めかしく,キャラクターの動きに合わせてなびくコスチュームや髪などのパーツ,ゆっさゆさ揺れるたわわな実りは,プレイヤーの目を引き付けることだろう。
“命を吹き込まれたかのよう”という形容がけっして大げさでない,生き生きと躍動するパンドラたちのアニメーションがゲームの随所で楽しめるのだが,この揺れ,そして動きは,作り手の本気のこだわりがプレイヤーに伝わってくるぐらいのクオリティだ。いろいろなものが躍動するさまは,実際にプレイしてたしかめてほしいくらいだ。本当に,いろんなものが躍動しているぞ!
編成&戦略が重要なバトルには「フリージング」らしさも
本作のバトルは,敵味方が交互に行動するターン制のコマンドバトルが採用されており,RPGファンには取っつきやすい作りになっている。シリアスなストーリーパートから一転,2頭身にデフォルメされた3Dキャラクターが動き回る様子はユーモラスで,しっかりとアクションを見せながらもテンポは良好。固有スキル発動時にはボイスやカットインが挿入される。
まずクラスだが,すべてのパンドラはフィニッシャー/ストライカー/デコイ/オールラウンダーのいずれかに属し,以下のように能力値のタイプが異なる。クラスごとにバトルでの役割が異なるということで,各クラスが相互に補完し合えるような,攻守でバランスの取れた編成が求められそうだ。
編成時に何よりも重視したいのがクラスだ。序盤はそれほど気にしなくてもかまわないが,強敵とのバトルでは,クラスに偏りのないチームを組む必要があるだろう。
- フィニッシャー:攻撃力に優れたクラス。敵のHPを削るのを得意とする
- ストライカー:コスチューム攻撃が高く,テクスチャーブレイクに特化したクラス
- デコイ:体力と防御力に優れたクラス。回復やバフ/デバフスキルを持つ者が多い
- オールラウンダー:能力値のバランスが取れたクラス
属性はグー/チョキ/パーの3種類のみ。強弱関係がジャンケンの“3すくみ”になっている明解さで,相性的に強い属性で攻撃すると追加ダメージを与えられる。この属性の相性の良し悪しも,敵が強くなるにつれ重要度を増してくる。
■テクスチャーブレイクで敵を弱体化!
敵味方にかからわず,すべてのパンドラは“テクスチャーゲージ”というパラメータを持っており,攻撃を受けた際,相手のコスチューム攻撃の値に応じてこのゲージが減少する。テクスチャーゲージがゼロになると,コスチュームが破壊されるテクスチャーブレイクが発生! ブレイク以降は,相手に攻撃されるたびに追加ダメージを受けてしまう。体力の多いパンドラと戦う場合は,味方にストライカーを起用して早めにテクスチャーブレイクする,といった戦術が有効になるのだ。
■バースト&フリージングでパンドラを援護
リミッター設定でフリージング活性を習得すると,リミッターがフリージングやバーストでバトルに関与できるようになる。そうこれは,リミッターをリミッターたらしめている特殊能力であり,本作のタイトルにもある“フリージング”(特殊能力)だ。いずれも好きなタイミングで発動でき,敵全体に効果のある2種類の能力は,やはりボスクラスの強敵にこそ真価を発揮するはずだ。
育成&交感でパートナーとしての絆を深め
パンドラを一人前の兵士に育て上げよう
パンドラの育成は,強化,昇級,限界突破,スキルレベルアップが4本の柱となり,すべて最初から開放されている。ストーリーモードやチャレンジモードで素材を集め,主力メンバーを積極的に鍛えるべし。
◎パンドラ強化
◎パンドラ昇級
◎限界突破
◎スキルレベルアップ
■交感モードでパンドラとの距離を縮めよう
メインメニューにある交感は,パンドラを1人選んで会話をし,パンドラのリミッターに対する“好感度”を上げられるモードだ。会話中に選択肢が提示されることがあり,その答えによって得られる好感度の度合いが変わる。交感をくり返して好感度レベルを上げると,そのパンドラとの“イレインバーセット”が強化され,パンドラの基礎能力値がアップするのだ。
交感モードの実行には“トークポイント”を消費する。会話の内容は,学園生活に関わるものから,ただの雑談までさまざま。序盤からかなり際どい質問がされることもあり,パンドラによっては意外な選択肢が思わぬ好反応(大量の好感度)を得られることも。そうした反応からパンドラの性格を掴み,最適な答えを返して大量の好感度をゲットしよう。
■聖痕の力でパンドラをより強く
ノヴァの聖痕により誕生したパンドラは,体に「聖痕」をセットすることで能力にボーナス値をプラスできる。「聖痕」は,チャレンジモードの攻略モード,もしくはパンドラを分解して得られる「聖痕のかけら」の融合で作成可能。各パンドラには「聖痕」の装着スロットが複数あり,交感モードで好感度レベルを上げると開放されていく。パンドラの長所を伸ばし,弱点を補強するためにも,この「聖痕」による能力強化をうまく利用しよう。
リミッターの成長に合わせて開放される
素材集めに欠かせないモードを紹介
ホーム画面で選択できるもうひとつのプレイモード“チャレンジモード”には,バトルに挑戦することでゴールドや経験値,素材などの報酬が獲得できるモードが複数用意されている。いずれのモードもゲーム開始時はロックされており,ユーザーレベルに応じて開放されていく。まずはストーリーモードの攻略を進め,全モードのオープンを目指そう。なお,CBTでは残念ながら遊ぶことができなかったが,正式サービス開始後はレイドバトルモードも実装されるようだ。
◎ボーナスモード(ユーザーレベル6で開放)
◎攻略モード(ユーザーレベル8で開放)
◎カーニバル(ユーザーレベル11で開放)
◎Abyss(ユーザーレベル15で開放)
◎派遣モード
原作漫画のテイストや魅力を損なうことなくスマホRPGに落とし込まれた本作は,ビギナーから手練れのゲーマーまで楽しめる作品になっている印象だ。原作に沿ったストーリーや名場面,そこに加えられたオリジナル要素は原作ファンを満足させるだろうし,近未来の特殊な状況下でくり広げられる学園ドラマや,シンプルゆえに完成されたバトル&育成システム,お色気を前面に押し出すビジュアルは,原作を知らないプレイヤーのハートも鷲掴みにするはずだ。
正式リリースは今夏。CBTの時点でほとんど完成形のように思えたが,テスターのフィードバックを踏まえて,さらに磨き上げられるのだろう。遠慮なく期待に胸を揺らせ……もとい,膨らませて待とうじゃないか!
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