「Battlefield V」，オープンβテストを2018年9月6日に開始。「GeForce RTX」を使用したリアルタイムレイトレーシングの最新ゲーム映像も公開

　エレクトロニック・アーツはドイツ時間の2018年8月20日，開発中のFPS，「Battlefield V」（PC/PlayStation 4/Xbox One）のオープンβテストを9月6日に開始すると発表した。
　これは，現地時間の8月21日にドイツ・ケルンで開幕するイベントgamescom 2018に合わせてアナウンスされたもので，加えて，EA Access，Origin Access，Origin Access Premierのメンバー，またはパッケージを予約した人向けに，9月4日から先行アクセスが行われることも明らかになっている。

「Battlefield V」公式サイト

「BATTLEFIELD V オープンベータ」の告知

　今回のOBTでは，トレイラーが公開されたばかりの「ロッテルダム」マップを舞台にしたコンクエストモードと，「アークティック・フィヨルド」マップにおけるコンクエストモード/グランド・オペレーションモードをテストする予定だ。


　公開されたトレイラーからは廃墟になったロッテルダムでの，白熱した戦いが確認できるはず。ちなみにグランド・オペレーションとは，複数のマップやモードのマッチを順に行い，史実をモチーフとした展開を体験するという新たなモードだ。gamescom 2018ではPC版とXbox One X版のOBTクライアントが，一般向けに展示される予定で，どう考えてもドイツのゲーマーがうらやましい。4Gamerも取材班を現地に送っているので，プレイレポートをぜひお楽しみに。

　さらに，gamescom 2018に合わせてNVIDIAが実施したイベントで発表された新世代GPUモデル「GeForce RTX」（関連記事）によるトレイラーも公開された。リアルタイムレイトレーシングを使ったゲーム映像が収録されているとのことで，要注目だ。

DICEとNVIDIAが提携し、
Battlefield Vに採用した最新GPUシリーズ
GeForce RTXで、
圧巻のリアルタイム・レイトレーシングを実現
同技術の映像美を、
こちらのBattlefield V公式GeForce RTXトレーラーで先行配信中

2018年8月20日ドイツ、ケルン―gamescomを翌日に控える中、DICEはOrigin（PC用）、Xbox OneおよびPlayStation 4を対象とする「Battlefield V」のオープンベータテストの開催日を発表し、先行アクセス（※）版は9月4日、通常版は9月6日から実施することを明らかにしました。同テストでは、ゲームの代表的なマップになるであろう「ロッテルダム」マップ（コンクエストモード）、そして「アークティック・フィヨルド」マップ（コンクエストモード／グランド・オペレーション）が登場します。先週発表されたばかりのロッテルダムマップでは、戦場と化したオランダの街中で戦い、今作が秘める力強さと破壊力を存分に味わうことができます。今作から新しくシリーズに加わった「グランド・オペレーション」は、複数のマップやモードにわたるマルチプレイ体験として、史実をモチーフにした強烈な物語の旅へプレイヤーを誘います。今週開催されるGamescomでは、これらのオープンベータ向けコンテンツの先行展示を実施し、展示会場のホール6ではPC版とXbox One X版をプレイすることができます。

またDICEは、NVIDIAの記者会見で発表されたNVIDIAの最新RTX技術を駆使した、Battlefield Vの圧倒的なライブデモ（PC版）を公開。現在NVIDIA RTXプラットフォームで開発されているゲームの中で、Battlefield Vはレンダリング技術にレアルタイム・レイトレーシングをいち早く採用しています。これまで映画界で、実物のような質感の映像をプリレンダリングするために使用されていたレイトレーシングが、NVIDIA RTX プラットフォームで使用可能となり、ビデオゲームでもリアルタイムで映画品質のレンダリングが実現するになります。DICEは、Battlefield VでNVIDIA RTXを使用することで、現実世界における光の反射方法を再現することに成功し、ゲーム内のすべてのステージ、マップ、ロケーションで描かれる反射面の忠実度が向上しています。これにより、Battlefield Vはよりリアルで迫力のある作品となり、戦闘がプレイヤーの全方位で繰り広げられているような没入感を生み出しています。Battlefield Vでリアルタイム・レイトレーシングの使用を可能にしているには、NVIDIAの最新型GeForce RTX 20シリーズのGPUです。

「DICEはゲームスタジオとして、ゲームグラフィックの忠実性を高め、業界の一歩先を進むことを大切にしています」と、DICEのテクニカル・ディレクターのクリスチャン・ホルムキストは語ります。「NVIDIA RTXという新しいプラットフォームのおかげで、車に反射する銃口のきらめきや、水たまりに映る破壊された外壁の精密な反射像といった、今までにない精密さで戦場を描くことができるようになりました。プレイヤーの周囲にあるものがよりリアルになったことで、全面戦争の未来が変わります」

「当社は長年DICEと緊密な関係にあり、このビジョンを実現させるために、昨年の多くをストックホルムでDICEとともに過ごしました」と語るのはNVIDIAのコンテンツ・アンド・テクノロジー部門でシニア・バイスプレジデントを務めるトニー・タマシ氏。「長い間、映画業界で使われてきたレイトレーシングは、ゲーム業界でリアルタイム・レンダリングの目指すべき目標とされていました。DICE社はNVIDIA RTXを活用して、Battlefield Vでコンピューターグラフィックにとっての革命的な瞬間を作り出しています」

NVIDIAとの協力関係を活かし、GeForce向けのBattlefield VにはNVIDIA AnselとNVIDIA Highlightsが組み込まれています。NVIDIA Highlightsは、ゲーマーにとっての最高の瞬間を自動的に動画で保存します。ゲームに直接統合されているため、劇的な瞬間を正確に把握することができ、NVIDIA ShadowPlay技術で自動録画を行います。これにより、バトルフィールドならではの瞬間を簡単に保存できるようになります。

Battlefield Vのシングルプレイヤーモード「大戦の書」では、NVIDIA Anselによって、ゲームの写真を革新的な方法で保存できるようになります。ユーザーは任意のポジションから撮影でき、ポストプロセス・フィルターで調整したり、高精細フォーマットでHDRの画像を保存したり、世界中にスクリーンショットを共有したりできます。

「Battlefield V」は2018年10月19日、Xbox One、PlayStation 4、Origin（PC用）を対象に、世界各地で発売されます。「Battlefield VDeluxe Edition」を注文すると、通常よりも3日早い10月16日にゲームをプレイすることができます（※※）。PCのOrigin Access Premier会員は、10月11日からゲーム全編をプレイできます。PCのOrigin Access Basic会員とXbox OneのEA Access会員（†）は、同じく10月11日から先行プレイトライアルをプレイすることができます。エディションを問わず、「Battlefield V先行志願者特典」が同梱されたゲームを予約したプレイヤーは、オープンベータへの先行アクセスや、兵士のカスタマイズオプション、リリース週に開始するスペシャル任務へのアクセス、「バトルフィールド 1」で使用できる5つの武器への即時アクセスなどのゲーム内特典が提供されます（※※）。

オープンベータに関する詳細は、こちらのバトルフィールド公式ブログでご覧ください。

※先行アクセスでプレイするには、ゲームを先行予約しているか、Origin Access Premier 、Origin Access Basic または EA Access のメンバーである必要があります。
※※諸条件と制限事項が適用されます。Deluxe Editionや先行志願者特典に関する詳細は、www.battlefield.com/disclaimersをご覧ください。「バトルフィールド1 In The Name of The Tsar 」および「バトルフィールド4 Final Stand」のオファーに関する詳細は、こちらをご覧ください。
†諸条件と制限事項、免責事項が適用されます。詳細はhttp://www.ea.com/eaaccessおよびhttp://www.origin.com/store/origin-accessをご覧ください。