コーエーテクモゲームスは本日(2018年9月27日),東京都内において,同日発売となったアクションゲーム
「無双OROCHI3」(
PS4 /
Nintendo Switch)の完成発表会を行った。この発表会では,元なでしこジャパンである
丸山桂里奈さんの「好みの男性」というテーマで,無双武将達から理想の1人が選ばれたほか,同作が「最も多い操作可能キャラクターを持つハックアンドスラッシュゲーム」(
関連記事)としてギネス世界記録に認定された。
会場には「TREASURE BOX」と「プレミアムBOX」も展示された
 |
「TREASURE BOX」と「プレミアムBOX」の両方に同梱される公式設定画集(左)と,「TREASURE BOX」のみの特典となる,声優サイン入り収録台本(右)
 |
 |
■「無双OROCHI3」完成発表会 出演者一覧
鯉沼久史氏(コーエーテクモゲームス 代表取締役社長)
古澤正紀氏(「無双OROCHI3」プロデューサー)
丸山桂里奈さん(タレント/元なでしこジャパン)
ちゅうえいさん(お笑いタレント/流れ星)
瀧上伸一郎さん(お笑いタレント/流れ星)
寺西らら氏(ギネス公式認定員)
左から,丸山桂里奈さん,古澤正紀氏,鯉沼久史氏,ちゅうえいさん,瀧上伸一郎さん
 |
寺西らら氏(ギネス公式認定員)
 |
「無双OROCHI3」は,「真・三國無双」と「戦国無双」の英雄達が集う,タクティカルアクションゲームのシリーズの最新作だ。
まずは鯉沼氏が登壇し,夢のオールスター的な作品の開発秘話を明かした。今でこそ「無双OROCHI」というシリーズとして確立した本作だが,企画当初の仮題は
「三國VS戦国」と対決色の強いもので,何者かに操られた信長が最終ボスになる構想だったという。
しかし,当時戦国無双のプロデューサーだった鯉沼氏が,「信長はコーエーテクモゲームスにとって大切な人物なので,悪者的な扱いにはしたくない」と提言したことにより,オリジナルの最終ボス
「遠呂智」が作られることとなったわけだ。
「無双OROCHI3」では「真・三國無双」と「戦国無双」から夢の共演が展開(左)。今回は「神器」による派手な「神術」がウリとなる(右)
 |
 |
続いてはゲストとして,元なでしこジャパンの丸山桂里奈さん,そしてお笑いコンビ「流れ星」のちゅうえいさんと瀧上伸一郎さんが登壇し,作品の魅力を語った。完成発表会に先だってゲームを遊んだ丸山さんは,「ボタン連打でも簡単に必殺技が出せ,たくさんの人を一気に倒せる。こんなにハマれるものがあるのか,と思いました」と大絶賛した。
流れ星の2人はともにゲーム好き。瀧上さんは,所属する芸能事務所・浅井企画が主催する「浅井企画ゲーム部」の部長を務め,ちゅうえいさんも同部に所属している(
関連記事)。ちゅうえいさんがもっとも注目している武将として挙げたのはなんと
董卓。その理由は,董卓の字“仲穎(ちゅうえい)”と自分の名前が同じであることだという。
ちゅうえいさんの芸名は本名の“仲英”から取っただけに,“ちゅうえい”という珍しい名前同士で親近感が湧いたのかもしれない。「シリーズを重ねる毎に董卓はイケメンになってますね。俺ほど董卓に注目している人はいないですよ」と董卓愛をアピールしていた。
瀧上さんが,三國無双と戦国無双の武将が一堂に集う本作について「ハンバーグと焼き肉とカレーライスが合わさったような豪華さ」と太鼓判を押せば,ちゅうえいさんが「“漢弁当”(おとこべんとう)だ」とフォローするのだから,さすがは息のあった名コンビだ。
続いては,丸山さんとちゅうえいさん&瀧上さんのトークコーナーがスタート。丸山さんへのお題は
「理想の男性のタイプを挙げ,それに一番近いキャラクターを捜す」というものだ。
丸山さんが挙げた条件は「握力が強くワイルドな人」(自分の握力が弱いので),「耳が大きい人」(話をするのに耳が大きいと良く聞いてもらえるから),「視力が悪い人」(視力が悪い人は心を見透かす力があると思うから)の3つ。
これに対して古澤氏が提案した武将は,握力の強い呂布,耳が大きな劉備,メガネをかけた片倉小十郎だ。無双ファンなら簡単に予想がつく無難な感じのセレクションで,うまくコーナーをまとめるのだろうと思いきや,ここで古澤氏は「すべての条件を兼ね備えたキャラクターがいる」と4人目の候補を挙げた。
一見ばらばらな3つの条件を満たすのは,なんと妖魔武将の
「牛鬼」。古澤氏は「牛は視力が弱いし,力も強い(握力が強い)。ほぼ人間だし,危ない目に遭っても棍棒で守ってもらえる。3つの条件を兼ね備えるのは彼しかいなかった」と理由を説明した。
かなりトンデモなピックアップだが,丸山さんは「3つの条件が揃っている人のほうがいい気がします。ほかの3人もイケメンですけど,私は牛鬼さん結構好きですね。遊ぶ時もこの人を使いたいし,“ギュウちゃん”と呼びたい」と快諾した。古澤氏から耳についての説明がなかったことも気にしないのだから,懐が深い。さすがは元・なでしこジャパンだ。
ちゅうえいさん&瀧上さんには「1日神様になれるとしたら,何をしたい?」と,神々が出てくる無双OROCHI3らしいお題が出された。ちゅうえいさんはお笑い芸人らしく「絶対にウケるギャグ」,そして瀧上さんは岐阜の親善大使を務めていることもあり「日本の首都を岐阜にする」と回答し,場内を爆笑に包んでいた。
この日は,無双OROCHI3に対し,ギネス世界記録の認定も行われた。登場キャラクターが170人いることから
「最も多い操作可能キャラクターを持つハックアンドスラッシュゲーム」として認められ,これは2010年にコーエーテクモゲームス自身が「真・三國無双」で申請した52人を大きく上回る数となる。古澤氏も「“力を入れるべきところはここだ“と思っていたので,認められて嬉しいです」と満足げだった。
会場では,丸山さんを巻き込んで「このゲームがヒットするかどうかを天秤に掛ける」というコラボギャグも披露された。ちゅうえいさんの顔は「ヒットする」の側に落ち着き,これで大売れ間違いなしだ
 |
盛り上がった完成発表会もあっという間に終了の時間に。瀧上さんは「次のシリーズには僕たちと丸山さんの3人を出してほしい」とコメント,これにちゅうえいさんは,「牛鬼の方に丸ちゃん(丸山さん)が乗っているのがいいですね。声は俺たち2人が合わせてアフレコする感じで」と,早くも次回作への希望も飛び出し,笑いが絶えない中での閉幕となった。