ASRock，「X670E Taichi」などX670E搭載マザーボード計5製品を9月30日に国内発売

　2022年9月27日，ASRockは，AMDのデスクトップPC向け新型CPU「Ryzen 7000」シリーズに対応する「AMD X670Extreme」（以下，X670E）チップセットを搭載したマザーボード計5製品を9月30日に国内発売すると発表した。従来から定評のある電源回路をさらに強化したのに加えて，すべての製品で8層のPCB基板を採用することでCPUの性能を引き出すという。


　製品ラインナップと税込のメーカー想定価格は以下のとおり。
　

• X670E Taichi Carrara：E-ATX，10万4980円
• X670E Taichi：E-ATX，9万9980円
• X670E Steel Legend：ATX，6万980円
• X670E Pro RS：ATX，5万6980円
• X670E PG Lightning：ATX，5万2980円

　X670Eチップセットは，Ryzen 7000シリーズに対応する最上位製品で，PCI Express（以下，PCIe）5.0とDDR5メモリに対応するのが特徴だ。また，デュアルチップ構成であることを生かして，従来よりも多くのUSBポートを搭載できるのも見どころである。

X670Eチップセットの特徴

　ASRockのX670Eマザーボードで，とくに注目したいのが上位モデルのX670E Taichiだ。CPU部分だけで24フェーズの電源回路をはじめとした高品質の部材を採用する。
　PCIe 5.0対応の拡張ポートと，M.2 SSDスロットを備えており，M.2 SSD向けに空冷ファン内蔵の大型ヒートシンクが標準で付属するという。

X670E Taichi

X670E Taichiには，空冷ファンを内蔵したM.2 SSD用の大型ヒートシンクが付属する

　インタフェースでは，Thunderbolt 4とUSB4に対応したType-Cポートを搭載する。加えて，高速なポーリングレートで通信するゲーマー向けデバイス用のUSBポート「Lightning Gaming Ports」を備えるのもユニークな点と言えよう。

ゲーマー向けデバイス用のLightning Gaming Portsを搭載する

　ASRockの創立20周年を記念した特別モデルであるX670E Taichi Carraraも登場する。X670E Taichiをベースとして，チップセットやI/O部分のカバーに大理石風のデザインを採用したのが特徴だ。

大理石風デザインのカバーを採用したTaichi Carrara

　また，X670Eマザーボードから，ゲーマー向け製品の最下位グレードが，従来の「Phantom Gaming 4」から「PG Lightning」に変更となった。
　X670E PG Lightningは，最下位グレードといえど，14フェーズの電源回路や，上位モデルと同じ8層PCB基板を採用しており，Ryzen 7000シリーズに向けて高い耐久性を備える。

X670E PG Lightning

　また，既存のPhantom Gaming 4にはなかったカバー一体型I/Oバックパネルを搭載するのもポイントだ。

X670E PG LightningにもLightning Gaming Portsを搭載している

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