イベント
[GDC 2018]中国産のパズルアドベンチャー「Iris.Fall」は,漫画風に見えて実は3Dなグラフィックスが特徴的
本作は,自分の飼いネコを追って時計塔に紛れ込んだ主人公アイリスが,さまざまなミステリーを解き明かしていくアドベンチャーだ。筆者がプレイしたのは,公開されたばかりのトレイラーにもある時計塔の中のシーンだったが,光と影をうまく使いながら進んでいくのが特徴となっていた。光の直射がある部分では,アイリス自身が影に変化する。これを利用すると,例えば生身では行けない時計の針の上を歩いて移動できる。
Next Studioは,これまでモバイルゲーム向け作品の下請けメーカーとしての経験があり,中国発の独立系開発チームとして,本作がID@Xboxに承認されることになったようだ。これまでは2Dゲームの開発しか経験がないようで,本作は彼らにとっても野心的なタイトルとなるだろう。
本作は,とくにアートスタイルが秀逸で,パっと見のグラフィックスは,日本の漫画に影響を受けたような,粗い線画そのままの2Dに見えるのに,操作すると3Dであるのが分かる。カメラの移動やズームをうまく利用した演出は,一見の価値アリだ。
残念ながら,デモブースにいた担当者はほとんど英語を話せなかったので詳しい内容は聞けなかったものの,2018年中にPCおよびXbox One向けにリリース予定となっているようだ。