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SilverVineキャストの独占ミニインタビューも! バンド生演奏も披露された「イケメンライブ 恋の歌をキミに」1st FAN MEETING“Real For You”イベントレポート
2018年10月7日,東京の新宿KeyStudioにて開催された「イケメンライブ 恋の歌をキミに」(以下,「イケラブ」,iOS / Android)の1st FAN MEETING“Real For You”。このイベントは「イケラブ」の世界観をリアルで感じられる新プロジェクトだ。第1弾となる今回は,ゲームに登場するバンドグループ「SilverVine」のキャストによる朗読劇や生演奏などが披露された。本稿では夜公演の模様をレポートするとともに,伊東健人さん・大河元気さん・深町寿成さんの終演後独占ミニインタビューもお届けする。
朗読劇〜メンバーのボケとツッコミが冴え渡る!? オープニングトーク
会場に入ると,目に飛び込んできたのはステージに置かれたドラムやアンプなどのセット。場内の壁面をぐるりと囲むスクリーンには「イケラブ」のMVが流れ,まさにライブハウスのような雰囲気を作り出している。
そんななか大きな歓声に迎えられ,それぞれのキャラクターをイメージした衣装を身にまとった深町寿成さん(眞白 奏役),伊東健人さん(千草響一郎役),大河元気さん(天宮アンリ役)が登場し,朗読劇が始まった。
ついに「Own The Night」ライブ当日を迎えたSilverVineのメンバー。ライブ前で緊張が収まらないアンリを落ち着かせようと響一郎がなだめるなか,ひょんなことから今日(10月7日)がミステリー記念日だと話題になり,シェアハウス桜城で起きている不思議な現象の話で盛り上がる。
そんななか,ふと奏がひと言も発していないことに気づくアンリと響一郎。なんと奏は,立ったまま寝ていたのだ! どんな体勢でも眠れるらしいという噂は本当だったらしい。目覚めた奏は,寝ていたことが嘘であるかのように,2人に気合いを入れるべく激励の言葉をかける。
その毅然とした言葉に,緊張しながらもわくわくすると答えるアンリと響一郎。3人はお互いを信じる気持ちを確かめあい,ライブに臨むのだった……。
オープニングトークでは,「お客様に何か質問してみては?」と司会者に話を振られた大河さんが「今日はいい天気ですね」と客席に投げかける。すると一斉に「そうですね!」と元気のいい返事が上がり,新宿アルタビルならではのやりとりに感動しつつ笑い合う一同。続く伊東さんも客席とのコールアンドレスポンスを繰り広げる。
この流れにのって深町さんも……と思われたが,質問を促された深町さんが開口一番に「そうですね……」とコールの前にレスポンスを自らしてしまう。その天然ぶりに場内が和やかな笑いに包まれたオープニングトークとなった。
「イケラブ」のストーリー紹介を挟み,続いて「演じたキャラクターの印象」についてのトークへ。深町さんは最初に奏のキャラクターデザインを見たとき,「今までに演じたことがなかったタイプで驚いた」とコメント。神のようなイメージ,“神感”を出さねばと工夫を重ねたが,ほかの人との関係やヒロインとの恋愛などで次第に変わってくるところがポイントだと話した。
次に伊東さんが,「響一郎は自分と違ってしっかり者だ」と話し始めると,司会やキャストから「伊東さんこそしっかり者のイメージがある」と声が上がる。それに対し,実は工作や料理が苦手で,卵も割れないと,響一郎と違い不器用なところがあると明かす。けれど,自分にはないところを持つキャラクターで楽しく演じることができたと述べた。
大河さんは,「演じたアンリと自分は非常に近かった」と回答。初収録の日,元気よく現場入りしたところ「その感じで台本を読んでください!」とディレクションされたエピソードを明かしてくれた。コミュニケーションに長け,知らない人にでも話しかけられるところも似ているとのことで,トークでも客席を大いに盛り上げる姿が見られた。
SilverVineの魅力を徹底解剖!「犯人は誰だ! 聞き取り大捜査!」コーナー
続いて,SilverVineの魅力を引き出す実験コーナー「聞き取り大捜査」がスタート。ここでどこからともなくレインボーブリッジを封鎖する某刑事ドラマのBGMが流れ出して……。すると大河さんが早速,某刑事のモノマネをし始める。さらにその横で伊東さんがひっそりと頬の内側を舌で膨らませ,某刑事の上司のモノマネするという,見事なネタのキャッチに場内は大きな笑いに包まれた。
ひと笑いとったところで本題へ。このコーナーではキャスト3人が用意されたお面を使ってキャラクターになりきり,“敏腕刑事”による天の声の質問に答えていく。敏腕刑事によると,どうやら3人には「ハートずっきゅ〜ん容疑」がかかっているという。ハートを“ずっきゅ〜ん”された被害者は彼らの目の前にいる観客で,ここから始まる3人への聞き取り捜査を経て,誰が真犯人かを決める流れになった。
まずはアンリが取り調べにかけられる。好きなスイーツを聞かれ,「パンケーキ!」と可愛く答えるアンリに,敏腕刑事も思わず“ずっきゅ〜ん”。もはや言い逃れできない現行犯な気がしてならない。続く響一郎は,敏腕刑事に「おじいちゃんやおばあちゃんに大人気だが,夜は抱かれたい男No.1だそうだな」と聞かれ,「誰がそんなことを……」と潔白を訴える。だが,敏腕刑事はその持って生まれたスペック自体に“ずっきゅ〜ん”の疑いがある! とさらに疑惑を強めた。
奏の取り調べでは,敏腕刑事が「音楽は好きか?」と質問。「好きだ」と応える奏に,少しずつ質問を変えて「愛している」などの萌えセリフを言わせていく敏腕刑事だったが,自ら蒔いた種でまたしても“ずっきゅ〜ん”とさせられてしまうのだった。最後には容疑者3人がハロウィンにちなんだ甘いセリフを,イケボで披露させられる場面も。
そして取り調べが終わったあと,ついに真犯人の判定へ。誰に1番“ずっきゅ〜ん”とさせられたか,会場の拍手の多さで決められることになったのだが,3人ともほぼ同じくらいの大きな拍手が上がってしまう。結局は,彼ら全員が犯人だということでコーナーは終了となった。
サイン入り台本やイラストパネルなどが当たる大抽選会&イベント告知などを経て,ラストはいよいよキャストによる生演奏へ。3人はそれぞれ,「みなさんのために練習してきた。プロの演奏とは違うものだけれど,目と耳でSilverVineを感じてもらえたら」(大河さん),「これから演奏する『最愛PHRASE』(原曲はゲームに登場するキャスト全員による歌唱)はSilverVineバージョン。立てるようならぜひ立って楽しんでほしい」(伊東さん),「ライブハウスだと思って盛り上がってほしい」(深町さん)とコメントした。
そして最後に深町さんが奏になりきって「貴様ら,盛り上がる準備はできているか?」とコール。客席から大きな歓声が上がると,「いいだろう。貴様らを天国へ招待してやる」と宣言し,トークのラストを決めてくれた。
SilverVineキャスト生演奏
インストのBGMがかかるなか,暗転したステージ。最初に響一郎(伊東さん)が登場しステージ中央まで進むと,スティックを握った右手を力強く掲げ,ドラムセットに着く。続いて,黒いジャケットを羽織った奏(深町さん)が堂々たる姿で登場,客席に鋭い視線を投げる。最後に現れたアンリ(大河さん)は,片手を広げ,片手を胸に当ててうやうやしくお辞儀をする。三者三様の登場シーンに,早くも大歓声と拍手が湧き上がった。
響一郎のカウントから,奏のギターリフとアンリのベースが流れ出す。本来は12人の歌唱による楽曲「最愛PHRASE」は,3人がワンフレーズずつを歌うかたちで披露された。堂々とした演奏姿や繰り広げられる音にも驚いたが,もうひとつすごいと思ったのが,彼らが手にしている楽器だ。
奏はプロフィールにもあるとおりの,木目の美しいPRS(ポール・リード・スミス)のギター,Custom24。アンリもプロフィール同様,FenderのAmerican Professionalシリーズのベース。響一郎もPearlのドラムセットで演奏をしており,衣装だけではなく,こんなところも“リアル”が再現されているのかと嬉しくなった。
カリスマ感溢れるヴォーカルだけでなく,ギターソロまで披露した奏,懸命に演奏し歌いながら客席をしっかりと見つめていたアンリ,歌と力強いリズムでしっかりとバンドの音を支えていた響一郎。フロントの2人は最後に響一郎の元に集まり,3人は最後にしっかりと目を合わせて演奏を終えた。笑顔を浮かべたSilverVineのメンバーには,客席から大きな拍手が上がっていた。
サプライズとして,イベントのラストにはリアルファンミーティングらしく3人によるお見送りが行われた。なお,11月のアニメイトガールズフェスティバル2018のステージイベントには,再びSilverVineの3人が集結するとのことだ。ブースでは11月以降に予定しているアプリ内ライブイベントの楽曲が収録されたCD2種類が,無料配布されるほか,描き下ろしのビジュアルを使ったグッズの販売もあるとのことなので,こちらもぜひ忘れずにチェックを!
終演後のSilverVineキャスト3人から
独占ミニインタビューをお届け!
4Gamer:
本日はお疲れ様でした。まずは今日のイベントのご感想をお聞かせいただけますか。
眞白 奏役/深町寿成さん(以下,深町さん):
今回初めてバンドの生演奏をさせていただき,僕自身にとっても記念すべき日になりました。集まってくれたみなさんに感謝するとともに,応援してくださっているみなさんの前でSilverVineとして演奏できたことをとても嬉しく思っています。
MCでも言いましたが,演奏していても本当にライブハウスにいるんじゃないかって錯覚するくらい盛り上げてくださって,僕らとしてもすごく楽しくやらせていただくことができました。
千草響一郎役/伊東健人さん(以下,伊東さん):
「1st FAN MEETING」として,個人的にはとてもいいスタートが切れたんじゃないかなと思います。これからも,末永くみなさんに愛されながら続けていけたらいいなと。イベントでは世界観の説明やキャラクターの掘り下げなどもあり,みなさんに演奏を聴いていただくこともでき,さまざまな楽しみ方ができるものになったのではないでしょうか。時間にしたらあっという間でしたが,非常に濃い時間を過ごせたなと思います。
天宮アンリ役/大河元気さん(以下,大河さん):
今,伊東くんが言っていたようにいろんなコーナーがありましたが,トークではたくさんの笑顔,生セリフや朗読劇では,きゅんきゅんとしたお客さんの表情が,舞台上から見ても分かりました。
演奏中もすごく楽しんでくださっているのが伝わってきて,僕も嬉しかったです。こうして応援してくださるみなさんがいるから,僕らも楽しんで仕事をさせていただけるんだなと改めて思いました。
4Gamer:
みなさんが1人で練習されていたときや,3人揃って合わせたときのエピソードなどはありますか?
深町さん:
スリーピースバンドって,いわゆるリズム隊……ドラムとベースがものすごく重要だと思っています。でも,そこさえしっかりしていれば演奏自体は止まらずに続けられる。2人のドラムとベースは全然ブレなかったので,僕も安心して身を任せることができました。初合わせのときから2人はすごく安定していたので,こんなにしっかりしたリズム隊で演奏できるのは恵まれているなと思いました。
4Gamer:
深町さんと伊東さんはバンド経験がお有りなんですよね。大河さんは……。
大河さん:
バンド経験どころか楽器経験だってなかったんですよ(笑)。本当にイチからでした。
伊東さん:
それが一番すごい。
大河さん:
だから,音楽を専門にやられている方からすれば拙いし,ズレてしまったところもありましたが,とにかく「楽しくやろう!」と思っていました。それができたのは深町くんの言う通りで,この3人だったからだと思います。
生演奏では伊東くんがしっかり土台を作ってくれて,深町くんがそれに色を載せて,僕がそこに茶々を入れるみたいな感じだったというか(笑)。でも感覚として,その感じがSilverVineに見えて,聴こえていたらいいなと思いました。
伊東さん:
バンドといえば僕は学生時代,カラオケに行くようなノリで音楽スタジオに行っていましたね。とはいえ(バンド演奏は)かなりの期間が空いてしまっていますし,学生の遊びじゃなくて,ちゃんと見せるものを作らなきゃってドラムを叩いたのは今回が初めてでした。
4Gamer:
バンドにおけるドラムは本当に重要ですよね。
深町さん・大河さん:
(深くうなずく)
伊東さん:
今回,イヤモニでリズムを聞いていたのは僕だけだったので,そこを崩すわけにはいかず。でもやっぱり演奏を楽しむことが一番かなと思っていて,実際すごく楽しかったので,それは達成できたかなと。それが観てくださった方にも伝わっていればいいなと思います。
4Gamer:
それでは最後に,ファンのみなさまに向けてメッセージをお願いします。
深町さん:
いつも「イケメンライブ」を応援していただき,ありがとうございます。こうしてSilverVineとして1回目のイベント兼ライブができたのも,みなさんがゲームやキャラクターを応援してくださったお陰です。
僕らがライブやイベント,演技でお返しすることで,みなさんが喜んでくれたら幸いに思います。今回キャパの関係で来られなかった方もいると思うので,今後は規模を大きく開催できるよう僕らも頑張りたいです。これからも応援よろしくお願いいたします。
伊東さん:
「イケメンシリーズ」初となる(演者による)ライブ演奏がありましたが,こういう形でお客様とお会いできて嬉しかったです。
今回の“Real For You”というプロジェクトを通して,僕らとしてもよりみなさんを世界に没頭させるというか,2次元と3次元を近づけるようなお手伝いができるコンテンツだと思いました。音楽ものの強みでもある素晴らしい楽曲が今後もどんどん出ますし,演者としても「イケメンライブ」を応援していきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。
大河さん:
この記事をいま読んでくださる方はきっと,検索や一手間をかけて読んでくれている「イケラブ」が好きな方だと思います。今回のイベントができたのは,そんなみなさんの熱い想いがあったお陰です。イベントでのバンド演奏はたしかに難しいところもありますが,みなさんの応援の力で実現できたのも事実なので,これからもその想いにいろいろな形でお返しできたらなと思います。これからも「イケラブ」の世界すべてを楽しみながら,応援していただけたら嬉しいです!
4Gamer:
ありがとうございました。
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